土地家屋調査士の1日

土地家屋調査士の一日

土地家屋調査士のタイムスケジュールの一例を紹介しましょう。

8:00

出社して朝礼を行います。朝礼では各自の行動予定を確認し、安全に作業するためのポイントや、大切な仕事の失念がないか、十分な確認を行います。

その後、社有車に測量機器や現場作業に必要な道具を積み込み、現場へ出発します。

8:30

現場に到着しました。

この日行う作業は、先日境界立会いを済ませて確定した境界に杭を入れる作業です。測量機材を用いて、杭の位置を正確に決めて打設します。これが今後の、この土地の境界となるわけですから、慎重に施工します。

併せて、作業風景や施工前後の写真を撮影しておき、発注者への納品用の材料とします。

11:00

1件目の現場作業が完了して時間が空いたことから、本日14:00から新しい仕事の打合せを行う顧客が所有する土地に関する情報を集めに、法務局(登記所)に向かいます。

法務局(登記所)では、土地の登記簿や図面関係を確認します。また、境界を確定させるための測量では、その基となる地積測量図等が備わっているかも確認しますし、場合によっては隣接地の土地のことも調査します。

12:00

昼食を取ります。時間に余裕があるときは外食もしますが、現場から離れられないようなときは、弁当を持参したり、コンビニで済ませたりします。

13:00

後ほど打合せを行う顧客が所有する土地の現地を確認しておきます。現地の状況も分からずに打合せはできないので、可能な限り現地をくまなく見ておきます。

特に、古い境界杭が土の下に潜っていないかとか、周辺の土地から越境している者がないかとか、法務局にある地図(公図)や地積測量図と現況の土地形状があっているかなどを確認します。

14:00

顧客との打合せです。今回の顧客は不動産業者で、広い土地を購入して宅地分譲しようと考えているようです。

そこで、既存の境界の確認と、分譲するために土地を分ける作業(分筆)の見積りや今後の手続きについて確認を行いました。

既存の杭については見当たらないのですが、既にコンクリートブロック塀で囲われているので、隣接地の所有者と話をして決めてほしいとのことでした。この辺りの連絡や交渉も、こちらでやることになります。

土地を分ける作業(分筆)は、どのような形状にするか確認できたので、見積りをして後日提出することになります。併せて、今後必要なる書類の一覧を渡して、期日までに準備するよう依頼します。

15:00

市役所に出向いて、境界立会いに必要な手続きの確認と、申請用紙を手に入れます。

これは、先ほどの打合せで依頼された土地が市道に接しており、この土地を測量して境界を確定する場合には市道への手続きも必要になるためです。

16:00

事務所に戻ってきました。

まずは午前中に行った作業を、顧客に提出する成果品に仕上げます。具体的には、各種写真を整理し、測量図面と併せて編集を行います。これが完成したら、内容にミスがないか補助者に渡してダブルチェックをかけます。

補助者がダブルチェックを行っている間に、先ほどの顧客との打合せ内容に基づいて見積もりを作り始めます。また、隣接地の所有者の連絡先等を調べておきます。

18:00

補助者などが仕事から上がります。今日も一日ご苦労様と声をかけて見送ります。

19:00

不動産業者から依頼された分譲用の土地の隣接者に、境界の確認と立会のお願いの連絡を行います。今回は3名いましたので、この3名に電話をして事情を説明し、立会に応じて頂けることになりました。

境界について確認したところ、コンクリートブロックは不動産業者が買った土地の前の所有者がつくったものであるため、コンクリートブロックの外側が境界であるようです。このような重要な情報は、忘れないようにメモ書きしておきます。

19:30

1日の仕事が終わりましたので、退社します。