銀行員の退職金はいくら? メガバンクと地方銀行の違いや定年の年齢についても解説

銀行員は高収入が得られる職業ではあるものの、定年退職の時期は他の職業よりも早めとなることが特徴です。

退職する際には、各企業の規定に沿った退職金を得ることができます。

今回は、銀行員の退職金や定年の時期について詳しく解説します。

銀行員の退職金はどれくらい?

銀行員の退職金は、一般的には2000万円から3000万円程度といわれています。

他の業種と比較すると、銀行員の退職金は高水準です。

ただし、所属する銀行や職種によって退職金の額は異なり、現役時代の年収の差が大きいと、それだけ退職金の差額も大きくなります。

たとえば、同じ「支店長」という立場でも、メガバンクの支店長と小さな地方銀行の支店長では、年収に数百万円以上の差がつくこともあります。

また、同じメガバンクに勤めていても、役員までのぼりつめた人と、一般職のままで退職した人では、これまた大きな年収の差が出るものです。

こういった事情を踏まえ、メガバンクや都市銀行の役員の場合、退職金は4500~5000万円を超える場合もあるといわれます。

一方で、地方銀行で役職がつかないまま退職するケースでは、退職金が1500万円~2000万円程度となることもあります。

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銀行員の定年時期

銀行員は、50歳から55歳くらいになると、役職定年となって、実質的に銀行での仕事から離れることがあります。

たとえば、銀行の関連会社や、銀行の紹介によって一般企業へ移り、銀行時代とは異なる業務に携わるケースが多いことが特徴です。

50歳前後で「出向」を命じられる人が多い

銀行員の定年は一般的に60~65歳で、多くの銀行員はこの時期に退職を迎えます。

三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行の三大メガバンクは、2024年時点で、いずれも定年が65歳になっているようです(今後、変わる可能性はあります)。

しかしながら、実際には65歳まで銀行員として第一線で働くケースは多くなく、実質的な定年は55歳前後といわれます。

というのも、銀行員は支店長ほどのポジションにまでなっても、役員候補になるなど更なる昇進の機会が限られている場合、50歳を過ぎると関連会社や取引先への出向や転籍を命じられることが多いからです。

出向とは「会社の業務命令によって、会社に在籍したまま、子会社や関連会社で業務に従事すること」を意味します。

出向先としては大手取引先の役員や経理部などが多く、融資や銀行関連の手続きなどに従事し、銀行との取引を円滑に進めることが期待されます。

出向・転籍すると大幅に給料が下がる

出向は、人件費を削減するために給与を減額することが主な目的とされています。

そのため、出向した人の年収は、銀行に勤めていた時代よりも基本的に下がる傾向があります。転籍も同様です。

一般的には、出向・転籍後の給与は元の給与の約6〜7割程度、あるいはそれ以下になることが多く、再度銀行に戻ることは困難とされています。

そのため、一般的に年収が高い銀行員であっても、銀行を離れる前に貯蓄を増やしておく必要があります。

また役員などの高いポジションで定年まで銀行に残って良い待遇で働きたい場合は、45歳頃までには実績を積み上げ、昇進の機会を掴むことが重要です。

一般職は定年まで銀行で働く人もいる

銀行員とはいっても、全員が出向や転籍するわけではありません。

たとえば、支店長などの役職に就いていない銀行員や一般の窓口担当をしている女性銀行員は、50歳以上になってから裏方業務の部門に異動し、60~65歳まで銀行員として働くこともできます。

裏方としては、主にヘルプデスクやマニュアル作成、監査担当などを担当します。

いったんは役職定年を迎えた人が、嘱託として再雇用されることもあります。

しかし、こういった場合の給料は現役時代と比べて大幅に減少するため、それを見越したライフプランを立てておく必要があります。

役職定年後や出向・転籍後の仕事内容

銀行員として定年を迎えた人の、その後の過ごし方やキャリアはさまざまです。

銀行員の定年退職後は、関連会社へ就職する人が目立ちます。

メガバンクを含む銀行業界では、事務センターなどを通じて関連会社を設立しています。

これらの関連会社は、不動産部門や福利厚生、調査機関など、さまざまな分野に存在し、銀行員の転職先としての役割を果たしています。

また、銀行の紹介や関係を通じて、取引先である一般企業への再就職も見られます。

これらの関連会社や一般企業への就職は、銀行員の経験や専門知識を生かすことができるため、一定の需要があります。

また銀行業界で得た知識を生かして、コンサルティング業務や経理職に就くことも可能です。

もちろん、自分でまったく異なる仕事を探したり、関心のある分野で起業をしたりする事例もあります。

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「銀行員の退職金・定年」のまとめ

銀行員の退職金は、2000万円~3000万円の範囲内といわれていますが、メガバンクと地方銀行では大きな差があります。

なお、銀行員の定年は一般的に65歳ですが、実際には定年まで銀行員として働くことができる人は少なく、50~55歳前後で関連会社や一般企業へ出向・転籍する人が多いです。

定年後の銀行員の生活は多岐にわたります。銀行員としての知識や経験を生かすことで、新たなキャリアや収入源を得ることもできるでしょう。