独学で二級建築士に合格できる?

合格率の低い二級建築士の試験

建築士の試験は大変難しいことで知られており、建築士をめざす人の多くが最初に受けることになる「二級建築士」も決して合格率は高くありません。

二級建築士の試験は二段階に分かれており、第一段階として、まずは建築法などの知識を問われる学科の試験が行われます。この学科試験の合格者のみ、第二段階である設計製図の試験を受けることができます。

設計製図の試験に合格できれば無事に二級建築士になれるのです。

平成24年の試験の合格率を見てみると、学科試験は21,421人の受験者のうち7,059人が合格しており、合格率は33.0%です。

さらに設計製図の試験では11,651人の受験者のうち6,115人が合格しており、合格率は52.5%です。全体としての合格率は23.1%となり、およそ5人に1人の合格ということになります。

独学で学ぶ人の課題

こうした合格率の低さから、二級建築士をめざす人の多くが「大学の建築学科」「高校の建築学科」あるいは、民間の予備校の建築コースで勉強をしています。完全な独学だけで建築士をめざす人は、少数派です。

独学者が少ない理由として、建築士の試験で設計製図の試験が行われることがあります。

平成25年の課題は、「レストラン併用住宅(木造2階建)」の設計製図で、平成24年の課題は「多目的スペースのあるコミュニティ施設[鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建]」という設計製図でした。

こうした製図は、プロとして活躍している建築士の目で見てもらってアドバイスをもらうことが非常に重要です。独学で取り組むと、課題のブラッシュアップの機会をもつことがどうしても難しくなるのです。

学校や予備校に通わずに独学で試験に臨むのであれば、気軽に相談できるプロの建築士との関係を作るなど試験対策に取り組むことが大切です。