外資系金融企業社員の年収はいくら? 給料についてくわしく解説

成果次第で高収入に

外資系の金融企業には投資銀行から保険会社までさまざまな種類がありますが、一般的には、この業界は非常に給料が高いことで知られています。

日本国内の企業であれば、大卒の新入社員の初任給は月給20万円に届かないことも多いですし、年収にして300万円前後ということも決して珍しくないでしょう。

しかし、外資系の金融企業の場合は、20代の若手社員であっても能力や成果次第で年収1000万円を超えることがあります。

誰もが名前を知っているような世界的な企業ともなると、年収数千万円になることもあるようです。

この業界は厳しい実力主義で知られていますが、それは言い換えれば年齢や性別に関係なく活躍の機会を得られるということであり、若くして高収入を得て早期退職することも可能だということです。

大きな目標を掲げてがんばりたい人にとっては、挑戦のし甲斐があるフィールドといえるでしょう。

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実力主義ならではのリスクも

もちろん、こうした高給の背景には、外資系の金融企業ならではのリスクやデメリットというのもあります。

まず、外資系の金融企業の多くが一年間の給料の額を決めて支払う「年俸制」を採用しているため、残業時間が増えたとしても給料の額には反映されません。

効率よく仕事を進めることができなければ給料は変わらないなか残業時間だけが増えていくので、タスクの管理能力が問われるといってもよいでしょう。

また、日本企業のような「年功序列制」や「終身雇用制」ではないため、社歴や年齢に応じて昇給されるわけではありません。

実力が不足したり経営が傾いたりすれば、あっという間に減給されたり解雇されたりしてしまうので、安定を求める人には厳しい世界となるでしょう。

また、日本の企業のなかには、社宅や社員寮を完備していたり、保養所やスポーツジムが格安で利用できたりする福利厚生が充実していることがありますが、外資系の場合はあまりこういった福利厚生には期待できないようです。

高収入が期待できる業界である一方で、上記のようなリスクやデメリットもあるので、自分の人生設計や家族の意見をよく考慮したうえで就職を決めることが大切です。