土地家屋調査士のやりがい

形に残る仕事にかかわれる

土地家屋調査士の仕事の一番のやりがいは形に残る仕事にかかわれることです。

土地にしても建物にしても、土地家屋調査士によって測量されたものが登記申請されて法務局に残るのですが、そのように後世にわたって自分の仕事が残ることはなによりのやりがいとなります。

特に、登記申請をするときには、土地家屋調査士○○○○といった形で記名と捺印をしますが、そのときに「自分がしたこの申請が後世にわたってこの不動産の登記内容になり続けるんだな。」と思うと、感慨深いもがあるでしょう。

境界トラブルを解決して感謝される

土地家屋調査士には筆界特定制度という、境界争いを解決する手段の代理業務が認められています。この仕事は、非常にシビアな側面があって、プロセスを一歩間違えればトラブルを大きくしかねないのですが、その分、うまく解決できたときには喜びもひとしおです。

特に、境界争いで付き合いを絶っていたような関係の方同士が、筆界特定制度でどちらも納得して解決したことにより、関係改善のきっかけになったりした場合には、仕事の満足を超えたやりがいを感じるものです。

財産を守って経済発展に貢献できる

土地家屋調査士が登記するものは表題登記というものになりますが、これは不動産の状態(どこにどれくらいのものがあるか)をあらわすものです。

マイホームを建てたり購入したりする場合には、住宅ローンを借りることがほとんどですが、この表題登記がないと住宅ローンを借りることができません。

正確には、表題登記がないものには、住宅ローンの担保としての権利(抵当権といいます)を登記することができないのです。

また、表題登記がないものには、その不動産が自分のものだということをあらわす登記(所有権の登記)ができません。

所有権の登記がない場合に横取りされ、その横取りした人間が先に表題登記と所有権の登記を済ませてしまうと、横取りが正当化されてしまいます。

それを防ぐためにまず必要な表題登記を行うのが土地家屋調査士なのです。つまり、不動産という財産を、間接的ながら表題登記によって守っているといえるのです。