保健師の勤務時間・休日

保健師の勤務時間

保健師の勤務時間は、雇用先や配属先によって異なります。

ここでは、保健所で勤務する行政保健師、検診センター・病院で勤務する保健師、企業で勤務する産業保健師の勤務時間を見てみましょう。

保健所で勤務する保健師の勤務時間

保健所で働く保健師は公務員ですので、その勤務時間は基本的には公務員の勤務時間に準じます。

開所から閉所までの時間そのものが勤務時間となるわけではありませんので、具体的には保健所の開いている時間帯+準備と後片付けの時間となります。

たとえば、東京都千代田区の保健所の開庁時間は、午前8時半~午後5時ですので、実際の勤務時間は、それに前後30分ほどプラスされるようです。

また、保健所業務には、保健所内で勤務するデスクワークや窓口業務の他に、地域住民宅を訪問することがあります。

それらは勤務時間内に行われるのが普通ですが、住民の都合で、夕方や夜間、休日など通常の勤務時間外に訪問しなければならないこともあります。

また、健康指導や発達診断などの柱となる業務は平日に行うことがほとんどですが、住民を対象とした健康イベントへの参加など、日曜出勤もときどきあると考えてよいでしょう。

検診センター・病院で勤務する保健師の勤務時間

検診センター勤務の場合、基本的には昼間の出勤となりますので、残業や休日出勤はあまりありません。

ただ、遠方の検診先を訪れる時は、移動に時間がかかるので、早朝に家を出て、夕方遅くに帰ってくることがあります。

また、新年度は、学校や企業での検診が殺到し、年間を通して忙しさのピークとなる時期であるため多忙を極め、データーの処理や解析、再検査など非常に多くの仕事を一度にしなくてはならず、必要時には残業対応をすることもあります。

健診センターで勤務する場合は、時期によって仕事量に変化がありますが、基本的に検診はあらかじめ予定が立っていますので、いつが忙しいか、いつなら休めるかといった勤務プランが把握しやすい面があります。

比較的安定して仕事ができると考えてよいでしょう。

一方、病院勤務の保健師の勤務時間は、夜勤をするのかしないのかによって違ってきます。

また、雇用契約の内容や従事する業務の種類や幅などによっても変わってくるでしょう。

たとえば、保健師として健康指導や健康相談、また地域医療との連携のお手伝いをする場合は、昼間だけの仕事になるので、午前9時~午後5時といった勤務時間になります。

施設により勤務時間と休日は変化しますが、外来や検診のない日はお休みで、土日、祝日に勤務することはほとんどありません。

また、保健師の資格も有しつつ、看護業務も積極的に行い、夜勤をする場合は、「3交替制(朝~夕方、夕方~真夜中、真夜中~朝)」、「2交替制(朝~夕方、夕方~翌朝)」という勤務になります。

病院は24時間365日稼動しているので、土日祝日にも勤務があります。

多くの場合、シフト制で勤務体系はまわっていきます。

企業で勤務する産業保健師の勤務時間

企業で勤務する産業保健師の場合は、就業先の企業の他の社員と同様、就業規則に基づきます。

多くの場合、9時から17時もしくは18時といった定時制で、終業後は残業の必要がなければ退社することができます。

また、企業で働く産業保健師の業務内容は急を要する緊急事態や、どうしても対応しなければならない休日出勤などが発生しにくいため、安定して勤務時間内で業務を組み立てて働くことができます。

しかしながら、春や年度末などは相談に訪れる社員や健康診断の結果が上がってくるタイミングなどにあたり、業務量がピークとなる時期のため忙しくなることも多いようです。

保健師の休日

週末休みが多い

原則として保健師は、特別変則的なシフトを汲む病院や企業などで勤務する場合を除き、週末は休みとなっていることが多いです。

保健所や保健センターで働く行政保健師、企業や病院で働く産業保健師、どちらも「夜勤がなく、ほぼ定時で退社でき、土日は固定の休みが基本」であることは共通の保健師の働きやすさです。

また、急患対応などをすることがないため、有給休暇が100%消化できる、サービス残業は基本的にゼロといった勤務状況の良好さも保健師の強みとなります。

勤務体制を重視する人にとっては、保健師という働き方は、とても魅力的な仕事であるといえるでしょう。

休日出勤することも

しかし、週末などの休日に検診や健康相談イベントなどが実施される場合は、出勤対応をしなければなりません。

休日に出勤したときなどは、平日に代休を取得することで出勤日を調整し、週休二日制としている場合が多いようです。

休暇制度は整っている

また休暇に関しても、基本的には一般的な企業の内容と変わりません。

夏季休暇や年末年始休暇、慶弔休暇、育児休暇、産休、有給休暇などはほとんどの会社にて整っています。

また、保健師は女性が多い職種ということもあり、育児休暇や産休なども制度が整っていることが多くあり、公務員として働く行政保健師は、休暇制度が手厚くしっかりとれることが大きなメリットであるといえます。

企業で働く産業保健師に関しては、よほど大きな企業でない限り保健師は自分一人、といったケースも考えられます。

そのような場合、長期にわたる産休や育休、急な休みなどは実際的にはとりにくいことも考えられます。

制度があっても活用されていなければ、働きやすい職場とはいえないかもしれません。

あらかじめ、就職を希望する企業などについては調べてみるとよいでしょう。