【2021年版】信用金庫職員の給料・年収

信用金庫職員の平均年収・給料の統計データ

信用金庫職員の平均年収・月収・ボーナス

信用金庫は、一般的な民間企業とは異なり、地域経済の発展を目的とする非営利法人です。

組織形態が株式会社ではありませんので、たとえば上場企業などのように、社員の給料を公開しているところはひとつもありません。

このため、信用金庫の給料実態を知るためには、各信用金庫に実際に勤めている職員の口コミに頼るしかなく、統計としてはかなり不完全なものになります。

ただ、複数の信用金庫に関する口コミを数多く集計していくと、その給料はおおむね400万円~600万円前後に集中していることがわかります。

基本的には、豊富な資金力をもつ都市部の信用金庫ほど給料が高く、地方で業容の小さい信用金庫ほど給料は低くなる傾向にあります。

同じ金融機関で比較すると、地方銀行は年収500万円~700万円ほどがボリュームゾーンですので、信用金庫はそこから少し下がるイメージです。

職業・出典 平均年収 年収詳細
信用金庫
(Restart第二新卒)
604万円 -
播州信用金庫
(転職会議)
398万円 平均年齢31.5歳
朝日信用金庫
(エンライトハウス)
441万円 平均年齢32.6歳
城南信用金庫
(就活の未来)
643万円 平均年齢41歳

信用金庫の手取りの平均月収・年収・ボーナス

信用金庫のボーナスは、個人や支店の営業成績などによる影響を受けるものの、夏と冬の年2回、それぞれ月給の2ヵ月分ほど支給されるケースが一般的です。

平均的な信用金庫職員の年収を500万円とすると、月収の額面金額は約33万円、ボーナスの額面金額は年間約133万円になります。

そこから、厚生年金や健康保険などの社会保険料、所得税や住民税などの税金を差し引いた手取りは、独身者の場合で月々約26万円、ボーナスが約107万円です。

月給、ボーナスともに日本人平均をやや上回る水準であり、普通に生活していくには問題ないでしょう。

信用金庫の初任給はどれくらい?

信用金庫職員の初任給については、各信用金庫のホームページに採用条件のひとつとして明記されています。

金額は学歴によって異なり、大卒で19万円~21万円前後、短大・専門学校卒で15万円~18万円前後、高卒で14万円前後が相場となっています。

金融機関というと、高給取りというイメージがあるかもしれませんが、信用金庫の初任給はほかの業界と比べてもごく一般的な水準です。

ただし、基本給に加えて残業手当などが上乗せされますので、実際の支給額はもう少し上になるでしょう。

信用金庫の福利厚生の特徴は?

信用金庫の福利厚生は、かなり手厚い水準にあります。

通勤手当や住宅手当はもちろん、残業手当もきちんと支給されますし、資格によっては資格手当が、管理職になれば役付手当が付きます。

とくに充実しているのは、金融機関らしく、住宅ローンや財形貯蓄、生命保険などの資産形成に関する優遇制度です。

これらの制度をうまく活用すれば、家計には大きな余裕が生まれ、実際の生活は年収以上に恵まれたものになるでしょう。

組合員限定の共済金貸付制度もあり、万が一のときも安心です。

信用金庫の給料・年収の特徴

実力主義のところが増えている

信用金庫というと、提供しているサービスが公共性が高いということもあって、その給与体系も、公務員のような年功序列であると考える人も多いかもしれません。

堅実なイメージの通り、能力や成果に関係なく、給料やボーナスが平等に支給される信用金庫もあります。

しかし近年は、従来のような一律ではなく、実力によって差を付けるところが増えています。

年2回のボーナスは、営業成績によってインセンティブが付き、優秀な職員は若手のうちから1度で100万円を超える金額が支給されることもあります。

役職者への昇進も、実績しだいです。

若い人では30代で支店長に任命される人もいます。

近年は、人口減少などによって、地方の信用金庫を中心に経営環境の厳しさが増しています。

競争力を発揮して生き残っていくためにも、こうした能力によって給料に差をつける動きは、ますます積極化していくものと思われます。

なお、実力主義なのはあくまで総合職として入庫した場合であり、一般職の場合は、どこの信用金庫であっても、キャリアに応じて順当に昇給していきます。

景気の波に左右されない

銀行や保険会社など、一般的な民間の金融機関の場合、その給料は世の中の景気の影響を強く受けることになります。

とくに近年は、金融機関は。為替差益や株式の売買益、海外開発への出資といった投機によって得ているので、業績の浮き沈みも激しくなります。

信用金庫の場合、収益は地域顧客への貸出金利や、国債など安定資産の運用によって得られていますので、経済市況など外部環境から受ける影響は限定的です。

信用金庫職員の給料やボーナスも、民間の株式会社より安定しており、変動幅が少ないことが特徴です。

たとえ景気がよくても、大きく給料が増えないのはデメリットともいえますが、やはり不景気に強いほうが、生活していくうえでは心強いでしょう。

ほかの金融機関と比べると給料は低め

信用金庫の給与は、全業種平均でみると比較的高い水準にあります。

しかし、銀行などのほかの金融機関のなかでは、相対的に低めであることが特徴です。

たとえば支店長クラスの給料を比べると、信用金庫ではおよそ800万円前後が相場ですが、地方銀行であれば1000万円以上が相場となります。

これがメガバンクの支店長ともなれば、年収1500万円ほどが平均であり、信用金庫の2倍近い金額です。

銀行は民間の営利企業であるぶん、収益目標については信用金庫よりはるかにシビアであり、責任者である支店長は重いプレッシャーを引き受けないといけません。

また、隔地転勤もつきもので、支店長は2年~3年ほどの短い期間で全国を転々とすることになります。

信用金庫の給料は銀行ほど高くはないものの、心身ともにバランスを取りやすく、また転勤もない、働きやすい職場といえるでしょう。

信用金庫職員が収入を上げるためには?

信用金庫職員が収入を上げる最も効果的な方法は、できる限り早く役職者に昇進することです。

役職者に昇進すると、「みなし残業」として残業代が加算されるために、基本給が一気に上昇するうえ、別途役付手当が支給されることもあります。

平職員と役職者では、同期でも年収に100万円以上の差がつくことも珍しくありません。

大手信用金庫の支店長クラスになれば、年収1000万円という大台に達している人も見られます。

昇進するためには、日々の営業活動で優秀な成績を収めるとともに、各種資格も積極的に取得していく必要があります。

信用金庫によりますが、銀行業務検定や簿記の取得などを昇進の条件としているケースが一般的です。

出世競争は厳しく、長い期間にわたる努力が求められますが、がんばったぶんはきちんと評価され、報酬となって自分に返ってくるでしょう。