土地家屋調査士に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

土地家屋調査士に向いている性格・適性

文系科目も理系科目もこなせる人

土地家屋調査士は、文系的な素養と理系的な素養、その両方が求められる職業です。

文系のスキルとしては、不動産登記法や民法といった法律に関する知識や、法務局への登記申請に必要となる文書作成能力などが挙げられます。

理系のスキルとしては、土地の測量に必要な計算能力や関数電卓を使いこなすスキル、建物図面の作成に必要な空間把握能力や製図能力などが挙げられます。

文系科目と理系科目、どちらもこなせる人は、土地家屋調査士に向いているでしょう。

ただし、それぞれのスキルについてそこまで高度なレベルが求められるわけではありません。

必要な法律知識が六法すべてに及んでいるわけではありませんし、数学知識も三角関数の基礎が理解できれば十分です。

「こなせる」というのは、「得意である」というよりも、あくまで「苦手ではない」という意味であり、能力的なバランスが取れている人は土地家屋調査士の資質があるといえます。

誠実さが感じられる人

土地や建物といった不動産は、依頼者にとって非常に経済的価値の高い財産です。

そうした大事な不動産に関する手続きを任せてもらうためには、能力や実績の前に、まず誠実さが感じられる人柄であることが必要になります。

また、土地家屋調査士は、境界確定の際など、都道府県が管轄している土木事務所や、役所の道路管理課など、公的機関に勤める公務員の協力を仰がないといけないケースも頻繁にあります。

服装や髪形といった身だしなみ、立ち居振る舞い、喋り方などに気を配り、他人に対して好印象を与えられる人は、担当者からの信頼を得やすく、仕事をスムーズに進められるでしょう。

このため、土地家屋調査士は大半がフリーランスであるにもかかわらず、会社員のようにきっちりした人ばかりであり、茶髪の人や服装がだらしない人はほとんどいません。

勉強し続けられる人

不動産登記法は、その法律自体が古いものであるため、過去の似たような先例を参照しながら臨機応変な運用がなされています。

このため、土地家屋調査士は、一生懸命勉強して資格を取った後も、日々増えていく事例などを継続的に勉強していかなければなりません。

登記事例以外にも、GPSなどを利用した最新の測量技術も学ばないといけませんし、キャリアアップのために、行政書士司法書士といった関連資格の勉強に励む人も大勢います。

そのため、土地家屋調査士は、向上心があり、勉強熱心な人が向いているといえます。

土地家屋調査士になるには? 資格を取るには?

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土地家屋調査士に必要なスキル・能力

粘り強さ

土地家屋調査士の重要な仕事のひとつに、土地の境界を確定させる「筆界特定」という業務があります。

筆界特定を行うためには、依頼を受けた土地に隣接する土地の所有者全員に対して、事情を説明し、境界確定書に署名・捺印をもらわなければなりません。

しかし、誰もがそうした作業に協力的とは限りませんし、仕事の都合で時間が取れなかったり、いつ訪問しても不在だったり、あるいは対象地から遠く離れた場所に住んでいるケースもあります。

地主同士の仲があまり良くない場合などは、ろくに話さえ聞いてもらえず、けんもほろろに追い返されることもあるようです。

このため、土地家屋調査士には、足繁く地主の元を訪れ、納得してもらえるまで何度でも説明を繰り返す、精神的なタフさ、粘り強さが必要です。

営業力

土地家屋調査士は、基本的に独立を前提とした資格であり、多くの人は開業して自身の事務所を経営しますので、仕事は自分で取ってこなくてはなりません。

このため、土地家屋調査士にとって営業力は非常に大切であり、積極的に人付き合いをして、人脈を拡げていく努力が求められます。

測量作業や製図作業というと、職人気質なイメージがあるかもしれませんが、土地家屋調査士は、無口だったりぶっきらぼうだったりする人には務まらない職業です。

土地家屋調査士に向いていないのはどんな人?

肉体労働はしたくないという人

土地家屋調査士は、屋内でのデスクワークだけでなく、屋外でのフィールドワークもかなりの分量をこなさなければなりません。

真夏には炎天下で作業して、体中が真っ黒に日焼けすることもありますし、境界の目印となるコンクリート製の標識を埋め込むために、穴を掘って泥だらけになることもあります。

土地家屋調査士の仕事には、肉体労働という側面もかなり強くありますので、空調の効いたオフィスで1日中仕事をしていたいという人には、きわめて不向きといえます。

細かい作業が苦手な人

土地や建物の測量を行うには、測定機器を正確に扱える操作スキルが必要です。

また、法務局に提出する申請書類は、厳密に書式が規定されており、隅々まで気を配らないと不備になりますし、図形なども書かなければなりません。

CADをはじめ、作業の多くは機械化されているため、そこまで緻密な手先の器用さが求められるわけではありませんが、性格的に細かい作業が苦手な人は土地家屋調査士の適性があるとはいえません。