【2022年版】銀行員の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

銀行員の平均年収・給料の統計データ

銀行員の平均年収・月収・ボーナス

銀行員の給料・年収は、やや高水準で安定性があります。

全体の特徴として、地方銀行よりも都市銀行のほうが、また一般職社員よりも総合職の社員のほうが給与水準は高めです。

「メガバンク」と呼ばれる大手都市銀行に勤める総合職の社員の場合、役職につけば30代後半で年収1000万円を超えるケースもあります。

しかし管理職や幹部を目指す社員たちは厳しい出世競争を繰り広げており、そこから外れてしまうと出向を命じられたり、収入が頭打ちになったりすることもあります。

賃金構造基本統計調査

銀行員の平均年収_2021

厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、銀行員の平均年収は、36.4歳で573万円ほどとなっています。

・平均年齢:36.4歳
・勤続年数:11.8年
・労働時間/月:160時間/月
・超過労働: 16時間/月
・月額給与:366,800円
・年間賞与:1,331,400円
・平均年収:5,733,000円

出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
銀行員
(Indeed)
3,662,705円 時給 1,287円
日給16,037円
月給 259,326円
銀行員
(転職ステーション)
344万円 -
銀行・労金・信金・信組
(マイナビエージェント)
448万円 20代:436万円(男性:439万円、女性:374万円)
30代:532万円(男性:648万円、女性:528万円)
都市銀行
(DODA)
507万円 男性:642万円
女性:430万円
20代: 411万円
30代 :615万円
40代:640万円
50代~:896万円
生涯賃金:3億0,164万円
地方銀行
(DODA)
404万円 男性:465万円
女性:340万円
20代: 338万円
30代 :547万円
40代:660万円
50代~:632万円
生涯賃金:2億4,880万円

各社のデータを見ていくと、銀行員の平均年収は340万円~610万円程度がボリュームゾーンと考えられます。

銀行員は年齢とともに年収が確実に上がっていき、30代で500万円を超えるケースが多いとされています。

なお、銀行といっても日本全国には大きな都市銀行から地方銀行まで多々あり、勤務先によって給与水準は異なり、規模の大きな銀行に勤めるほど高収入を見込みやすいです。

銀行員の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

銀行の多くは年に2回のボーナスを支給しており、支給額は1回あたり基本給の2ヵ月分、年間では4ヵ月分というのが一般的です。

年収550万円の銀行員の場合、手取り月収は27万円~28万円前後と推定できます。

役職がついていない銀行員の場合、基本給はそこまで高くなくても、資格手当をはじめとする各種手当や残業代などで毎月5万円~10万円ほどついていることもあるようです。

都市銀行は福利厚生や待遇も充実しているため、さほど手取りが高くなかったとしても、比較的余裕のある生活を送っている人が多いようです。

銀行員の初任給はどれくらい?

都市銀行に新卒で入社した場合の初任給は、2020年時点で、大卒者で20万円~21万円ほど、大学院卒で23万円ほどが相場です。

地方銀行では差が出ていますが、多くの場合は20万円前後としているところが多いです。

銀行は、給与水準の高さや安定性が魅力といわれるものの、初任給としては決して高額なわけではありません。

しかし、現場で働き始めてからの実績や評価により、人によって給料に差が開いていきやすいのが銀行員の給料の特徴です。

銀行員の勤務先の規模別の年収(令和3年度)

銀行員の年収は、勤務先の企業規模とあまり相関がないようです。

10人〜99人規模の事業所に勤める銀行員の年収は787万円、100〜999人規模は525万円、1,000人以上規模は578万円、10人以上規模平均は573万円となっています。

銀行員の年収(規模別)_r3

上記グラフの基タイトルは「金融営業職業従事者」で証券会社社員など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

銀行員の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)

銀行員の年収を年齢別に見ると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、50~54歳の752万円です。

全年代の平均年収は573万円となっています。

上記グラフの基タイトルは「金融営業職業従事者」で証券会社社員など他職業を含むデータです。

銀行員の福利厚生の特徴は?

大きな銀行に勤務する銀行員は異動・転勤が多い分、福利厚生が充実しています。

とくに住居に関する福利厚生が手厚く、各地に銀行員専用の社宅が用意されていて格安の家賃で暮らすことができますし、利用しない場合でも住宅手当が支給されます。

このほか、よくある福利厚生の内容としては、各種社会保険完備、交通費全額支給、持株会制度、財形貯蓄制度、社員食堂や昼食費補助などが挙げられます。

また、大きな銀行になると事業内保育所やベビーシッター利用の補助金制度などもあり、育児と仕事を両立させやすい環境が整えられています。

有給取得を推奨する職場も増えており、安定した待遇の下で、プライベートも大切にしながら働けると感じている人が多いようです。

銀行員の給料・年収の特徴

会社員の平均年収よりも高収入が期待できる

信用調査会社・東京商工リサーチの調査によれば、国内銀行78行における2021年3月期の平均年間給与(基本給に賞与や基準外賃金を加えたもの)は606万6,000円です。

参考:東京商工リサーチ 2021年3月期決算 国内銀行78行「平均年間給与」調査

会社員の平均年収が441万円(令和元年分民間給与実態調査より)であることと比べると、銀行員の年収は150万円ほど高いことがわかります。

昔から銀行員に「高給取り」「安定職」というイメージを抱く人は多く、銀行に就職すれば安泰と考えられる傾向がありました。

実際、銀行は比較的経営が安定しており、待遇のよさが学生の就職先としての人気を後押ししています。

ただし、ひとことで銀行と言っても銀行の種類(メガバンク、都市銀行、地方銀行など)によって、給料や待遇には違いがあります。

先の調査結果でも、大手銀行の平均年収は767万3,000円なのに対し、地方銀行は620万円となっており、147万円近く差が開いています。

職種によって基本給や昇給ペースが異なる

銀行では、大きく分けて「総合職」と「一般職」の社員が働いており、両者では給料に差が出ることも特徴です。

総合職は営業や融資業務などに携わり、一般職は窓口業務を中心に担当します。

また、総合職の社員は国内外への転勤の可能性や、幹部候補としての期待が寄せられていることもあり、給料は高めです。

同じ銀行に勤め、同じ入社年次や勤続年数であっても、総合職の人のほうが基本給や昇給ペースが速く、さらに給料の上がり幅も大きいケースが多いです。

しかし銀行は良くも悪くも出世競争が厳しく、たとえ総合職であっても、順調に出世していく人と、その道から外れてしまった人とでは、収入にかなり大きな開きが出ることも珍しくありません。

資格の取得で収入アップにつながることも

なお、銀行員は、常に「金融に関するプロフェッショナル」であることを求められます。

そのため、入社後は金融商品や社会経済に関する幅広い知識を身につけるために、さまざまな資格試験や検定試験にチャレンジすることになるのが特徴です。

代表的なものとしては、会計に関する実務について問われる「日商簿記2級」や、金融・証券・保険・年金などについて幅広い分野の知識が必要な「ファイナンシャルプランナー」の資格があります。

さらにこれ以外にも、不動産の取引について問われる「宅建(宅地建物取引主任者)」や銀行業務全般に関する知識が問われる「銀行業務検定試験」などもあります。

こうした資格・検定試験への合格は、単に知識を身につけることができるだけでなく、資格手当につながることもあります。

いつもの給料にプラスして月々の手当がもらえるようになるため、大きな収入アップが見込める場合があります。

銀行員が所属する代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 773万円 38.3歳
株式会社三井住友フィナンシャルグループ 842万円 38.0歳
株式会社みずほフィナンシャルグループ 729万円 38.1歳

出典:2022年現在(各社有価証券報告書より)

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの平均年収

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは国内最大の民間金融グループで、三菱UFJ銀行のほか、グループ各社で信託や証券、カードなど多様な金融事業を展開しています。

連結では13万人を超える従業員を抱え、国内各地のほか海外にも多数の拠点があり、多様な仕事に就くチャンスがあります。

株式会社三井住友フィナンシャルグループの平均年収

株式会社三井住友フィナンシャルグループは国内大手金融グループの一つです。

傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなどがあります。

株式会社みずほフィナンシャルグループの平均年収

株式会社みずほフィナンシャルグループは、旧富士、第一勧業、日本興業の3行を前身とする、国内3大金融グループの一つです。

みずほ銀行のほか、みずほ信託銀行、みずほ証券などのグループ会社があります。

銀行員が収入を上げるためには?

銀行員は全体として安定した収入を得やすいですが、少しでも高収入を求めるのであれば、やはり規模の大きな都市銀行へ就職するのが一番です。

メガバンクと呼ばれる銀行に総合職として入行し、順調にキャリアを築いていけば、どんどん昇進・昇給し、30代半ばから後半にかけて年収1000万円に達することも不可能ではありません。

しかし、銀行内部では常に激しい出世競争が繰り広げられているため、何か重大な問題やトラブルを起こしてしまうと、一気に出世ルートから外れてしまう厳しさがあります。

管理職になれなかった場合には、40代から50代でグループ会社や取引先に出向となり、そのまま定年を迎える人も多いです。

都市銀行以外で高収入をねらうとなると、入社ハードルは非常に高いものの、外資系投資銀行に勤めることができれば、さらに高額な収入を手にできるチャンスがあります。

入社数年で年収800万円ほどに達し、40代以上では年収2000万円を超える人も珍しくありません。

外資系投資銀行は業界全体の景気や個人成績によっても年収の変動が激しいですが、キャリアアップできれば都市銀行以上の収入が得られます。