保健師の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

保健師を目指すきっかけで多いものは?

新卒からの就職、転職に関わらず、保健師を目指す人の志望動機は人によってさまざまです。

とくに看護師などをはじめとする社会人経験を経て保健師を志望する人の場合、その動機について多いものとしては、「人の役に立つ仕事がしたい」「専門家として社会に貢献したい」などといったものが考えられるでしょう。

これらはたしかに医療・公衆衛生の専門家である保健師という職業の大きな魅力だといえます。

保健師を目指す人の志望動機として代表的なものは「人々の健康を守りたい」というものです。

「予防医学」の重要性がますますうたわれている今、医学の知識を持ち、人々の健康を維持、予防するために力を発揮できる保健師は、その担っている役目の部分に強く関心を持ち、この仕事を志す人が多いようです。

とくに行政保健師を目指す場合には、幅広い世代の人たちと触れ合い、地域住民の力になりたいという思いが志望動機となっているケースがよく見られます。

保健師の志望動機の考え方

どのような職業に就く場合でもそうですが、保健師の面接でも、必ず志望動機を聞かれると思って間違いありません。

面接の場で志望動機を答える際に最も大切なことは、「自分は公衆衛生の専門家として社会の役に立ちたいという気持ちから保健師を志望した」という志と熱意を伝えることでしょう。

具体的な社会問題に言及してもよい

今社会が直面している問題を提示し、具体的に自分が貢献したいと考えているポイントやモチベーションについて話をするのも有効でしょう。

たとえば、現代日本が抱える代表的な社会的課題として「少子高齢化」があります。

出生率の低下などからどんどん若い世代の割合が低くなり、その一方で団塊の世代をはじめとする壮年層がどんどん高齢化しています。

社会構造だけでなく、社会保障の面でも、医療費や介護保険等の費用の増大から、このままでは現役世代への負担が増えるばかりです。

そのために保健師がどのようなことができるか、自分なりに考えている姿勢を見せられると面接では良いアピールとなるでしょう。

正しい答えや正解である必要はありません。

社会問題に意識を向け、それに向き合って様々な考えを持っているという習慣や素質が保健師には重要な要素のひとつだからです。

就活においては、この仕事に就くことによって何がしたいのかを明確に伝えることが大切になります。

保健師の志望動機

「疲弊する人々をうつ病から救いたい」

「私が産業保健師を志望する理由は、仕事が原因で発生するうつ病から社会で働く人々を助けたいと思ったからです。

きっかけは、伯父が労働環境が原因でうつ病になってしまったことからです。

それでも必死に会社や社会のために働こうとする労働者としての伯父を見て、身体とともに心の健康も維持する必要性を感じました。

私は保健師になり、今や社会問題にまで発展しつつあるうつ病の予防に取り組みたいと思っています。」

「どんどん拡大する日本の医療費に問題点を感じた」

「私は看護師として病院の現場で働いていました。

その中で、病気のために薬を処方された患者さんがすべての薬をきちんと服薬しているわけではない、ということを知りました。

患者さんにとっても、医療機関にとっても、そして日本の医療費にとっても、理由合って出された薬がきちんと飲まれるわけではない現実は改善すべきだとショックを受けました。

しっかりと啓発をし、健康管理をし、社会が健康志向にシフトチェンジしていけたら、このような損失は減らせるのではないかと思っています。

その役割を、看護師ではなく保健師として担いたいと思い、保健師を志望しました。」

「病気が身近な存在だった」

「私は、兄弟がこどもの頃、病気がちだったため、入退院を繰り返し病気と闘う姿を見ていて医療の仕事に興味を持ち、学生の頃から看護師になることを自然と将来の夢にしていました。

しかし、病気になって治療することも大切ですが、病気そのものが予防できるとしたらその方がより良いと考え、保健師を目指すことにしました。

人々に健康指導や病気予防の大切さを知ってもらえる保健師という仕事に、可能性とやりがいを見ています。

多くの人に予防の大切さを伝え、病気を予防することで、医療現場の負担を減らしていきたいです。」

保健師の面接で聞かれること・注意点

保健師の面接で最もよく問われるのは、他の職種同様、仕事に対する志や志望動機ではないでしょうか。

「なぜ、保健師になりたいと思ったのか」、「どのような保健師となり、またどのような点で貢献したいと考えているのか」ということは、必ず問われる問いのひとつです。

きちんとアピールできるようにしておきましょう。

また、転職活動の場合であれば、「転職を決意したきっかけはどのようなことだったのか」「なぜ転職をしようと思ったのか」といったこともよく問われます。

ネガティブな理由や前職場の悪口ととらえられかねないエピソードを話すことは、面接の場ではマイナスに繋がります。

客観的に自身の理由を整理し、さらなるスキルアップを望んでいることや、保健師としてのなりたい像などを思い描いた上で、前向きな志望動機を述べることが大切です。

また、保健師は人と接する機会が多いです。

信頼を抱けるか、この人の話に耳を傾けたいと思うかどうか、どのように人に見られるかを意識して面接も臨むようにしましょう。

社会人として、正しい言葉づかいや失礼のない立ち居振る舞いなど、基本的なマナーは必ず身に付けておくようにしましょう。

保健師の自己PRのポイント

保健師の就職面接の場合、行政保健師、産業保健師に関わらず、数回次の選考を経て採用となります。

選考の過程では、就職先の役所や企業ごとに違いはありますが、履歴書や職務経歴書などの書類選考のほか、SPIなどの適性検査、筆記試験、面接などがあります。

グループディスカッションが課されるケースも増えてきました。

面接に関しては、他の職種同様、一般的な面接試験と考えればよいでしょう。

問われる質問も、どうしてよそではなく今回面接している企業や役所でなくてはダメなのかといった内容や、これまでの職務経歴、携わってきた仕事の内容、前職での仕事や経験などが訊かれることが多いでしょう。

また、中途採用の場合、「これまでの経験を生かして、新しい職場でどのようなことに取り組んでいきたいか」といったスタンダードな質問も想定して、しっかりPRにつなげられる答えを用意しておきましょう。

保健師の履歴書で気をつけるべきことは?

書類を書くことも多く、他者とのやり取りが仕事のメインとなる保健師ですが、とくに産業保健師は、公務員である行政保健師や公立の学校保健師とは異なり、民間企業の会社員として仕事をすることになります。

そのため、一般的な事務職の会社員に求められるパソコンスキルや事務スキルは身に付いていて当然とみられる企業も少なくありません。

社内外との業務連絡を円滑に行うため、ビジネスメールの書き方や提案書や報告書の作成に必要なWordの使い方、あらゆるデータの集計及び管理に必要なExcelなどのオフィスソフトは使えるようにしておきましょう。

また、学会参加時や講習会の開催などで必要になる機会も少なくないので、PowerPointなどのプレゼンテーションソフトにも慣れておくとよいでしょう。

これらのビジネスでの使用経験がある、もしくは勉強をして使えるスキルがあるということを、履歴書の段階でPRできると強みとなります。

ビジネスでの実務経験がない場合は、オフィスソフト系の資格を取ったり、研修を受けた実績を記載すると勉強のアピールに繋がります。