女性の建築士

求められる女性の感性

かつては、建築士というと「男性の職業」というのが一般的なイメージでした。もともと土木や建築は力仕事であり、建築士には建設現場での現場監督の仕事もあるので、男性のほうが適しているというイメージも強かったのです。

しかし、近年では少しずつ女性の建築士が増えてきています。

試験の合格者の割合を見てみても、男性が78.4%、女性が21.6%となっており、他の職業に比べるとまだまだ女性の割合が少ないとは言え、10人に2人の割合で女性の建築士が誕生しています。

さらに、こうした女性建築士の女性ならではの感性が評価され、大きな舞台で活躍している人もたくさんいます。

また、住宅の設計には、本当に使いやすいキッチンを作ったり家事導線を考えた間取りにしたりと女性の主婦としての経験が活かせる場面も多いため、結婚や育児を経験することがプラスに働くこともあります。

ますます増える女性建築士

男性に比べると人数は少ないですが、そのぶん女性の建築士どうしの結びつきは非常に強くなっています。公益社団法人である日本建築士会連合会には女性委員会が設立されており、毎年女性建築士の活動支援を目的に「全国女性建築士連絡協議会」を開催しております。

こうしたネットワークを作って女性の建築士どうして活発に交流をしており、定期的に研修会を開いて最新の建築法について学習したり意見を交換したりしていて、自己研さんを積む場になっています。

女性建築士の活躍は、ますます広がっていくことが期待されています。今後は、独立して自分の事務所をもつ女性建築士も増えていくことでしょう。