【2021年版】助産師国家試験の難易度・合格率

助産師国家試験とは

助産師国家試験の合格率は高い

助産師として働くためには、看護師国家試験の合格者に与えられる「看護師資格」と、助産師国家試験の合格者に与えられる「助産師資格」のふたつの免許が必要です。

助産師国家試験を受験する際には、看護師免許(取得見込み含む)を有することが受験資格となっています。

令和2年度の試験結果を見ると、看護師国家試験の合格率は90.4%(うち新卒者95.4%)。助産師国家試験の合格率は99.6%(うち新卒者99.7%)となっています。

これらの結果からもわかるとおり、いずれも新卒者の合格率は90%超と高く、養成課程でしっかり勉強をして臨めば、合格する可能性は高いでしょう。

助産師国家試験の試験内容としては、筆記試験で基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健及び助産管理が問われます。

しかしながら、既卒者の合格率は看護師国家試験では44.4%、助産師国家試験では81.8%と、新卒を大きく下回る結果となっています。

しっかりした対策と勉強が必要な試験であることは間違いありません。

「助産師国家試験」の受験資格

助産師国家試験の受験資格を得るためには、看護師国家試験の受験資格取得後、1年以上必要な学科を修めることが必要と定められています(保健師助産師看護師法)。

助産師になるにはさまざまな教育課程があります。

2年間で学ぶ大学院や1年間で学ぶ専攻科、大学の看護学部や看護学科に併設された大学別科、専門学校や専修学校などがあります。

また、4年制大学の看護学部や看護学科では、学部の4年間の中で助産コースを選択し、看護師免許取得と同時に助産師の資格を取得することもできます。

しかしこのルートは学内選抜で5~10名程度と狭き門となっていることが多く、早い段階で助産師をキャリアパスの先に描き、準備をすることが必要になります。

通常は、下記の学校を卒業・修了すると助産師国家試験の受験資格が得られます。

1.助産専門学校に進学する
2.産課程がある4年制大学で選抜試験に合格し、必要な単位を取得する
3.4年制大学看護学部、看護学科などの助産学専攻科に進学する
4.助産課程のある大学院や助産専門職大学院に進学する
5.助産課程の大学別科に進学する
6.短期大学の助産学専攻科に進学する

助産師になるには? 必要な資格は?

助産師国家試験の難易度、合格率は?

助産師国家試験の受験者数が増え、近年は90%後半の合格率となっていますが、以前は100%の年もありました。

つまり、基本的には落とすための試験ではないといえます。しっかりと1年かけて助産師の勉強をまじめにやっていれば合格できる難易度です。

では合格率が低い年があるのはなぜでしょうか?

おそらく、大学での助産師コースが増えたことにより、『一応、助産師の資格もとっておこう』という考えの学生がいるということと、看護師・助産師・保健師の国家試験の日程が近いため、助産師国家試験の勉強がおろそかになってしまい合格率が下がる結果となっている可能性があります。

なお、助産師国家試験に合格していても、看護師国家資格に不合格だった場合、助産師の免許を受け取ることはできません。

助産師国家試験の難易度

内容的には、学校で学ぶ内容および、実習で学んだことが出題されるのですが、時々、医師国家試験の問題のような難題が出題されることもあります。

しかし、そのような問題はほかの受験者もわからないはずですので、正答できなくてもしっかりと基礎をおさえてさえいれば、合格できるようになっています。

出題の傾向としては、状況設定問題に配点が多くおかれる傾向があるため、文章読解能力が低いと問題を間違えて読んでしまい、大量に失点してしまう可能性があります。

文章をしっかりと読んで状況を想像する能力が必要です。

またわざと、惑わせるような問題も出題されますので、落ち着いて回答する集中力も必要といえます。

また、マークシート式ですので、マークミスをしない、時間配分を考える、などの試験対策としての練習も不可欠です。

助産師国家試験の受験者・合格率

助産師国家試験受験者数の推移

助産師試験の受験者数は、2,000人前後で推移しています。令和2年度の受験者数は2,108人となりました。

助産師国家試験受験者数_令2

助産師国家試験合格率の推移

助産師試験の合格率は、高い数字で推移しています。令和2年度の合格率は99.6%となりました。

助産師国家試験合格率_令2

令和2年度 助産師国家試験新卒・既卒受験者・合格率

令和2年度の助産師国家試験の受験者数は、新卒が2,097人、既卒は11人で比率にすると、新卒99.5%、既卒0.5%です。

合格率は新卒の方がやや高く、新卒99.7%、既卒81.8%となっています。

助産師国家試験新卒・既卒合格率_令2

令和2年度 助産師国家試験の概要

試験日 令和3年2月11日(木曜日)
試験地 北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
受験資格 文部科学大臣の指定した学校において1年以上助産に関する学科を修めた者(令和2年3月11日(水曜日)までに修業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、令和2年11月13日(金曜日)から同年12月4日(金曜日)までに助産師国家試験運営本部事務所及び各地の助産師国家試験運営臨時事務所に提出すること。
試験科目 基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健及び助産管理
合格率 99.6%(令和2年度)
合格発表 令和3年3月26日(金曜日)午後2時に厚生労働省ホームページの資格・試験情報のページにその受験地及び受験番号を掲載して発表
受験料 5,400円
詳細情報 厚生労働省 助産師国家試験