建築士になるための学校

大学や短大、高専の建築学科

建築士になるためには、構造力学や地学などの理系の知識から設計図を描くためのCADソフトを使いこなす技術、優れた設計を生み出す美的センスまで、幅広い分野の能力が必要になります。

こうした能力を磨くために、全国には建築について学べるたくさんの学校があります。

建築士を志望する人の多くがめざすのは、大学や短大、高専の建築学科です。高度な知識やテクニックを学ぶことができる上に、大学院を併設している場合は特に、建築について長く腰を据えて学ぶことができます。

また、「大卒」あるいは「高専卒」という学歴も手に入り、就職先も不動産関係の会社やデザイン会社など選択肢が広がるというメリットがあります。

もうひとつ、大学で建築を学ぶ最大のメリットは、国家資格の試験を受験するための条件をクリアすることができるということです。

従来、二級建築士の国家試験を受けるためには実務経験が必要になることが大半ですが、大学や短大、高専の建築学科を卒業した人は、無条件で国家試験を受けることができます。

この他の選択肢として、高校の建築科を卒業するという道もありますが、この場合は卒業後に3年間の実務経験を積まなければ建築士の国家試験を受けることができません。

建築士の試験対策をするための学校

高校や大学などの教育機関とは別に、建築士の国家試験の受験対策に力を入れている民間の予備校もたくさんあります。

いわゆる大手予備校には「建築士講座」という、建築士の試験対策に特化した講座を開いており、合格をめざす多くの人が予備校に通っています。

こうした予備校に通う人のなかには、高校や大学で建築科に通って勉強をしながら、国家試験対策のために予備校にも通っているという人も多く、いわゆる「ダブルスクール」の状態になります。

建築士の試験は難易度が高く、合格率も低いため、こうした努力が必要になるのです。