銀行員として勉強しないといけないこと(体験談)

業務に関連する幅広い知識

銀行員は幅広い知識が必要な仕事です。

学生生活が終わると、「就職して、ある程度の役職までのぼりつめたら勉強しなくて良い」と思いがちですがそんなことはありません。

義務ではないですが、ずっと勉強が必要な仕事だと思います。

銀行業務だけではなく、証券関係やマーケット、相続、不動産など、明るければ明るいほど業務に役立つ知識を上司・先輩方も身につけようと取り組んでいました。

納得のいくまで資格試験などに取り組んでいく必要があります。

また、勤務を続けていると銀行業務に関連する法律の改正等も起こります。

ニュースに敏感になっておき「改正されそう・改正された」際にはいち早く対応できるようにアンテナを張っておくことも大切です。

お客さまのニーズを見抜く力

お客さまの信頼があってこそ、取引・取引の継続につながります。

信頼は一朝一夕で得られるものではありません。継続してお客さまのために接すると同時にトーク力や個性など、自分自身を磨く必要があります。

天賦の才でこなしていく人も多くいますが、努力によって磨かれる部分も大いにあります。

「お客さまに何が必要なのか」「どのようにご案内するのがニーズに叶っているのか」を見抜く力と、どの言葉を使ってお客さまのお心に近づくのか、参考書からは学べない能力を身につけなければなりません。

強い心・強い精神

銀行員はお金に関する仕事です。それは自分自身、お客さま、同僚など、人間の精神に大きな影響を及ぼします。

借金があるとき、欲しいものがあるとき、やりたいことがあるとき…。お金を目の前にしても揺るがない強い心を持って仕事に接することが求められます。

「どうしても今日送金をして欲しい」「お金を貸して欲しい」「キャッシュカードを使えるようにしてほしい」などと、お客さまに泣きつかれることもあります。

何とかしてあげたいけれど、できないものはできないと丁寧にお伝えすることが必要です。

ミスの許されないピリピリとした空気の中でも自分のペースを崩さず、正確で迅速な処理・対応を行うことも大切です。

銀行員は、どのシーンにも強い精神が要求される仕事であると考えます。

参考書等のテキストを用いて勉強できることばかりではありません。

ですが、力をつけることによって仕事がしやすくなるのはどの仕事も同じです。幅広く、柔軟に学習できる銀行員になってください。