保健師国家試験の難易度、合格率

保健師国家試験について

合格率は高め

保健師として働くためには、保健師国家試験に合格し、保健師免許を取得しなければなりません。

ただし、この国家試験には受験資格があり、「看護師免許を取得していること」と「保健師養成のためのカリキュラムを修了していること」が条件となります。

国家試験の内容は、筆記試験と実技試験の両方で成り立っており、それぞれに合格すると保健師免許が取得できます。

合格率については、例年多少波があるものの85%以上となっており、年度によっては90%を超えている時もあります。

ただし、専門的な内容の試験であることは確かです。また、保健師国家試験は保健師養成課程で学んでいる人が受験するものであるため、受験生は皆、それなりの勉強をしたうえで受験している結果であるということは理解しておいたほうがよいでしょう。

とはいえ、保健師養成のための学校でしっかりと学んでいれば、問題なく合格できる難易度といえます。

新卒のほうが合格率は高い傾向に

合格者の内訳を見てみると、新卒と既卒では合格率に差が出ています。

たとえば、第101回保健師国家試験では、新卒の合格率が92.6%であるのに対し、既卒の合格率は43.1%。第100回保健師国家試験では、新卒の合格率が88.8%であるのに対し、既卒の合格率は36.1%という結果となっています。

この数字を見ても、学校で専門的な内容を学び、そのまますぐに国家試験を受験する新卒のほうが、やはり知識の定着率といった面で合格しやすい傾向にあるのかもしれません。

保健師になるには

保健師国家試験受験者数の推移

保健師国家試験の受験者数は、平成20年度から増加傾向にありましたが、平成27年度試験では、大学での保健師カリキュラムが選択制や選抜制になり、履修する学生が減少しているため受験者数は約8,000人減少しました。

保健師国家試験受験者数_27

保健師国家試験合格率の推移

保健師国家試験の合格率は、85%から100%近くとなっています。平成27年度試験では、89.8%となりました。

保健師国家試験合格率_27

平成27年度 保健師国家試験新卒・既卒の受験者数、合格率

平成27年度保健師国家試験の受験者数は、新卒が8,295人、既卒は504人で比率にすると、新卒94.3%、既卒5.7%です。

合格率は新卒の方が高く、新卒92.6%、既卒43.1%となっています。

保健師国家試験新卒・既卒合格率_27

平成27年度 保健師国家試験の概要

試験日 平成28年2月16日(火曜日)
試験地 北海道、青森県、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
受験資格 文部科学大臣の指定した学校において1年以上保健師になるのに必要な学科を修めた者(平成27年3月18日(水曜日)までに修業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、平成27年11月20日(金曜日)から同年12月11日(金曜日)までに試験地を管轄する地方厚生局又は地方厚生支局に提出すること。
試験科目 公衆衛生看護学、疫学、保健統計学及び保健医療福祉行政論
合格率 89.8%(平成27年度)
合格発表 平成28年3月25日(金曜日)午後2時に厚生労働省、地方厚生局及び地方厚生支局にその受験地、受験番号を掲示して発表
受験料 5,400円
詳細情報 厚生労働省 保健師国家試験

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