医師国家試験の合格率、難易度

医師国家試験の合格率、難易度は?

医師になるための国家試験は、年に一度、春に行われています。

試験内容は「臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知能」とされており、人体や病理に関することなど、さまざまな分野の知識が問われます。

平成31年度の医師試験の結果によれば、受験者数は10,146人なのに対し、合格者数は9,029人となっています。

合格率に換算すると89.0%になり、ほぼ9割という高い数字であることがわかります。

年によって多少の差はあれども、毎年大体同じくらいの数字を推移しています。

このように合格率が高い理由としては、もともと医学部生は難関試験を突破して合格してきた実力者ばかりであること、また、6年間という長い期間に渡って医師になるための学問をしっかりと積み重ねてきたことが考えられます。

医師国家試験は3日間にもおよび、医学に関する幅広い知識を求められるため、合格のためには相当量の勉強が必要となります。

医師になるには

学校による合格率の違い

医師の国家試験の合格率は例年およそ9割近くになりますが、大学によって合格率には差があります。

平成31年の試験結果によれば、最高の合格率を出した「自治医科大学」は99.2%であり、他にも「順天堂大学医学部」が98.4%、「横浜市立大学」が97.7%、「東京慈恵会医科大学」は97.4%と高い数字を出しています。

一方で、合格率が最下位の大学は71.9%であり、平均の合格率を大きく下回っていることがわかります。

とくに医師国家試験の合格率が翌年の志願者数に大きく影響する傾向にある私大の医学部は、医師国家試験の合格率を上げる、もしくは維持するために相当の力を注いでいます。

国家試験対策は、私大の医学部の方が手厚いと言っても差し支えないかもしれません。

一方、基礎研究に力を入れており、卒業生がすべて臨床医を目指すわけではない国公立の大学では、医師国家試験の合格率が伸びないこともあります。

大学別の合格率はインターネット上でも簡単に見ることができるので、医学部を志望する方はこうした事情も踏まえて大学を選ぶことも大切です。

医師国家試験の受験者数・合格率

医師国家試験受験者数の推移

医師国家試験の受験者数は年々増加傾向にあり、平成30年度の受験者数は前年度より増加し10,146人となっています。

医師国家試験受験者数_30

医師国家試験合格率の推移

医師国家試験の合格率は90%前後をほぼ横ばいで推移しています。平成30年度試験の合格率は89.0%となっています。

医師国家試験合格率_30

令和元年度 医師国家試験の概要

試験日 令和2年2月8日(土曜日)及び9日(日曜日)
試験地 北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県及び沖縄県
受験資格 大学において医学の正規の課程を修め卒業した者(卒業見込みの者を含む)など
受験手続き 受験に関する書類は、令和元年11月1日(金曜日)から同年11月29日(金曜日)までに医師国家試験運営本部事務所及び各地の医師国家試験運営臨時事務所に提出すること。
試験内容 臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能
試験科目 基礎医学・臨床医学・社会医学などすべての医学関連科目
合格率 89.0%(平成30年度)
合格発表 令和2年3月16日(月曜日)午後2時に厚生労働省及び各地の医師国家試験臨時事務所にその受験地及び受験番号を掲示して発表
受験料 15,300円
詳細情報 厚生労働省 医師国家試験