家具職人の1日のスケジュール・生活スタイル

家具職人の業務スケジュール

修行中は休日返上することも

修行中は、生活のすべてを家具製作に捧げる覚悟が必要です。

就業時間の前後は先輩の技術を見て学ぶ絶好のチャンスですし、休日には家具の展示会に出かけたり、道具やインテリアのお店に出かけたりして過ごすこともあります。

自宅でも道具の手入れに勤しむなど、娯楽はなく修業期間を過ごすことになるでしょう。

こうして新人の家具職人は一日も早く一人前として認められることを目指すのです。

勤務時間は作業に没頭

家具の製作は材料の切り出しから完成に至るまでを一人の職人が担当します。

したがって、勤務時間は自分の製品の完成に向けてひたすら作業に没頭することになり、ときには一日中、誰とも話さない日もあるようです。

家具製作の工程はほとんどが機械に頼らない手作業であるため、家具職人は長時間にわたって集中力を持続させなければなりません。

お客さまとの打ち合わせ

オーダーメイド製の家具を請け負う際には、お客さまと打ち合わせをしなくてはなりません。

打ち合わせにはさまざまな形態があり、お客様に工房に出向いていただきサンプルや実際の商品を見ながら相談したり、家具職人が実際にお客さまの自宅を訪問して寸法を測ったりすることもあります。

業務用家具を手がける場合も同様で、何度か打ち合わせをするなかでお客さまの要望を聞き、ライフスタイルや用途を加味しながら、よりよい提案をしていきます。

こうしたコミュニケーションなくして顧客に喜んでもらえる家具を製作することはできないため、良い家具を作るためには大切な時間と言えます。

材料選びに出かける

家具職人は、家具製作に使う木材等の材料を自身の目で選ぶことを大切に考えている人も多いです。

ときには伐採前の森林を訪問し、加工される前の段階から材料を吟味することもあります。

そうすることで、材料にも感謝の念が生まれ、家具製作により熱が入るのです。

コンテストに参加

販売を目的とした家具以外に、各種コンテストに出品するための作品を製作することもあります。

これは主に勤務時間外に行うことになり、体力的・精神的にも負担がかかります。

しかしコンテストに入賞すれば、その後の活動に大きなプラスになるため、寝る間も惜しんで作品制作に励む家具職人も多いのです。

家具工房で働く家具職人の1日

8:00 出勤
作業に使う道具や工具の手入れを行い、きょうの仕事に備えます。
8:30 朝礼
職人があつまり、作業の確認や進捗状況などを確認します。
その後、各々が作業にうつります。
10:30 休憩
午前の休憩です。
作業を長時間続けるとミスや事故につながる可能性もあるため、定期的に10~30分ほどの休憩をとります。
12:00 昼休憩
勤務中は黙々と作業をしているため、他の職人とコミュニケーションを積極的にとります。
13:00 打ち合わせ
お客さまが工房を訪ねてきたので、どんな家具が必要かヒアリングをし、適切なデザインを考えていきます。
14:00 デスクワーク
打ち合わせの内容を確認しながら、家具のデザインを考えたりサイズの確認をしたりします。
15:00 休憩
午後の休憩をとり、再び作業に戻ります。
17:00 終礼
一日の最後には互いの進捗状況を報告します。
作業が滞っている場合には残業することもあります。
18:00 終了
道具や工具類の手入れをし、仕事終了です。