家具職人の給料、年収

見習中の収入は厳しい

家具製作会社や工房で働く家具職人の多くは、社員として勤務し、給料を得ています。職人の世界では、実力次第で大きく報酬が変わります。

見習いの家具職人の初任給は10万円程度といったところもあり、見習いの間は月収が20万円に届かないケースが多いようです。

見習中は勉強期間と考えておいたほうがよいでしょう。

勤続5年程度で一人前の職人としての給料になるところが多く、待遇がよいところでは月収35万円ほどになります。

熟練した職人で職長クラスであれば、月収50万円程度が見込めることもあります。

見習いや熟練した職人を問わず、ボーナスはなく、月々の給料のみの場合が多いようです。

職長クラスであれば、それなりの待遇となりますが、休日が日曜日のみのところも多く、待遇はそれほど恵まれているとはいえません。

年収があがらないケースも

家具業界の現状では、輸入家具などの廉価な家具に押されて、経営状態が厳しいところが多くあります。

家具製作会社や工房によっては、勤続年数が長くても、月収が20万円程度という例もあり、年収ベースで300万円ほどのケースが少なくありません。

家具製作会社や工房の仕事量や技術力によって、大きく待遇が異なります。大規模な家具製作会社や経営基盤のしっかりした工房では、社会保険も完備されています。

しかし、小さな工房では、社会保険に未加入の場合がありますので、気になる人は就職前に確認しておきましょう。

待遇だけで工房を選ばない

自分が身につけたい技術や、創作される家具のデザインの方向性など、家具職人として勤務する家具製作会社や工房を選ぶ際には、待遇面だけでは決められない部分もあります。

何を優先して選ぶかは、家具職人を目指す個々の方向性による部分が大きくなります。

とくに将来、独立を考えているのであれば、その工房で何を学ぶのかということはいっそう重要になってきます。

家具工の平均年収統計

厚生労働省の平成27年賃金構造基本統計調査によると、家具工の平均年収は43.6歳で310万円ほどとなっています。

・平均年齢:43.6歳
・勤続年数:12.3年
・労働時間:175時間/月
・超過労働:14時間/月
・月額給与:234,900円
・年間賞与:271,200円
・平均年収:3,090,000円

出所:厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

平成27年 家具工の年収(規模別 ※男性のみ)

家具工は勤務先の企業規模が大きくなるほど、収入が高くなる傾向にあります。

10〜99人規模の事業所に勤める家具工の年収は302万円、100〜999人規模は362万円、1000人以上規模は432万円、10人以上規模平均は309万円となっています。
家具工の年収(規模別)_27

平成27年度 家具工の年収(年齢別 ※男性のみ)

家具工の年収は、年齢が上がってもあまり変化がないという統計となっています。年収はおおむね250万円~400万円ほどです。

平均年収は327万円となっています。
家具工の年収(年齢別)_27