看護専門学校とは? 看護師資格は取れる?

看護師を目指す人たちが多く通っている看護専門学校

そこで勉強していく内容や、卒業後の進路については、あまり知られていないこともあるかもしれません。

このページでは、看護専門学校で学ぶことやさまざまな特徴について紹介していきます。





看護専門学校とは

看護師になるためには、看護師養成課程のある大学や専門学校などで所定のカリキュラムを修了し、看護師国家試験の受験資格を得たうえで国家試験に合格しなくてはなりません。

看護師養成課程のある学校は、大きく分けると4年制の看護系大学、3年制の看護系短大、そして3年制の看護専門学校の3種類があります。

どのタイプの学校を修了しても看護師国家試験の受験資格を得ることができ、看護師国家資格を取得してから病院などの医療機関に就職することで、看護師として働けるようになります。

看護専門学校に通う人たちは、看護師に必要な基礎的なスキルをみがきながら、国家資格取得に向けて勉強をしていくことになります。

3年制の看護専門学校を卒業した場合、4年制の看護大学よりも1年早く現場に出ることになるのが大きな特徴といえるでしょう。

それだけ実務経験も積むことができますし、給料も早くもらうことができます。

また、看護専門学校では専門技術の習得や、現場で即戦力として活躍できる実践力を高めることに力を入れているところが多いとされていますが、看護専門学校は日本全国にいくつもあり、学校によって教育方針やカリキュラムには多少違いがあります。

看護専門学校で勉強すること、授業科目

看護専門学校で勉強すること、授業科目

看護師として働くには、医療や看護の幅広い知識が求められます。

授業内容を大きく分けると、座学で受ける講義と、実践力を高めるための演習や実習に分かれてきます。

入学直後は基礎分野から勉強をスタートしますが、具体的な授業科目としては、生物学生活科学心理学、論理学、人間関係論、疾病と治療学などが挙げられます。

また、専門基礎分野として人体構造、形態機能学、生化学栄養学、病態生理学、病態論、薬理学などの授業があります。

演習については、食事・排泄援助、体位変換、診療の援助技術などを行い、技術を習得します。

2年次以降になると講義はより専門的な内容となり、さらに心肺蘇生や人工呼吸器管理、救命処置など、演習の内容もさらに難しいものになってきます。

学校生活も後半になってくると、成人、小児、老年、母性、精神など、対象者別の看護技術についても学び、臨地実習に多くの時間が使われます。

また、看護専門学校での学びの集大成となる統合分野として、「在宅看護論」と「看護の統合と実践」などの授業も行われます。

臨地(現場)実習

看護専門学校におけるメインイベントともいえるのが、2年次後半以降に実施される臨地実習です。

臨地実習では、実際に病院などの医療機関へ行き、患者さんと向き合いながら学校で学んできたことをどう実践していくかを考え、身につけていきます。

医師など医療スタッフと関わる機会も多く、卒業後に看護師としてどう働いていくべきか考えるきっかけにもなります。

実習結果については日々振り返るとともに、終了後に内容をまとめて学内で発表を行う学校もあるようです。

国家試験対策

看護専門学校では、看護師国家試験への合格を目指し、その試験に向けた対策授業も行われています。

試験直前には集中講義があったり、自主学習でわからないところを質問できる学習サポートや、対策ガイダンスなどが行われています。

看護専門学校で学ぶ内容は非常に多く、日々の予習復習やレポート、課題提出などで、あまり余裕のない毎日を送っている人もいるようです。

しかし、在学中に努力していれば、看護師になってからも必ず役に立つ知識やスキルとなるでしょう。

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看護専門学校から目指せる職業・仕事

看護師

看護専門学校から目指せる職業・仕事として最も代表的なのは、やはり看護師です。

看護師になるためには、看護師養成課程のある大学や専門学校などで所定のカリキュラムを修了し、看護師国家試験の受験資格を得たうえで国家試験に合格しなくてはなりません。

そして看護師の資格を取得してから病院などの医療機関に就職することで、看護師として働けるようになります。

この看護師になるための学校の一種が、看護専門学校となっています。

看護専門学校は日本全国にいくつもありますが、そこには看護師を目指す人たちが大勢集まっています。

助産師、保健師

看護専門学校に通う学生は、そのほとんどが看護師として働くことを目指していますが、なかには将来的に助産師保健師として仕事をすることを視野に入れている人もいます。

それというのも、3年制の看護専門学校では、卒業後、助産師や保健師の養成学校へ進学することで、助産師や保健師の国家試験受験資格を得ることができるからです。

助産師も保健師も人気のある仕事で、看護師と同じく医療や人の健康にも密接にかかわっていきます。

助産師、保健師ともに、なるには看護師の資格を持っていることが前提にはなりますが、資格を取得すればキャリアの可能性を広げることができます。

養護教諭

看護師の資格を得ると、学校で働く養護教諭を目指すこともできます。

そのおもな方法として、看護専門学校を卒業して看護師の資格を取得後、大学で募集する養護教諭特別別科に入学し、1年間「養護に関する科目」と「教職に関する科目」を修了することが挙げられます。

こうすると「養護教諭一種免許」を取得でき、その後、都道府県などで行われる養護教諭採用試験を受けて合格すれば、養護教諭として仕事をすることができます。

看護専門学校を卒業した人は、やはり看護師として働くケースが多くを占めていますが、それ以外の道を目指していくこともできます。

ここで紹介したいずれの職業につくにしても看護師の資格は必須となるため、国家資格という強みを持てるのは魅力だといえるでしょう。

看護専門学校の学費、費用

看護専門学校の学費

看護専門学校の学費は、学校によってだいぶ幅があります。

ほとんどの学校が全日制の3年制であるため、卒業までには3年分の学費が必要になります。

年間の学費は50万円~100万円程度が相場となっているようですが、1年次については入学金が必要になるため、この金額に加えて別途10万円~20万円程度かかる場合があります。

卒業までに必要な学費は、だいたい150万円~300万円程度がボリュームゾーンとなるでしょう。

看護専門学校の費用

学費には、入学金、授業料、実習費、施設設備費が含まれているのが一般的です。

多くの学校では、それ以外に教科書代・テキスト代、実習衣、研修費などが必要になり、年間で少なくとも20万円~30万円程度は別途かかってくると考えておいたほうがよいでしょう。

また、学校に通うための交通費や、自主的に本を買って勉強する場合の書籍代、文房具代なども頭に入れておく必要があります。

こうしたものもあわせると、3年間の学費に加えて100万円程度はさらに必要になることがあります。

学費サポートについて

看護専門学校は授業や実習が多く、多忙な日々を送ることになるため、学校によってはアルバイトが禁止されていたり、禁止されていない場合でもたくさん働くのは難しいといわれています。

ただし看護専門学校は数が多く、経営母体もさまざまであるため、学費が安い学校を選んで進学すれば、金銭的な負担は最小限にすることができます。

また、特待生制度を設けている学校であれば、入試で優秀な成績を収めたり、人間性が優れていると評価されれば、学費の一部あるいは全額免除で通える場合もあります。

そのほか、奨学金などの学費サポート制度も充実している学校が多く、それらを利用しながら卒業を目指していくことができます。

ただし、奨学金を利用する場合には、卒業後に専門学校の系列病院などで一定期間働くことが条件になっている場合があります。

そうした注意事項は募集要項などでも確認できるので、事前によく読み込んでおいたほうがよいでしょう。

看護専門学校で学ぶうえで、学費は必ず付きまとってくる問題です。

学校によって学費はだいぶ違いがあるため、卒業まで安心して学び続けられるよう、各学校の情報をよく調べてみてください。

看護専門学校の就職先、就職率、卒業後

看護専門学校の就職先

看護専門学校の卒業後の進路は、看護師として働く人が大半を占めています。

看護専門学校のカリキュラムを修了して国家試験を受け、無事に国家資格を取得したうえで、病院などの医療機関へ就職して看護師として働き始めるのが一般的なルートです。

おもな就職先は、大学病院や総合病院、街の医院やクリニックなどさまざまです。

専門学校系列の病院がある場合には、その病院へ就職をする人が多くなっています。

進学する人もいる

看護専門学校を卒業後、さらに別の国家資格取得を目指して進学する人もいます。

たとえば助産師や保健師になるための学校や、養護教諭になるための大学の養護教諭特別別科などが挙げられます。

看護師の資格を取得したうえで、さらにプラスアルファの学びをすることで、このような国家資格も取得していくことができます。

そしてその後は助産師や保健師、学校の養護教諭など、看護師以外の道へ進んでいく人もいます。

看護専門学校の国家試験合格率について

看護師になるためには、まず看護師国家資格の合格を目指さなくてはなりません。

そのため、看護専門学校ではカリキュラムの中で国家試験対策にも力を入れているところが多くなっています。

国家試験の合格率は学校によって幅がありますが、高いところだと毎年100%や、100%にきわめて近い数字を誇っているようです。

看護師国家試験は全国平均でも90%程度の合格率となっていますが、それ以上の合格率を残している看護専門学校もたくさんあります。

看護専門学校の就職率

看護専門学校の就職率についてハッキリとした数字は公表されていない場合もありますが、系列の病院がある看護専門学校の場合は、多くの学生がその系列病院への就職を果たしているため、とくに高くなっているようです。

看護師の需要は全国的にあるため、看護師国家試験に合格することができた人は、かなりの割合で無事に就職もできているようです。

看護専門学校からは、多くの人が看護師となり、病院などへの就職を果たしています。

看護専門学校の詳しい就職事情については各学校のパンフレットやホームページなどでも掲載されていることが多いです。

より詳しい情報を知りたい人は、そうした内容をチェックしてみましょう。

看護専門学校の入試、志望動機、面接

看護専門学校の入試

看護専門学校の入試は、「推薦入試」と「一般入試」の2種類が行われる学校が多いようです。

推薦入試では、出願に際して基本的に高校の学校長などの推薦が必要になり、高校の評定平均も一定以上であることが条件になることがあります。

なお、指定校推薦を実施している専門学校であれば、専門学校が指定する高校の学生はそちらに応募することができます。

一般入試は、高校卒業や卒業見込みなどの条件を満たしていれば、誰でも自由に出願することができます。

試験科目は、多くの学校で書類選考、筆記試験、面接、小論文などが行われており、筆記試験については国語のみであったり、英語や数学も含まれることもあるようです。

看護専門学校の志望動機の考え方

看護専門学校へ入るうえでは、志望動機を考えることも欠かせません。

志望動機というと難しく感じるかもしれませんが、「昔、病気をしたときに接した看護師に優しくしてもらって安心できた」など、どのような人にも看護師になりたいと思ったきっかけが必ずあるはずです。

そのような思いを振り返りながら、看護師としてどう働いていきたいのかをイメージしてみましょう。

また、日本全国にたくさんの看護専門学校があるなかで、なぜその学校へ入学したいのかを明確にすることも重要です。

教育方針への共感、学校の雰囲気やカリキュラムの特徴についてなど、自分が良いと思ったポイントを言葉にしてみましょう。

もし系列の病院がある学校の場合には、その病院に対する思いを述べるのでもよいでしょう。

専門学校のことをよく知るために、事前にパンフレットやホームページで情報を集めたり、学校見学やオープンキャンパスなどに足を運ぶことも大事です。

看護専門学校の面接のポイント

看護専門学校は人気で、学校によっては入試倍率が5倍や10倍という高倍率になることもあります。

面接の結果が合否を大きく左右することになることもあるため、しっかりとした対策をしておくことが重要です。

一般的な面接と同じく、自己PRや志望動機、長所・短所、学生時代に頑張ったことなどはきちんと答えられるように考えておきましょう。

それと同時に、看護専門学校の面接では、看護師という仕事や、医療・看護に対する意見を求められることもあるようです。

たとえば「看護師の役割とは」「あなたが理想とする看護師像は」「医療に関わる立場として大切なことは何か」といったものです。

突発的な質問にも冷静に答えられるように、医療現場における看護師の仕事内容や役割、自分がどのような看護師になりたいかなどは、日頃から考えておくとよいでしょう。

看護専門学校は根強い人気があり、きちんと入試対策をしていないと不合格になってしまうこともあります。

学校ごとに選考方法などは異なるため、募集要項をよく確認しておきましょう。

看護専門学校のオープンキャンパス

看護専門学校のオープンキャンパスとは

看護専門学校のオープンキャンパスは、多くの学校で春から夏の時期にかけて行われています。

一つの学校で日を分けて複数回実施されるのが一般的であり、内容は毎回異なる場合があります。

オープンキャンパスのおもな内容としては、学校施設の見学、授業見学や体験授業、入試説明会、個別進路相談、在校生との歓談、トークイベントなどが挙げられます。

オープンキャンパスに行けば学校の雰囲気や学校生活について知ることができ、さらに個別相談などの場を通して、入試や入学後についてわからないこと、不安に思うことも相談することができます。

何より、学校のパンフレットやホームページ上の情報だけではなかなか見えないところまで見ることができるのは、オープンキャンパスに参加する最大のメリットといえます。

志望動機を考える際にも、その学校の魅力や、進学したいと思った理由を言葉にしやすくなるので、志望度の高い学校については、積極的に参加してみるとよいでしょう。

看護専門学校のオープンキャンパスの内容

看護専門学校のオープンキャンパスで特に人気のプログラムは体験授業です。

各校で工夫を凝らしたプログラムを用意しています。

たとえば、1日看護体験では、沐浴(簡単な入浴のこと)、モデル人形を使用した聴診などを体験できる専門学校もあります。

ほかには、「弾性包帯の巻き方」「足浴の効果と実施方法」など少し専門的な実習体験プログラムや、「ストレスと適応理論」など講義の体験聴講ができるオープンキャンパスもあります。

実際に看護専門学校で行われる授業を体験することは、看護に興味を持っている人にとっては楽しい時間となるでしょう。

看護専門学校のオープンキャンパスに参加する際の注意点

オープンキャンパスは、その学校への受験を考えている人や興味がある人であれば、誰でも参加することができます。

ただし、学校によっては事前申し込みが必要になり、定員になり次第、受付終了となるようなこともあるので、先にホームページなどで情報をチェックしてください。

また、当日参加する際にはあくまでも受験生という気持ちを忘れず、挨拶や身だしなみなどにも気を付けておきましょう。

もし服装や持ち物などの注意事項があれば、忘れないように準備しておきましょう。

看護専門学校のオープンキャンパスは、各学校で内容が異なり、参加することでその学校の雰囲気や特色をつかみやすいものとなっています。

まだ看護専門学校に進むかどうか迷っている人も、何かしらの決断のきっかけになるかもしれません。

時間が合う限り、ぜひ参加してみてください。

夜間・定時制の看護専門学校

夜間の看護専門学校はある?

看護師になるための専門学校は全国にいくつもありますが、そのなかで夜間で学べる学校はありません。

看護師のなかでも准看護師になるための学校については、一部で夜間に授業が実施される学校もあったり、准看護師の資格を持つ人が正看護師になるための学校としては夜間部を置く学校もあるようですが、数はとても少なくなっています。

いわゆる一般的な看護師、正看護師になるためには、おもに4年制の看護大学や3年制の看護専門学校に通う必要があり、専門学校についてはは全日制のカリキュラムとなっています。

多くの看護専門学校では3年間という限られた時間でたくさんの講義や演習、実習が行われるため、昼間の時間をフルに使って学ばなくてはなりません。

そのため、平日の週5日学校に通い、朝から夕方頃までみっちりと授業が行われることになります。

夜間に近い形で学べる学校も

先に挙げた通り、正看護師になるための専門学校には夜間課程がありませんが、「首都医校」の「実践看護学科Ⅱ」という学科では、16:20~21:10に授業が行われており、夜間に近い形で学ぶことができます(2020年2月現在)。

ただし、学外の実習は昼間に行われているようです。

定時制の学校はある?

看護専門学校のなかには、数はきわめて少ないですが「昼間定時制」といわれる学科を置くところがあります。

その場合、修業年限は3年でなく4年となるのが一般的です。

授業は朝からお昼過ぎまで、あるいは午後から夕方までなど、全日制よりも1日の授業時間や授業科目は少ないことが特徴です。

働きながら看護師になるための勉強をしたい人が、この昼間定時制に進学するケースが多いようです。

全日制の看護専門学校に比べると、定時制の学校は数がとても少ないため、進学先の決定はとくに慎重にしていく必要があるでしょう。

このように、看護専門学校の大半は全日制・3年課程となっており、基本的には昼間の時間帯に学校に通って学ぶことになります。

なかには夕方以降に学べる学校もありますが、実習など日中に行われることが多いため、事前に各学校の情報をよくチェックしてください。

通信の看護専門学校

通信でも看護師になれる?

現在、正看護師を目指す人を対象とした通信課程の看護専門学校はありません。

まったく看護師の資格を持たない人が看護師を目指していくには、看護師養成課程のある学校(大学・短大・専門学校)で所定のカリキュラムを修了し、看護師国家試験の受験資格を得たうえで、国家試験に合格する必要があります。

正看護師養成課程のある学校のなかで、看護師専門学校は「全日制・3年制」となっており、夜間や通信で学べるところはありません。

そのため、高校卒業後などに専門学校へ進学して看護師の国家資格取得を目指すのであれば、毎日通学する必要があります。

准看護師が正看護師になる場合は通信でも学べる

一方、通信で看護師になる道もあります。

それは、准看護師の資格を持っている人が、正看護師を目指していく場合です。

「准看護師から正看護師になる」場合には、2004年度から通信制による教育が開始されており、2018年度からは「准看護師として7年以上の経験」により、通信課程への進学が可能となっています。

通信課程を利用すれば、仕事などを続けながらでも、自分のペースに合わせて看護師資格を得るための勉強をすることができます。

ただし、こうした通信の看護専門学校は、全国的に見ても10数校ほどしかありません。

看護専門学校の通信課程の特徴

准看護師から正看護師を目指すための通信課程は2年制となっています。

カリキュラムは主として自宅でのレポート作成を行う通信学習が54単位、病院施設での見学実習などを含む臨地実習が12単位、計66単位で構成されています。

勉強の中心は自宅で自主学習となるため、時間や場所の制限を受けずに勉強することができます。

ただし、単位認定試験などの登校日や、病院施設での実習日はスケジュールを調整して参加する必要があります。

このカリキュラムを修了することで、看護師国家試験の受験資格を得ることができます。

働いている人はもちろん、家事や育児、介護などと両立させて、無事に看護師になっている人はこれまでに大勢いるようです。

高校を卒業してすぐに看護専門学校へ進学する場合は、必ず3年制以上の養成学校へ通学しなくてはなりません。

一方、准看護師として7年以上の経験があれば、通信という勉強方法を選択することもできます。

この点を間違えないように注意しながら、学校選びを進めてみてください。

看護専門学校の倍率

看護専門学校は全国にたくさんありますが、とくに人気が高い学校になると、年度によっては入学試験も高倍率になることがあるようです。

その背景には、そもそもの定員が少ない学校が多かったり、長引く不況や少子高齢化社会などの影響もあり、看護師になりたいと考えている若者が増えていることなどが挙げられます。

とくに大学病院附属の看護専門学校や、都道府県が設置する看護専門学校は、規模の大きさや学費の低さなどから人気が高くなる傾向にあり、入試倍率は10倍を超えることもあるようです。

同じ学校でも、入試方法によって倍率は大きく変わることがあるため、志望校の入試情報をよくチェックしておきましょう。

また、看護専門学校では、書類審査や面接のほか、筆記試験や小論文まで実施されることも多く、筆記試験では国語、英語、数学といった高校で学んだ知識を問う幅広い問題が出題されることがあるため、事前に対策をしておくことが大事です。

看護専門学校は人気が高い?

看護専門学校は、世の中に数ある専門学校のなかでも、入学するには比較的難しい部類に入るといわれています。

そのおもな理由としては、そもそもの定員が少ない学校が多いことや、長引く不況や少子高齢化社会などの影響から、看護師になりたいと考えている若者が増えていることが挙げられます。

看護師は国家資格であり、いつの時代にも必要とされる仕事であるため、手に職をつけて安心して働きたいと考える人が増えているのかもしれません。

看護系以外の専門学校のなかには、受験資格を満たしていればほぼ100%合格できるといわれるようなところもあるようですが、看護専門学校に限っては、簡単に合格できると考えていると厳しい現実に直面するかもしれません。

入試対策はしっかりと

看護専門学校では、選考方法として推薦入試と一般入試が実施されることが多く、同じ学校であってもそれぞれ倍率は変わってきます。

推薦入試で不合格になった人が一般入試で再度チャレンジするケースもあり、一般入試のほうが倍率は高くなりがちなようです。

看護専門学校では、書類審査や面接のほか、筆記試験や小論文まで実施されることも珍しくありません。

筆記試験では国語、英語、数学といった高校で学んだ知識を問う幅広い問題が出題されることがあるため、事前に対策をしておくことが大事です。

入試に関する情報を集める

入試情報についてはどの看護専門学校も必ず公開しているため、どういった試験内容なのか事前に確認しておきましょう。

また、各看護専門学校の過去の詳しい入試倍率についても、学校によっては市販の受験ガイドブックやホームページ上などで公開していることもあります。

気になる人は情報を探したり、学校に問い合わせてみるとよいでしょう。

看護専門学校の入試倍率は全体的に見るとやや高めとなっていますが、よほどの人気校でなければ、きちんと対策をしておけばそこまで難しいものではないという声も聞かれます。

学校によって試験内容なども異なるため、まずは情報をしっかりと集めて準備をしておきましょう。

看護専門学校の小論文対策

看護専門学校の小論文とは

看護専門学校の入試では、受験科目のひとつとして小論文が実施されることがよくあります。

小論文では、たとえば「あなたの理想の看護師像とは」や「高齢化社会における看護の役割」など、特定のテーマに基づいて自分の考えや意見をまとめていくことが問われるのが一般的です。

ときには、掲げられたテーマに対して、自分が賛成か反対かどちらかの立場に立ったうえで、意見を述べなくてはならないこともあります。

医療福祉や人間関係、時事問題など、さまざまなテーマが出題される可能性があるため、日頃から時事ネタには興味を持っておくとよいでしょう。

小論文の対策は、関連書籍などを利用して独学で行うことも可能ですが、看護専門学校への進学を目指す人向けの予備校の対策講座を受講し、小論文のポイントを効率的に学ぶ方法もあります。

そこでは講師の添削を受けることで、自分の書いた小論文のどこがいけなかったのかを早く理解できるのもメリットといえるでしょう。

独学で小論文対策をする

小論文対策は難しいと思うかもしれませんが、書店で売られている小論文の書き方のような本を一冊しっかりと読み込んでおくことをおすすめします。

そのうえで、いくつかのテーマについて実際に小論文を書き、定められた時間内に話をまとめる練習をしておきましょう。

できれば学校の先生など第三者にも読んでもらい、わかりにくいところや伝わりづらいところがないか、確認してもらうのがよいでしょう。

予備校を活用する方法も

看護専門学校は比較的人気が高いことから、看護専門学校進学を目指す人向けの予備校も存在し、そこでは入試に向けた対策講座が行われており、小論文のポイントを効率的に学ぶことができます。

また、講師の添削を受けることで、自分の書いた小論文のどこがいけなかったのかを早く理解できるのもメリットといえるでしょう。

独学するのに比べるとお金や時間は必要になるかもしれませんが、不安が大きいという場合には、こうした講座を活用してみてもよいかもしれません。

看護専門学校への合格を目指すうえで、小論文対策は避けられないものと考えておいたほうがよいでしょう。

小論文に苦手意識がある人は、本番でどのようなテーマが出題されても落ち着いて書けるように繰り返し練習しておきたいものです。

看護専門学校への編入

看護専門学校へは編入できる?

その学校に在籍していなかった人が、別の学校の1学年の途中、または2学年以上の学年に入学することを「編入(編入学)」といいます。

看護専門学校の大半が「全日制」かつ「3年制」の学校となっていますが、そのなかで編入制度を設けている看護専門学校はほとんどないようです。

そのため、これから看護師資格取得に向けて学ぼうとする場合には、看護専門学校に入学して、1年生から3年生まで3年間の時間をかけてじっくりと看護師に必要な知識や技術を身につけていくことになります。

すでに高校を卒業していたり、現在は短大や大学などの学校に通っていて、看護専門学校で学びたいと思った場合には、あらためて看護専門学校を受験し直す必要があるといえます。

こうした人は、多くの看護専門学校において「高校既卒・社会人入学」の試験を行っているため、そちらの試験区分にて受験することになるでしょう。

不安な点は学校に確認を

高校既卒や社会人の人は、あらためて看護専門学校へ入学することに不安を抱えているかもしれません。

カリキュラムや学校の雰囲気、学費、入試内容、就職状況などは、各専門学校のパンフレットやホームページでも確認できますし、学校説明会やオープンキャンパスの場で直接質問することも可能です。

気になる看護専門学校が見つかったら、詳しく調べてみるとよいでしょう。

看護専門学校で編入制度を設けているところはほとんどないようですが、高校を卒業したばかり(あるいは見込み)以外の人でも、社会人入試などを利用して通える学校は多々あります。

さまざまな学校の情報を見比べながら、安心して通える学校を探してみてください。

看護専門学校は忙しい? 大変?

専門的な授業科目や演習

看護専門学校の生活は忙しくて大変だといわれることがあるようです。

たしかに、看護専門学校の入学後は看護師になるための専門的な勉強ばかりの日々になりますし、初めて学ぶことは授業を受けて覚えるだけでも精一杯、さらに、そこに課題やテストなどが入ってくると大変だと感じる人も多いでしょう。

とくに年次が上がると、より専門的な授業科目が増え、演習も応用的な内容のものが増えるため苦労することがあります。

さらに看護専門学校で最も大変だといわれるのが医療機関などでの実習です。

実習期間中は、毎日現場の先輩スタッフや患者さんと対峙しながら、実習報告書や看護計画を作って提出しなくてはならず、自宅に帰ってからも予習や復習などにかなりの時間をとられます。

また、テストや国家試験の勉強なども重なってくるため、忙しいと感じる人が多いかもしれません。

2年目以降に忙しくなることが多い

看護専門学校では、看護師になるためにたくさんの新しい知識と技術を身につけていくことになります。

初めて学ぶことも多々ありますし、授業を受けて覚えるだけでも精一杯、そこに課題やテストなどが入ってくると、なかなか落ち着いて過ごせないと感じる人もいるようです。

とくに2年次以降になると専門的な科目が増えるため、より勉強が難しくなることがあります。

また演習も応用的なものとなり、できないこと、わからないことは自分で振り返りながら毎日を過ごしていくことになります。

実習はとても大変

学校での授業や演習が終わると、医療機関での実習がスタートします。

この実習期間中が、看護専門学校で最も大変な時期だといわれることもよくあります。

実習医療機関は病院のほか、介護施設や保健所、学校、幼稚園など多岐にわたっており、実際に患者さんと対峙していかなくてはなりません。

ただし、あくまでも勉強中の身であるため、毎日実習報告書や看護計画を作って提出しなくてはならず、自宅に帰ってからも予習や復習などにかなりの時間をとられます。

アルバイトはできる?

看護専門学校に通いながらアルバイトをすることは、決して不可能ではありませんが、相当な忙しさになるかもしれません。

単位を落とすと進級ができないこともあるため、どうしても勉強に集中しなくてはならず、余裕を持ってアルバイトをするのは難しいと考えておいたほうがよいでしょう。

どうしてもお金を稼がなくてはならない場合、授業のある日は時間がとれないため、学校が休みとなる週末だけアルバイトをしている人もいるようです。

どうしてもアルバイトとして働きながら学校に通いたい場合、4年制の専門学校を選び、余裕を持ったカリキュラムで勉強している人もいるようです。

看護専門学校での日々をどれだけ忙しいと感じるかは人によって異なりますが、やはり実習期間中から卒業まではとくに多忙な日々になりがちなようです。

看護専門学校のパンフレットやホームページには、看護専門学校での1日の過ごし方が紹介されていることもあるため、気になる人はぜひチェックしてみるとよいでしょう。

看護専門学校のAO入試

看護専門学校のAO入試とは

看護専門学校の入学試験は、いくつかの選考方法によって行われるのが一般的です。

代表的なのが「推薦入試」や「一般入試」ですが、なかには「AO入試」という選考方法を実施する看護専門学校もあります。

AO入試は、学力や偏差値をもとに入学選抜を行うのではなく、入学希望者の学習意欲や熱意、人柄、学校でのクラブ活動や生徒会活動の実績、将来に対する考え方などをもとに、多面的に評価するものとなっています。

つまり、志望校に入学したいという強い熱意や意欲があること、また志望校のことをよく理解できているかどうかということが、合格に近づくポイントとなります。

また、AO入試では書類審査や面接によって合否が判断されることが多いため、高校時代に頑張ってきたことや得意なこと、将来の目標などについて、自分の言葉でアピールできるようによく考えておくことも重要です。

学校に対する理解が重要視される

AO入試の大きなポイントになるのは、応募する看護専門学校に入学したいという意欲が強いことと、その学校のことをきちんと理解しているかどうかということです。

合否の判断材料として、その学校の考え方や教育方針に合っている人物かどうかが重視されるため、受験生はパンフレットやホームページなどを読んで、志望する学校の建学の精神や目標などをしっかりと理解しておくことが大事になります。

また、AO入試では書類審査や面接によって合否が判断されることが多いため、高校時代に頑張ってきたことや、得意なこと、将来の目標について、自分の言葉でアピールできるように考えておくことも重要です。

応募の際の注意点

看護専門学校のAO入試に応募するには、受験資格の一つとして、学校説明会やオープンキャンパスへの参加が条件となる場合があります。

いざ応募するタイミングになって条件を満たしていないということのないよう、AO入試への応募を検討している人は、その学校の募集要項をよくチェックしておいてください。

また、その学校を専願とすることも、AO入試でよくある応募条件となっています。

つまり、基本的には第一志望の学校に対して応募するものとなります。

看護専門学校は人気が高く、学校によっては入試倍率が10倍を超えるような狭き門になることもあります。

しかし、もしAO入試で不合格になっても、一般入試などで再チャレンジできるチャンスを得ることができます。

志望度が高い看護専門学校がAO入試を実施していれば、応募することを検討してみてもよいかもしれません。

看護専門学校から大学への編入

看護専門学校から大学への編入とは

もともとは看護専門学校に入学したものの、その後、何らかの理由で看護大学で学びたいと思うことがあるかもしれません。

その場合には、大学の「3年次編入制度」を利用して、大学の3年次から学生生活をスタートさせることができますが、大学の3年次編入試験では「看護専門学校を卒業し、看護師国家試験を受験して合格し、看護師免許を取得しているか、その見込みがある人」を募集の対象としています。

つまり、3年制の看護専門学校を卒業して、看護師国家試験に合格できる人でなければ、3年次編入は不可能です。

最近では、この3年次編入制度を設けている大学は減少傾向にあるため、事前に最新の募集情報をチェックしておく必要があります。

また、合格の難易度も高いため、場合によっては、あらためて看護大学を受験し直すほうが入りやすいという声も聞かれます。

高校卒業後に看護専門学校に進学するか、看護大学に進学するか迷っている人は、こうした現実も踏まえて、進路を決めるほうがよいでしょう。

編入試験の内容

看護大学への編入試験では、書類審査、学力検査、面接などで合否が判断されるのが一般的です。

学力検査は、おもに看護学についての知識が問われるものとなっており、看護専門学校できちんと学んできたかが問われる内容といえるでしょう。

面接も重視されているため、事前の準備は必須といえます。

編入を希望する理由、その大学を選んだ理由、自己PR、どのような看護師になりたいか、看護専門学校で努力したことなどは、確実に答えられるようにしておきましょう。

毎年、看護専門学校から3年次編入制度を利用して看護大学への進学を目指す人は一定数いるようですが、狭き門であると考えておいたほうがよいでしょう。

看護師国家試験の勉強も行いながら編入試験対策をするなど、人一倍の努力が必要になります。

3年制と4年制の看護専門学校の違い

看護専門学校には3年制と4年制がある

看護専門学校の多くは「3年制(3年課程)」となっていますが、そのなかでも「3年修業」と「4年修業」の学校に分かれます。

「3年課程4年修業」の看護師専門学校では、120単位以上3,400時間以上のカリキュラムを修了した者に与えられる「高度専門士」という称号が得られます(ただし、学校の教育課程が文部科学大臣に認められている必要があります)。

高度専門士を得ることで、国内の大学院の受験資格を得ることもできます。

また、「統合カリキュラム」といって、保健師や助産師の教育課程を盛り込んだカリキュラムの授業が受けられる4年制看護専門学校も存在しています。

一方、3年修業の看護専門学校では、4年制の人よりも早く現場に出て看護師として働き始めることができます。

専門学校の数が多いため、さまざまな学校を比較しながら自分に合った学校を選びやすいというのもメリットですが、4年制に比べると授業や実習がみっちりと入ってくるため、学生生活は忙しくなりがちです。

どちらに通うのがいい?

3年制の看護師専門学校で学び、国家試験に合格して就職すれば、4年制の人よりも早く現場に出て看護師として働き始めることができます。

看護師の仕事は現場で覚えることもたくさんあるため、少しでも早く実践経験を積んでスキルアップしていきたい人や、お金を稼いでいきたい人には3年制が適しているかもしれません。

また、専門学校の数が多いため、さまざまな学校を比較しながら自分に合った学校を選びやすいというのもメリットです。

ただし、3年課程のカリキュラムは授業や実習がみっちりと入っているため、学生生活はかなり忙しいものになるでしょう。

一方、4年制の学校では、多少ゆとりをもって学ぶことができるのがメリットといえます。

一つひとつの科目に対してじっくりと向き合い、確実に専門知識や実践力を身につけやすい環境があるとされています。

看護専門学校には3年制と4年制の学校がありますが、どちらも異なった特徴や良い面があり、一概にどちらに進学したほうがいいとはいえません。

自分がどのような目標を掲げているのかをしっかりと考えたうえで、最適な学校を見つけてください。

看護専門学校で取れる資格(助産師・保健師)

看護専門学校から助産師・保健師を目指すには?

看護専門学校で学べば、「助産師」や「保健師」の国家資格取得も目指せるようになります。

ただし、これには条件があり、3年制の看護専門学校では、卒業後、助産師や保健師の養成学校(1年課程)へ進学することによって、助産師や保健師の国家試験受験資格が得られます。

4年制看護大学で学んだ人のように、看護師になるのと同時に助産師や保健師になることはできません。

なお、助産師の養成学校も保健師の養成学校も数があまり多くなく、さらに一つの学校あたりの定員数も少ないため、倍率は高くなりがちです。

そのため、看護専門学校を出たからといって、簡単に助産師や保健師になれるわけではないという点は知っておいたほうがよいでしょう。

看護大学では同時に助産師や保健師になれることも

看護師は国家資格ですが、看護師になるための学校(大学や専門学校)で学ぶことで、さらに「助産師」や「保健師」の国家資格取得も目指せるようになります。

ただし、これには条件があります。

4年制看護大学の場合、看護師養成課程と平行して助産師や保健師の教育課程も受けられるコースを設けている学校があり、このコースで一定の単位を修得すれば、大学卒業時に看護師国家試験受験資格と同時に、助産師または保健師試験受験資格も得られます。

そうなると、国家試験に合格することが大前提となりますが、看護師の国家資格を得るのと同時に、助産師や保健師の国家資格も得ることができるというわけです。

ただし、助産師も保健師も、たとえそれぞれの国家試験に合格しても看護師国家試験に合格して看護師免許を有していなければ、助産師や保健師として働くことはできない点には注意が必要です。

看護専門学校からは養成学校へ進学する

一方、3年制の看護専門学校では、卒業後、助産師や保健師の養成学校(1年課程)へ進学することによって、助産師や保健師の国家試験受験資格が得られます。

看護大学のように、看護師になるのと同時に助産師や保健師になることはできません。

なお、助産師の養成学校も保健師の養成学校も数があまり多くなく、さらに一つの学校あたりの定員数も少ないため、倍率は高くなりがちです。

とくに保健師学校は全国に10数校程度しかないとされており、狭き門といえます。

看護師専門学校を出れば、わりと簡単に助産師や保健師になれると考えていると、厳しい現実に直面することになるかもしれません。

その他の資格について

上記に加え、看護専門学校を卒業して看護師の資格を得てから大学で募集する養護教諭特別別科に入学し、1年間「養護に関する科目」と「教職に関する科目」を修了するなどの方法によって、「養護教諭一種免許」を取得できます。

養護教諭の資格を早く取得するには大学や短期大学に進学するのが一番ですが、看護専門学校からでも取得できる道はあります。

看護専門学校では看護師の国家資格取得に加え、特定の条件を満たすことで助産師や保健師も目指すことができます。

ただし、なるまでには相応の時間が必要で、専門的な勉強も続けなくてはなりません。強い意志と計画性が求められるといえるでしょう。

看護専門学校の留年、退学

留年することもある?

あるデータによれば、看護専門学校の留年率や退学率は10%を超え、学校によっては20%以上になることもあるとされています。

多種多様な専門学校があるなかでも、この数字は高いほうだといえるでしょう。

看護専門学校が厳しいとされる理由として、必修科目が多いことが挙げられます。

医療や看護に関する専門的なことを一から学び、きちんと理解していくのは簡単ではありませんし、看護専門学校は3年制のところがほとんどであるため、4年制の看護大学に比べてカリキュラムがみっちり詰まっており、忙しい日々を送ることになりがちです。

日々の予習復習、課題、レポート提出に追われ、留年となってしまう人が毎年一定数いるようです。

看護専門学校を卒業するには、本人の「学び続ける」という強い意志が求められます。

退学する人の理由は?

看護専門学校に入学した人のなかには看護専門学校を退学してしまう人もいます。

その理由はさまざまで、単に勉強をしたくなくなったという人もいれば、経済的に通えなくなったり、学校の雰囲気や人間関係になじめなかったという人もいるようです。

看護専門学校は学生のほとんどが女性となるため、女性特有の人間関係が合わなかったと話す人もいます。

また、看護専門学校の生活は忙しくなりがちで、なかなかアルバイトがしづらいことも、退学者が多い理由のひとつになってくるかもしれません。

真面目に授業を受けていれば問題ない

たしかに看護専門学校の勉強は大変とされますが、本気で看護師になろうと真面目に努力していない人でない限り、留年や退学を恐れる心配はそこまでいりません。

「真面目に努力していない」というのは、たとえば授業中にスマホをいじっていたり寝てばかりいて授業の内容がまったく耳に入っていない、アルバイトに時間をとられて予習復習をしていない、学校を頻繁に休んでいるなどです。

こうした極端なことをしていなければ、少しくらいテストの結果が悪くても、学校側が何らかのフォローをしてくれることが多いようです。

看護専門学校側も、希望する学生の全員がきちんと看護師になってほしいという思いを持っています。

前向きに学校生活を送ろうとしていれば、そうそう簡単に留年や退学になることはないでしょう。

留年や退学にいたる人には、何らかの理由があります。

入学してみなければわからないことも多々あるかもしれませんが、せっかく希望を持って進学した看護専門学校を無事に卒業できるよう、心の準備と強い意志を持っておきたいものです。

看護専門学校の受験科目

看護専門学校の受験科目は多岐に渡る

看護専門学校の受験科目は、書類審査、筆記試験、面接、小論文などで構成されることが多いようです。

書類審査では、入学願書や高校の成績証明書、卒業証明書などの各種書類の内容がチェックされます。

丁寧な文字で読みやすく書き、もし志望動機や自己PRなどを記入する欄があれば、きちんと内容を考えておきましょう。

筆記試験は国語が中心で、漢字の読み書きや読解力を問う問題が多くなりますが、志望校の出題傾向を把握しておくことが重要です。

また、合否を大きく左右するのが面接です。

そこでは志望動機や自己PRができることはもちろんですが、「看護」という人の命に関わる仕事を目指す以上、誠実であり、周囲への気遣いや心配りもできる人がプラスに評価されることが多いようです。

小論文が行われる場合には、看護や医療に関するテーマが掲げられ、それに関する自分の考えや意見をまとめるような問いが目立ちます。

基本的な小論文の書き方を勉強しておくと同時に、日頃からニュースをチェックしておいたり、とくに看護や医療については自分なりの考えをまとめておく練習をしておくとよいでしょう。

書類審査

書類審査では、入学願書や高校の成績証明書、卒業証明書などの各種書類の内容がチェックされます。

願書は看護専門学校独自のフォーマットが用意されていることが多く、その形式に従って間違いなく記入することが重要です。

丁寧な文字で読みやすく書き、もし志望動機や自己PRなどを記入する欄があれば、きちんと内容を考えておきましょう。

筆記試験

看護専門学校の入試では、筆記試験が行われることも多いようです。

科目としては国語が中心となっており、漢字の読み書きや読解力を問うものなど、現代文を中心に総合的な試験となるのが一般的です。

学校によっては数学や英語の試験が実施されることもあります。

難易度は学校のランクによっても変わってきますが、学校の過去問題が発表されていない場合、センター試験の過去問を使って対策している人が多いようです。

面接

看護専門学校によっては、受験生の合否を判断するうえで面接を重視している場合もあります。

志望動機や自己PRができることはもちろんですが、「看護」という人の命に関わる仕事を目指す以上、誠実であり、周囲への気遣いや心配りもできる人がプラスに評価されることが多いようです。

服装や髪型はきちんとしておき、正しい言葉遣いで会話をするように心がけましょう。

時間を厳守したり、面接の冒頭や終わりには挨拶やお礼をしっかりと言うことも大事です。

小論文

看護専門学校の入試で小論文が実施される場合には、看護や医療に関するテーマが掲げられ、それに関する自分の考えや意見をまとめるようなものが目立ちます。

たとえば「あなたの理想の看護師像とは」「チーム医療についてのあなたの考え方」「看護とマナーについて」「看護師を目指す理由」などが挙げられます。

このほか、看護や医療以外の時事問題や、哲学的なテーマ、健康や環境に関するテーマなどが出題されることもあるようです。

どのようなテーマが出てもいいように、日頃からニュースをチェックしておいたり、とくに看護や医療については自分なりの考えをまとめておく練習をしておくとよいでしょう。

小論文の基本的な書き方は、書店で売られている本を使って対策しておくとよいでしょう。

看護専門学校は、さまざまなジャンルの専門学校のなかでは、比較的入試が難しいといわれることがあります。

学校によっては高倍率になることもあるため、募集要項をよく確認しておき、できる限りの対策をしておきましょう。

看護専門学校と看護大学の違い

看護専門学校と看護大学の違い

看護師になるための学校としては、大きく分けると看護専門学校と看護大学の2種類が挙げられます。

どちらを卒業しても、国家試験に合格して病院などへ就職すれば、その後の看護師としての仕事内容にはほとんど違いがありません。

看護専門学校では専門技術の習得や、現場で即戦力として活躍できる実践力を高めることに力を入れている学校が多く、3年制の専門学校を卒業した場合、4年制の看護大学よりも1年早く現場に出ることになるのが大きな特徴といえます。

一方、看護大学では一般教養科目があり、教養や人間性を深めるための科目も多く学んでいくことが特徴です。

実践力を育むことに力を入れる専門学校よりも、探究心を持って患者さんや疾患を分析することを一層深く学ぶのも特徴といえます。

また、看護大学によっては卒業と同時に、保健師や助産師の国家試験受験資格を得ることができます。

学校選びのポイント

先に挙げた通り、看護専門学校に進んでも、看護大学に進んでも、きちんとカリキュラムを修了して国家試験に合格すれば、看護師として働き始めることができます。

どちらの学校を選ぶかは、まずそれぞれの特徴を把握して、自分が重視したいポイントを考えてみるとよいでしょう。

なお、看護大学では卒業後、同大学の附属病院に進む看護師もいます。

そうした場合、学生時代からその病院の理念や看護方針、仕事の取り組み方を学んでいるので、他の看護学校から来た新人看護師よりもその病院の医療チームの一員としての役割を理解しやすいという特徴があるようです。

一方、少しでも早く医療現場に出れば、実際の患者さんとの触れ合いや現場で起こる多様な課題を乗り越えながら、大きく成長していくこともできるでしょう。

看護専門学校と看護大学には、どちらも違った特徴や魅力があります。それぞれの良し悪しを自分なりに考えながら、後悔のない学校選びをしてください。

看護専門学校は根強い人気があり、なかには入試倍率が5倍や10倍というような高倍率になる学校もあるようです。

たとえ同じ看護師になるための勉強をする学校であっても、自分に合う学校選びをすることは、卒業までモチベーションを保ちながら学び続けていくうえでとても大事だといえます。

看護専門学校によって実習内容や雰囲気も異なるため、さまざまな学校を比較してみながら、安心して通い続けられる学校選びをしてください。

看護専門学校の口コミ・体験談

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

正看護師の資格を取得したかったため、看護学校を選びました。

大学では4年かかりますが、専門学校であれば3年間で正看護師の資格を取得できる点や、専門学校のほうが国試の合格率が良い点が良いと思い、専門学校へ進学することを決めました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

九州の専門学校看護学科を3年で卒業し、正看護師として現在働いています。

看護師の資格があれば就職に困ることはないので、看護師を目指して良かったと感じています。

就職してからつらいこともたくさんありましたが、続けてこれたのは専門学校で忍耐力をつけたおかげだと感じています。

看護専門学校の雰囲気

看護学校なので、男子はかなり少なく、女子の割合が多いです。

国家試験の合格率が高い学校なので、点数が悪い人は補講があります。

皆が看護師の資格を取得するために来ているので、勉強に対する意識は他の専門学校に比べて高いと思います。

看護専門学校で楽しかったところ

学校での文化祭などのイベントは全くないので、みんなでイベントや行事を楽しむ機会はないですが、人数自体が少ないのでクラスの仲が良く楽しい学校生活が遅れました。

人数が少ないため皆で団結して国試に向けて勉強を頑張った記憶があります。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

大学と比べて、実習の頻度が高いので実習の期間はみんなつらいと言っていました。

課題やレポートが多く、実習をこなしながらの生活だったので睡眠不足になります。

また専門的な学習になるので勉強量が多くて大変でした。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

卒業後は地元の病院に就職する人が半分、残りの半分は県外の病院に就職していました。

比較的規模の大きい病院に就職する人が多かったです。

資格職なので、就職活動は比較的楽で、多くて3つくらい面接を受けるだけで決まります。

私は1つだけで就職が決まりました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

勉強量が多く、実習も大変ですが、看護師の資格をとるためにはどの学校に行っても避けては通れません。

なので、できるだけ勉強に集中できる環境に身を置くことをおすすめします。

その点でいえば、勉強できる環境が整っていたと思います。

勉強だけではなく、イベントや行事を楽しみたい人には物足りないかもしれません。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

正看護師の資格が取れる一番早いルートだったので、高校を卒業後、看護専門学校を目指しました。

大学の看護学部とは違い、論文や看護論などを学ぶ機会は少ないですが、その分実習が多く実際の現場での技術を学べる点が良かったです。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

実際に病院で働いている医師や看護師、コメディカルの方々が講義をして下さるので、教科書には書いていない内容などもあり、より学びが深まりました。

現場の生の声が聞けたことは、今の仕事に役立っていると思います。

看護専門学校の雰囲気

男女比は9:1の割合で女子が多かったです。

真面目なタイプや体育会系タイプなどさまざまな学生がおり、男女の隔たりなく仲良く過ごしていました。

高校卒業後の学生だけでなく、社会人経験をした後に入学した学生もいましたが、やはり経験を積んでいるだけあって意見のまとめ役や司会など率先してやって下さり、グループワークなどがスムーズに進んでいきました。

幅広い年代の方と接することができるので、社会勉強にもなったと思っています。

看護専門学校で楽しかったところ

日々の講義や実習の合間に行われる体育祭や文化祭が楽しかったです。

隣接している病院の駐車場で焼きそばやクレープなどの屋台を出したり、バレーボールやバスケットボールといったレクリエーションをチーム制で競い合いました。

入院中の患者さんも遊びに来て下さり、交流できる機会も設けられていました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

実習やその内容をまとめる記録の多さが大変でした。

最初は慣れない病院の雰囲気や患者さんに接することの緊張感で、毎日ドキドキしながら実習へ行っていました。

記録も要点をまとめられず、何度も先生や指導者の看護師さんに修正され、思うように書けなかったのがつらかったです。

3年生になるとほぼ1年間ずっと実習の日々が続き、毎日睡眠時間を確保することすら大変だったのを覚えています。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

学校の隣にある病院の付属の専門学校であったため、そのままその病院へ就職する学生が多くいました。

また全国に同じ系列の病院があるため、県外での就職を考えている場合も、ほとんどの学生がその系列の病院へ就職しています。

就職試験はありますが、同じ系列の病院であれば落ちることはまずありませんでした。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

卒業してみると、非常に内容の濃い3年間だったと思います。

つらい実習やテスト、国家試験などさまざまな困難を共に乗り越えた学生時代の仲間は一生モノです。

また、就職活動に難航しない点も、現代社会の学生にとっては大きなポイントとなるのではないでしょうか。

決して簡単に入学・卒業できる学校ではないと思いますが、努力すれば努力した分、自分の身になって返ってきてくれると思います。

看護専門学校 看護科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

私は、高校生の時に看護体験に参加しました。

その体験で、患者さんの足浴をさせていただいた時に患者さんが嬉しそうに笑ってくれた姿が印象に残りました。

そこで、病気と闘く患者さんが少しでも笑顔になってほしいと思い看護師を目指しました。

3年間でみっちり勉強と実習ができるため、看護師専門学校に入学しました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

看護専門学校では、大学よりも1年間短いこともあり実習をしながら国家試験の勉強をしました。

実際の現場を見ながらの勉強だったため、より学びの深いものになりました。

看護師として必要な知識と技術を学ぶことができたため、就職時に役立つことができました。

看護専門学校の雰囲気

私の通っていた専門学校では、定員70名のうちほとんどは女性で、男性は5人ほどでした。

また、社会人を経験してから入学される方もおり年齢層はバラバラでした。

学校の雰囲気は、実習がつらかったこともあり、みんなで乗り越えられるように協力しあっていました。

看護専門学校で楽しかったところ

女子が多いため、みんな和気あいあいとして楽しかったです。

文化祭や体育祭もあったので勉強の息抜きにもなりました。

実習は大変でしたが、患者さんに優しく励まされたり、他では経験できないことができるため、とても貴重な体験となりました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

実習と課題をこなすことが大変でした。

実習は、朝早く病院に行き先輩看護師と一緒に患者さんの受け持ちを行いました。

実習が終わってからは、1日に行ったことを記録にしていきます。

記録の量が多いため、夕方に帰ってきてから書き始め夜中までかけて書くことがほとんででした。

また、長期の休みでは大量の課題を出されるため毎日課題に追われて大変でした。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

卒業後の就職先は、大半は付属の大学病院か総合病院への就職先が多かったです。

私の通っていた専門学校では、看護師の国家試験しか受けられませんでした。

そのため、保健師や助産師になりたい人は大学に編入する人もいました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

病院付属の学校では、実習費もあまりかからないため経済的に良かったと思います。

また、3年間という短い期間ですぐに就職できるため、現場とのギャップもそれほどなく就職できました。

看護師免許のほかに助産師や保健師の資格をとれる専門学校が少ないため、入学後に他の資格も一緒にとりたいときは編入が必要なことが大変かもしれません。

看護専門学校 看護科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

高校生の時に職業体験で、看護師の1日体験をさせて頂きました。

実際に患者様と触れ合うことができて、いい体験になりました。

また看護師としての業務を実際に体験することで、自分も看護師として働きたいという思いが強くなり、看護師の道を目指しました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

学生の時はは本当の基礎しか学びません。

臨床の場では実際に患者様を相手をするので、その方によって経過はさまざまで、日々勉強の毎日です。

しかし、学生の時に基礎さえもできていなかったら、働く時にとてもついてはいけなかったと思います。

学生の時は勉強が嫌かもしれませんが、将来のために頑張ることが大切だと思います。

看護専門学校の雰囲気

男女比は30-40人の女子生徒の中に男子生徒は1人か2人です。

みんな目指す所は一緒なので、一致団結していたと思います。

看護師になるからといって、みんながキツイ性格ではなく、優しい性格の方もいます。

教室の雰囲気は明るかったです。

看護専門学校で楽しかったところ

大学と違って、毎日朝から夕方まで学校があります。

その分みんなと仲良くなれますし、学校帰りに寄り道したり、とても楽しかったです。

足浴の練習や人形を相手に行う演習など、みんなでやることはとても楽しかったです。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

1年生の頃から少しずつ実習があります。

3年生はほぼ実習と国家試験の勉強になります。

グループで実習病棟に行く時はとても緊張しますし、実際に患者様を相手にする実習はとても大変でした。

レポートもたくさんあるので、毎日書いて大変でしたが、グループのみんなで乗り切ることができました。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

卒業後は病棟勤務が多かったです。

若い頃の方が体力もあって夜勤もできますし、クリニックより病棟勤務の方が学べることは多いです。

自分のためにも最初は病棟勤務の方がいいのではないかと思います。

転職する際も同じ所でせめて1年は働いて、知識を吸収してから他の病院に移った方が安心できると思います。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

学生の時は本当に勉強が嫌いでしたが、先生や友達から今やらないと後悔するのは自分だと言われて、渋々勉強をやっていました。

今となっては本当に感謝していますし、周りの協力があって、看護師になることができました。

看護専門学校 看護科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

もともと体調がいい方ではなく、母親によく病院に連れて行ってもらっていました。

受診する病院の看護師さんとの関わりで、人のためになる仕事への憧れと、なぜ自分自身が体調が悪いのかを知りたく看護の道を選びました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

役に立っていることは、病気やけがなどの対応ができるようになりました。

接遇もしっかり教えてもらえたので社会に出てすぐにもかかわらず、患者様やその家族、先輩等に対して失礼な態度を取らずに済んでいます。

一番は病気の原因がわかるので病気予防ができていて体調不良になることが本当に少なくなりました。

看護専門学校の雰囲気

専門学校の雰囲気は全体が50人で男性が5人のみというクラスでした。

高校卒業して入学した人や、再就職のためにと50歳代の方もいました。

クラスメイトはさまざまな理由でしたが看護師になりたいと入学してきていたので、ふざける人もいなく、授業中も集中して受けることができていました。

看護専門学校で楽しかったところ

楽しかったことは研修も含めてですが、修学旅行や運動会があったことです。

修学旅行では現在と戦時中の看護の違いということで、沖縄のひめゆりの塔で学びの場を設けていただきました。

遊びがほとんどでしたが、資格試験のためにいいリフレッシュができました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

大変だったことは実際の病院の患者様相手の実習でした。

各科目にあわせ実習先の病院が変わり、指導していただく現場看護師さんも毎回変わる状態で、環境に慣れることがまず大変でした。

そして毎回実習で使うレポート提出が膨大で大変でした。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

卒業後の進路は県外に就職するクラスメイトが多くいると感じました。

幸い資格があれば総合病院、個人診療所、最近需要の多い施設など日本中どこでも働ける職業なので、とりあえず地元に残り個人診療所就職しました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

資格試験に1度不合格だった時に卒業生まで面倒見ます、と卒業しているにも関わらず、国家試験のためのセミナーがあれば声をかけていただき、国家試験会場までの送迎や何から何まで在校生と一緒の対応をしていただけました。

先生方も真剣に取り組んでいただいたことがとても嬉しかったです。

看護専門学校 看護科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

私は、幼少期に先天性の病気で手術を受けました。

1人で不安だった時、手術室に向かう時、手を握り一緒にいてくれた看護師にたくさん救われ、看護師という職業に憧れを抱くようになりました。

そしていつか看護師になって、病気で苦しんでいる人の力に少しでもなりたいと思い、看護の専門学校を目指しました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

病院での実習で患者さんと関わってみて、看護師としての知識だけでなく、人への思いやり方や寄り添い方を学びました。

ただそばに居るだけが寄り添うということではなく、相手の立場になって気持ちを汲み取り、自分に何ができるかを考えることが寄り添うことに繋がります。

また、患者さんに対してだけでなく、人として相手を敬う態度だったり、コミュニケーション能力の向上にも繋がっていると思っています。

看護専門学校の雰囲気

基本的に男子は数人しかおらず、女子がほとんどです。

一学年に一クラスしかないので、クラス替えもなくとても仲がいいです。

また就職先は違っていても、同じ看護師を目指している仲間なので、互いに高め合い、助け合うことができます。

特に実習ではメンバーの支えがとても大きいです。

看護専門学校で楽しかったところ

実習やテストの終わりには、クラスのみんなと打ち上げをしたりしました。

また文化祭の規模がとても大きい学校だったため、回るのにとても時間がかかる程です。

アトラクションなども自分たちで手作りし、ダンスや出し物などは他校からの人気も高く、とても賑やかで楽しかったです。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

最高学年になると、3ヶ月間の長い実習が始まります。

睡眠時間も短く、寝れないで病院に行く日もあり、精神的にもつらくなる場面がかなりあります。

またレポートの量も多く、求められることも高いレベルになってくるので、追い詰められることもかなりありました。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

たくさんの科がある総合病院などで働く人がほとんどで、私もその一人です。

他には救急や小児といった、専門性に特化した病院に就職する人もいます。

また看護師の資格を取ってから、その先の保健師や助産師を目指し、学校を受験する人もいました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

一学年一クラスであるため、かなりの時間を同じ仲間と過ごします。

みんなで同じ夢に向かって頑張っているので、他の学校よりも絆が深く、なんでも話し合える友人ができると思います。

ただ実習ではつらいことも多いですが、その分メンバー間の絆も深まり、学ぶことがとても多いです。

これからの人生を左右する年齢でもあると思うので、焦らずゆっくり考えて自分にあった道を選んでください。

看護専門学校 専攻看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

私は、福祉系の高校を卒業し、介護士として働いていました。

しかし、介護士では現場で行える医療行為に制限があり、その時自分の無力さを感じました。

そのため、より高い専門知識を身に付けたいと思い、看護専門学校を目指しました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

看護専門学校で学んだことで、現場だけでなく、自分や家族が体調を崩した時に慌てることなく、一時的に対処や処置を行えます。

さらに事故現場や街中で倒れた人がいた時と対処についても学ぶので、実際にその様な現場に居合わせても対応できます。

看護専門学校の雰囲気

学生は人を助けたいと思う優しい性格の人が多く、人の命を預かるという意識を持った真面目な人が多いです。

また、長期実習があるため体力や精神的に強い人が多いです。

以前より男性も増えてきましたが、未だに女性が多いです。

看護専門学校で楽しかったところ

同じ志を持った学生同士なので、文化祭などのイベントでは一致団結し、とても盛り上がります。

国家試験前は国家試験対策として合宿がありますが、いつもと違う環境での勉強はとてもいい刺激となりいい思い出となりました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

専門教科が多いため、テストの科目数も多いです。

また校内実習などでは定期テストもあり、放課後に練習したりすることもありました。

現場での長期実習では実習後、毎日レポートを書かなければならず、実習に行く前の事前学習や実習中も日々分からないことを学ぶ日々でした。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

中には個人病院に就職する人もいましたが、ほとんどの人が夜勤勤務がある病院へ就職しました。

まれに、助産師や保健師を目指して、進学する人もいました。

女性が多いこともあり、結婚、出産により退職する人も多いです。

私も結婚を機に退職しました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

国家試験や現場実習など大変ことが多いですが、実際に実習で患者さんと関わることで、自分が成長できたり、「ありがとう」と声を掛けて頂くことで、やりがいを感じられます。

国家試験についても、先生方がしっかりサポートして下さり、とても充実してました。

決して楽な学生生活ではないですが、人の命の尊さを学び、たくさんの貴重な経験ができる、充実した学生生活を送れます。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

将来看護師として病棟勤務がしたかったのと、看護とは何かということを学術的に学びたかったので、現場スキルだけでなく看護学を学問として学ぶことができる4年生大学の看護科を選びました。

また、将来現場でco-workerとして一緒に働く同業種の理解を深めるため、看護科単価ではなく作業療法科や理学療法科が同じキャンパスにある学校を選びました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

看護理論はもちろん、発達心理学や解剖学、地域学など、さまざまな観点から看護を捉え、学ぶことができたことはとても有意義でした。

他業種との連携や地域との連携が不可欠となっている現在の医療界で、看護師としての視点だけでなく、全体を見て患者様のニーズを捉えるという訓練ができたことはとても役立っています。

看護専門学校の雰囲気

皆さん将来について明確な目標を持って学びに来ているので、まじめに勉強する人が多かったです。

男女比は80名の学生の中に2名だけ男性、と、男性は肩身が狭そうでかわいそうでしたが、実習などになれば男女関係なく協力して良い雰囲気で学習していました。

看護専門学校で楽しかったところ

同じ目標を持って勉強している仲間と出会えたというところはとても楽しかったです。

卒業後もお互いの現場の情報交換をしたり相談をしたりと、ただの友達を超えて戦友のような関係になれたところが一番楽しく、一生残る財産となりました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

他の大学生が長い夏休みを謳歌しているのを横目に、実習に通ったりレポートを提出したりと忙しく勉強しなくてはならないところです。

特に実習中は日中は朝から晩まで病院に詰め、帰ってからは翌日の準備と一日の振り返りと看護目標の修正などで、ほとんど寝る暇がなかったのがつらかったです。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

ほとんどの同級生は看護師として総合病院に就職しました。

助産師と保健師の免許も取得できたので、地域の保健所や産院に就職した人や、少ないですが企業の看護師として就職した人もいました。

また、研究のため大学院に進む人も1割ほどいました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

これから看護職を目指す方には、是非専門的に深く学べる看護大学に進学してほしいと思います。

看護専門学校ではより実践的なスキルが学べ、現場で即戦力になれるというイメージがあると思いますが、スキルは後からいくらでも学べます。

知識は学生の内に学んでこそだと思いますので、是非看護学を追求してみてください。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

入学金や授業料が圧倒的に安く、3年と短期間で国家資格の取得ができるためです。

ただ、大学受検もしており、そこが落ちてしまい、浪人生活を送るのが不安だったので専門学校に行ったというのが正直なところです。

入学当初から卒業後大学編入も考えていて、国家資格をもって仕切り直しができるのは魅力的でした。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

先生が親身に相談にのってくれたので、実習も無事終えて今の技術に活かせられています。

その後助産学校にも進学しましたが、アセスメントなど記録の書き方は専門学校で学んだことが多くいかせられています。

国家資格なのでどこでも働けるため、専門学校卒業か大学卒業かは、専門看護師を考えていなければそれほど大きな差は正直ないのかなと今の友達を見ていて思います。

看護専門学校の雰囲気

男女比は2:8で、義務教育の延長みたいにクラス単位で同じカリキュラムで動きます。

クラス全体も仲が良く、文化祭では同じユニフォームをつくったりと和気あいあいと過ごしていました。

課題や実習もみっちりありましたが、実習後は毎回打ち上げもして楽しかったです。

看護専門学校で楽しかったところ

文化祭や他学年との交流会もあり楽しかったです。

実習は色々な科にまわったり、他の病院にも実習に行くことがありました。

大変だったけれど、患者さんと実際に接し、患者さん本人だけではなくご家族まで自分が行った看護ケアで喜んでもらえると、看護師としてやりがいを感じられました。

充実感が楽しさにつながりました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

実習中は課題が多く、睡眠時間を削って取り組みました。

看護計画は何度も修正をし直し、先生や指導者から合格をもらうまで大変でした。

休憩もなかなか時間通りには取れないし、実習時間の延長もよくありました。

ただこれは専門学校だからではなくどの看護学校でも同じかなと思います。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

基本は連携病院に就職する人が多かったです。

私の代では3分の1が就職したそうです。

他にも市民病院や私立のクリニックに就職しており、ボーナスが100万円の友達もいて驚きました。

私は専門看護師も考えたので大学に編入しなおしました。

私のクラスでは30人中2人が大学に進学しなおしました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

大学に行くか専門学校に行くか悩むと思います。

私自身大学受検に失敗したから専門学校にいったというのが正直なところです。

ただ、専門学校の方が大学よりも「先生の目」がしっかりしていて大学よりも手厚くみてくれる印象があります。

少なくとも専門学校では、出席確認後に退出する生徒はひとりもいなかったです。

社会人経験や他学部からの入り直しの生徒もおり、目的意識の高い生徒も多いと感じました。

あと、授業料が安いのはだいぶ大きいなと思います。

看護専門学校 看護科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

親戚に看護師の人が多くて小さいころからそういう方たちの話を聞いていたのと、人の手助けになるような仕事をしたかったからです。

もう一つは、小さいころに看護師になりたかったのですが、中学生の時に成績が悪すぎて諦めました。

でもお父さんがこんな学校があると勧めてくれてその学校に決定しました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

今役に立っていることは、友達が同じ夢を持って一緒に頑張ってきた仲なのでしんどいことなどがあればお互い相談して共感しあえることです。

それと、実習先でメンタルが鍛えられるので簡単に落ちこんだりしなくなりました。

看護専門学校の雰囲気

女性が多いので喧嘩が多いと思われますが、想像してるほどギスギスしておらず楽しいことが多いです。

男女比は1:9くらいでした。

普段の授業中は寝ている子がいたりいましたが、実習となるとみんなで協力し合って意識を高く持っていました。

看護専門学校で楽しかったところ

行事ごとがとても楽しかったです。

女子が多いので恥ずかしいことも少なく、みんなで協力したり話し合ったり割と好きなようにしている部分はありました。

普段は授業が多いのでたまにある行事がリフレッシュとなりさらにみんな同じ夢を持っているので団結力が高まってよかったと思います。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

つらかったことは、実習とテストです。

実習は毎日寝れないし、書いても書いても終わりません。

病院に行くと看護師さんに怒られ、患者さんに癒され、学校に帰ったら先生の助言を受けまた寝れない夜が始まるの繰り返しです。

看護師さんに気を遣いながら実習をこなすのもストレスでした。

テストは病気の症状やカタカナの薬、病名を覚えるのが大変でした。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

卒業後の就職先はやはり教育体制の整っている病院、総合病院、または付属の病院が一番多かったです。

初めての就職は何科でもいいので教育体制の整っている病院がいいと思います。

整っていないところに行くと、後々大変です。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

良かったところは、先生たちが心身に話を聞いてくれる人が多いことです。

あとは、友達は同志なので相談しやすいです。

自分が本当に看護師になりたいと思っていないのであれば進路は変えたほうがいいと思います。

本当に大変です。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

私が看護専門学校を選択したのは、この手で赤ちゃんをとりあげてみたかったからです。

産科医になれるような賢い頭がなくても赤ちゃんをとりあげられる道はないかと調べてみて、まずは助産師という職業にたどり着きました。

次に、4年制の大学に通うお金がなくても助産師になれる方法はないかと探し、看護専門学校を見つけました。

看護学校で単位を取得すると国家試験が受けられます。

試験に合格して免許がもらえると、それが助産課程のある学校の受験資格となります。

そうして助産師の国家資格が得られたら、無事、責任もって赤ちゃんをとりあげられるようになるという訳です。

このように私の場合は、助産師になるための1つの方法でありあくまで通過点として看護専門学校を選択しました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

よく「教師を目指さなくとも教員免許はとっておくといい」という話を聞きませんか?

私はそれは看護師免許にも当てはまるのではないかなと考えています。

看護学校での3年間をギュッと一言にすると、対象にとことん寄り添う訓練の時間だったといえます。

相手のおもいを汲んで、気持ちに寄り添って、それを継続することでコツコツ信頼を積み重ねていくようなイメージです。

当時の彼氏とのお付き合いの中でも、その彼が旦那さんになってからの生活の中でも、産まれてきたこどもに接する時もフッと浮かぶそのイメージに随分救われてきました。

人に優しくなれる専門学校なのではないでしょうか。

看護専門学校の雰囲気

学校の雰囲気に関しては、良くも悪くもほぼ想像通りなんじゃないかなと思います。

男女比はやはり圧倒的に女子の方が多かったですね。

私のクラスの場合、男子は1割程でした。

ちなみにクラスの現役生は7割程で、残りの3割は社会人枠でした。

子育て中のママさんも数人いらっしゃいました。

それからこれは思いっきり私の主観ですが世話焼きさんが多かったです。

お姉ちゃんお兄ちゃん気質といいますか。

実習中など過酷な時期には不安定になる子がどうしてもでてきます。

中には休学する子もいます。

そういう時は、クラスメイト一人ひとりが各々距離感を保ちつつ戻ってきやすい環境づくりをしたり、そういう動きが自然にできる雰囲気はありました。

看護専門学校で楽しかったところ

単純に、人体について詳しく学べる点はとても興味深く面白かったです。

体の構造から細胞の働きまで学ぶので、私と同じようにこの分野が楽しめる人にとっては最高の環境でしょう。

具体的には解剖生理学が1番すきでした。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

やはり臨床現場での実習期間は心身ともにきついときがありました。

感覚で患者さんに接するわけではなく、毎日その日の設計図のようなものを組み、それをもとに看護にあたります。

私はその資料作成であったりレポートをまとめたりが苦手で、毎日ウトウトと戦っていた日々を思い出します。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

卒業後の進路はさまざまあります。

そのまま看護師として働き始める人が1番多いのは間違いありません。

しかし更に保健師や助産師を目指す人もいますし、逆にもともと免許を取得しておきたかっただけだからと全く別の職に就く人も中にはいます。

私の周りでは看護師免許があると有利だからと保育施設を選んだ子や、知識を活かしてインストラクターになった子なんかもいました。

またこれはこの免許の最大の強みでしょうが、一旦結婚し数年子育てに専念したとしても再就職が容易です。

また務める科によって色々と違いがありますから、そういう意味でも選択肢の多い奥深い仕事だなと感じます。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

今の看護学校がどんな感じなのかはわかりませんが、私たちの頃はお互いの体を借りて練習することがたくさんありました。

どんなに仲のいい友達とであっても、相手の体を拭いたり髪を洗い合ったり注射針を刺したりなんて経験なかなかしないと思います。

おそらくそんな時間を共有した結果、卒業する頃にはクラスが1つの大家族のようになっていました。

もともと人付き合いが苦手で嫌いな私ですが、思い返せばたのしかったです、とても。

今これを読んでくれている皆さんにもそんな場所がみつかればいいなと願ってしまいます。

目に付いたものには臆さずどんどん手を出してみてください。

看護専門学校 国際教養科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

身内に看護師になりたくて看護専門学校に通っていたものの、妊娠発覚とともに2年生で中退した方がおり、看護師になんとなくの魅力を感じていた。

また、救急救命などで働く看護師の姿がかっこ良く感じたからです。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

看護専門学校看護学科で学んだことは、看護学全般のことや、基礎的な生物学から各種疾患について幅広く学ぶことができました。

看護師としての心得や、考え方についても、学ぶことができました。

その知識を活かして現在看護師として、自身の看護観を磨くことができたと思っています。

看護専門学校の雰囲気

看護学科は全80名ほどで、学生は明るい雰囲気の女性が多かったです。

80名中4名が男性であり、男性は少し肩身がせまいおもいをしたのではないでしょうか。

看護学生としての意識は1年生よりも、2、3年になるにつれて、礼儀作法など学び向上して行く傾向があると思います。

看護専門学校で楽しかったところ

看護専門学校では、3年生の卒業の時に、パーティーがあり、それまで学校で講義をしてくださった講師を招き、ホテルでディナーや出し物を行います。

それまでの招待状作りや、時間設定なども学生がすべて準備するので、たいへんでしたが、凄くいい思い出になりました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

看護専門学校では、実習がつきものであり、1年生からはじまります。

病院で働いたことがない学生にとって、はじめての患者や薬剤、技術が続き、さらに看護記録を寝る間を惜しんで翌日までに仕上げる必要があります。

3年生は1月から12月末まで、在宅、老人ホーム、病院でそれぞれ実習を通年でおこなうため、毎日寝不足となりました。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

看護学校卒業後は、付属の病院にほぼ学生全員面接を行い、就職するというパターンが多かったと思います。

そして合格率は90%以上でした。

しかし、実習で不合格が続くなどがあれば、やはり合格できず、個別に他の病院に就職面接をする学生もいました。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

看護専門学校、看護学科を目指す方は、まず、本当に看護師になりたいかというところを見つめなおす必要があると思います。

なぜかというと、看護師への道のりは3年あり、座学も幅広く、テストも多い、実習や学内テストのたびに自己練習など繰り返す必要があり、大学の生活とはかけ離れているからです。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

もともと心理学を学んでおり、専門的に体のことを学びたかったので選びました。

また、専門職であり給料と仕事が確保されているため就職にも有利だと思い選びました。

白衣の天使に憧れたわけではありませんが、人に関わり感謝される職業というのも良かったです。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

現在は看護師として大学病院で働いています。

異動もありますが、長く続けている科でも日々学ぶことが多く、日進月歩の医学の発展を感じます。

救急対応も日常で役立つことが多いです。

また個別性を大切にするため人との関わり方も大変勉強になっています。

看護専門学校の雰囲気

半分以上が家族に医療関係者がおり、小さい頃から看護師を目指していました。

わたしの学校では半数が社会人で、社会情勢的に早く働きたい子以外は大学進学を目指すのだと思います。

わたしは女子校でしたので男性はいませんでした。

看護専門学校で楽しかったところ

普段生活していたら会えないようなさまざまなバックボーンを持った年上下の社会人仲間ができました。

結婚していたりお子さんがいたり、同世代の仲間では聞けないような話もあり良かったです。

また久しぶりの学生なので、学割を色々と利用するのが楽しかったです。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

とにかく勉強量が多く、大学の何倍もつらかったです。

人の命を預かる仕事なので仕方ないですが、年間の半分くらいは実習で毎日睡眠は1時間程度で記録・課題提出に追われていました。

体調を崩す子もたくさんいました。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

看護師確保のため専門学校を病院が持っていることが多いので、そのまま付属の病院へ就職することが多いです。

就職面談を受け、希望の科に配置して頂きました。

人手不足の業界なので適宜どの病院でもインターンシップを行っており、資格さえあればどこでも働ける印象です。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

専門職なので就職や転職に困ることはありません。

しかし人の命を預かる仕事なのでプロとしてお給料を頂くまではつらく険しい道のりとなります。

今となってはその厳しさが自分の身を守る盾となっていますが、専門学校時代は中途半端な気持ちだと心が折れそうになることもあります。

国試という明確な基準に達しなければ3年間の勉強は無駄となってしまうので、どんなにつらくても目標を見失わず乗り越えられる強い思いが必要だと思います。

医学知識も得られて、家族・親戚からも大変感謝される職業です。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

私の母親は看護師をしています。

その影響で昔から自分も看護師になりたいと思っていました。

目指す一番のきっかけになったのは、中学校に上がってすぐに祖母が病気で亡くなってしまったことでした。

母親に相談したところ、やりたいのならやってみなさいと言われ、決心しました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

看護の専門学校では、多くの看護知識を学びます。

そのため全てが中途半端になりそうですが、いざその立場になると覚えていることが多いので役に立ちました。

私がまだ学生の頃に、姉の子供(1歳児)がカップラーメンのお湯を頭からかぶってしまい、大やけどをしたことがありました。

姉から慌てて連絡が来ましたが、落ち着いて対応できることができましたし、応急処置の指示も出せたので看護師の勉強をしていて良かったと思いました。

看護専門学校の雰囲気

私の通っていた専門学校では、女性の学生が多い印象がありました。

ですが、男性の学生が気を使うという環境ではなく、実習の時なども仲良くしていました。

また、学校に通いながら病院でバイトしている人も多かったので、いろいろ教えあえる良い環境でした。

看護専門学校で楽しかったところ

ユニークな先生が多く、授業のときは和気あいあいとしていました。

病院に実習に行くことも多かったので、たくさんの患者さんたちと触れ合うことができます。

特に小児科に実習に行ったときは、逆に子供達から元気を分けてもらえるほどに元気一杯な子がたくさんいました。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

看護の知識をたくさん覚えないといけないので大変でした。

特に薬の名前等は、似ている名前が多くて苦戦しました。

実習が始まると、勉強に割く時間も少なくなってしまうので、遅れないように自宅学習を毎日していました。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

看護の専門学校では、基本的に卒業前には全員が病院への就職が決まります。

病院以外にも、介護施設の看護師や、保健室の先生になる人もいました。

私の場合は母親が働いている個人病院に就職し、現在もその病院で働いています。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

看護専門学校を志望している高校生の皆さん。

看護師になるまでは、とても厳しい道のりになるかもしれませんが、なりたいと思った時の気持ちを強く持って頑張ってください。

専門学校では、実習での授業もたくさんあるので、実際の仕事の感覚をつかみやすくて良いと思います。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

看護分野を目指そうとした時、最初は2年で卒業できてお金もかからないので准看護師を考えました。

でも、准看護師の学校へ願書をもらいに行った時、そこの先生に「まだ若いから正看護師を目指すべき」と勧められて、正看護師を目指すことにしました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

専門学校では、学校の先生だけでなく、現役の看護師や医師が授業をしてくれます。

教科書の内容だけでなく、働くうえでの心構えとか、実際の現場ではどうなのかとか、最新の情報も教えてもらえたと思います。

新人看護師として働き始めた時、それらが役に立ちました。

看護専門学校の雰囲気

看護師を目指す人はさまざまでした。

私のクラスは約半数が新卒、残りが社会人経験ありでした。

クラスで男子は2人だけでしたが、どちらも社会人経験者でした。

真面目な人もいれば、授業をサボる人もいて、それは他の学校も一緒だと思います。

看護専門学校で楽しかったところ

さまざまな年代の人が集まるクラスなので、新卒もいれば、子育てしながらの人、50歳前の人までいました。

他の世代の価値観なども知ることができたし、若い人ばかりではないから、ノリで誰かをいじめたりなどもなかったです。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

看護の専門学校はどこでもそうだと思うけれど、授業の進みは早く、休むことに厳しくて、少し無理しても授業を受ける必要があります。

テストも実習も評価が厳しくて、ギリギリで落第する人もいました。

強い気持ちで勉強に取り組まないと、国家試験に受からないです。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

基本的にほぼ全員が、総合病院に就職しました。

看護学校は奨学金制度が充実しているので、奨学金を利用するなら、入学時にもう就職先がほぼ決まっている感じでした。

私も総合病院に就職して病棟看護師として経験を積み、出産を機に退職して、現在では介護施設で働いています。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

学校では看護だけでなく、いろいろな人の人生があるということも学べる場所だったと思います。

人生で一番勉強を頑張った3年間でもありました。

実習も国家試験対策も大変だけど、看護師に絶対なるという気持ちで本気で頑張れば合格できます。

頑張ってください。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

高校生の最終学年、3年生の頃将来何になりたいかが漠然としており、ただ大学に進み何かしらの職業に就くんだろうな、と考えている日々でした。

最初は父親と同じ職業に就こうかと思いましたが、父親からの勧めで今後は資格の時代になるとの助言を受けました。

資格といって探していた結果、この専門学校に行くことにしました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

看護の専門学校に行ったということもあり、今まで勉強していたとは全く違う分野の勉強が始まりました。

人体というものを学習の対象とすることで、自分自身のことを分かることもでき、興味がわいて自然と勉強しようと思うようになりました。

現在看護師として働いていますが、学生時代に学んだことをいかしているつもりです。

看護専門学校の雰囲気

高校卒業後の学生が8割を占め、その他の2割は社会人という構成でした。

男女比でいうと、やはり男性の方が少なく、1割強といったところでした。

人体を相手に学ぶということで、意識が高い生徒も多く、お互いに切磋琢磨できるような友人もいました。

看護専門学校で楽しかったところ

学生時代で楽しかったことは、高校まで学んできたこととは全くの違う分野であり、みんなが同じスタートラインに立てていることで、優劣なくみんなで進んでいくことができたということです。

つまずくことがあっても、友人同士で助けあい支えあうことで、進学できたと思っています。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

看護学校ということもあり、実際に病院に実習に行かなければなりませんでした。

その実習で、対応が難しい患者や実習の記録、自己学習などに追われ、毎日がつらかったのを今でも鮮明に覚えています。

もう一度実習をしなさいと言われたら、さすがに遠慮します。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

看護学校を卒業後、病院の看護師として働き始め、現在も現役で働いています。

友人も大抵の人は病院就職であり、施設に就職される人もいました。

医療は日々進歩しているため、日々勉強がつきものであり、専門看護師、認定看護師などのステップアップも検討できるのが魅力だと思っています。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

専門学校の割には、一学年の人数も少なく、また講師の先生の数は充実しており、手厚い支援であったと思います。

専門学校ということで、内容の濃い数年間でしたが、とても充実していたと思います。

就職し、社会人になると理不尽なこともありますが、そんな理不尽がどうでもよくなる瞬間というものが存在すると私は思っています。

一つ紹介すると、私の場合は患者様が退院の時に言ってくださる「ありがとう。」の言葉だけで、仕事を頑張ろうと思います。

現在、進路で悩んでいる高校生のみなさんが、これを見て、少しでも進路の決定に役立ててもらえたらと思っています。

がんばれ高校生。

応援しています。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

元々、人の世話をすることが好きで、将来は人に関わる職業に就きたいと考えていました。

そのなかで、看護にするか、介護にするか、迷っていたのですが、高校の進路の先生に相談をしたところ、看護を勧められて看護を選びました。

進路の先生が勧めた理由は、看護の方が、将来的に希望が持ちやすいということや、就職の幅が広いこと、経済的な安定ということでした。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

看護学校で学んでも、看護師国家試験受験資格を得られるだけです。

看護学校では、看護に関することを中心に学びますが、それ以外にも、人間を理解することに関連する内容も学びます。

必要な単位を取得して、3年以上学んで、国家試験受験資格を得て、国家試験に合格したら、看護師になれるのですが、看護学校で学んだことは、一部を除き、ある意味、全て役に立っています。

というか、全て役に立てても、全然追いつかない、といった印象です。

結局のところ、3年間では、基本的なことしか学ぶことができず、実際に資格を取得してから初めて行える技術も多くあるためです。

看護専門学校の雰囲気

男性と女性の割合は、学校によっても異なると思いますが、多くの場合、男性1~2割に対して女性8~9割といったところでしょうか。

それでも、最近は男性が多くなってきているという印象です。

また、最近は、高校を卒業してそのまま入学をする人だけではなく、大学を卒業してきた、とか、いったん社会人として働いていて入学をした、という人も多くなってきています。

総じて、真面目といった雰囲気が強いです。

国家試験に合格しないと資格がもらえないというのもあるからだと思います。

看護専門学校で楽しかったところ

やはり、看護師になりたい、と思って入学してくる人がほとんどで、それに関わる内容を学ぶのは楽しいです。

また、実習も多くあって、実習は大変ですが、患者さんと実際に関わることができたり、医療の現場に実際に入ることができたり、というのは楽しいと思うところです。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

とにかく、普通の専門学校や短大に進学をした人に比べると、休みも少ないし、課題も多いし、技術の練習もしないといけないしで、本当に大変です。

一番大変なのは、臨床実習で、多くの課題が出るため寝ることができません。

また、髪の毛の色や化粧、身だしなみ、礼儀作法などにもうるさい学校も結構多く、出席もきっちりと管理されており、それにストレスを感じる人もいます。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

専門学校を卒業する人の大半は、病院に勤務します。

専門学校もいろいろですが、実習病院と経営母体が一緒、という場合には、同じ系列の病院に就職をするということも多いです。

そういったところのほか、多くの場合は、総合病院に就職をしています。

なかには、保健師学校や助産師学校に進学をする人、大学に編入をする人もいますが、なかなか合格するのは厳しく、大半は就職をしています。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

看護師になりたい、という気持ちを持っていないとなかなか大変です。

その、なりたいという気持ちが、純粋たる看護が好きというのではなくてもよいとは思います。

資格がほしいから、といったことでもいいです。

ですが、なるんだ、という強い意思がないと、へこたれる人もいて、中途で退学をする人もいます。

ただ、いったん資格を取ってしまえば、将来のことは分かりませんが、今はまだ、いつでも、どこにいっても就職をすることに困らない、ということはあります。

きちんとした病院に勤めれば、経済的な保証もされていますし、将来性もあります。

看護専門学校 看護科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

高校2年の時、進路に悩んでいた時がありました。

やりたいことがたくさんあり、自分が本当にやりたいことは何か分からなかった時、看護師の母親から看護の道を進められました。

何か資格を取ってから、そのあとやりたいことをやればいいんじゃない? それをもしやめても資格があれば一生職には困らないと。

それをきっかけに看護のことを調べ、興味を持ち看護の道を目指しました。

元々、近くの看護の短期大学に行く予定でした。

しかし、残念ながら落ちてしまい、諦めていたところ、先生から現在の学校の推薦を頂きました。

これが、わたしが現在の学校を目指した理由です。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

やはり医療ということなので、人体に関することや治療、薬剤、援助、病気について学びます。

その他、記録の書き方や看護過程、カウンセリングなどを習います。

医療は毎日私達と関わっています。

学校で学んだことは、普段の生活でもたくさん役に立ちます。

日常生活で授業で習ったことをたくさん口に出したり、使ったりすることで頭に残ります。

看護専門学校の雰囲気

看護ということもあり、男性は比較的少なく、女性が大半です。

しかし、最近は昔に比べ男性の方も多くいます。

女性の性格はみんな気が強く、女の世界という感じです。

なので、そんな女社会でやっていけるような男性は大丈夫でしょう。

勉強にやる気のある人とない人の差は結構大きいと感じます。

赤点をとる人は毎回決まってきていました。

看護専門学校で楽しかったところ

他とあまり変わらないと思いますが、友達との時間です。

似たような性格の人が集まるので、一緒にいて心地よいです。

私達の場合、飲みに行くことが多いです。

日々の愚痴や学校のことでとても盛り上がります。

普段つらい勉強している中での楽しい時間です。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

つらかったことは、実習です。

夜遅くまで記録や次の日に向けての学習を行い、朝早く起床して病院へ行き、教員や指導者にたくさん注意を受けるというのが、毎日続きます。

睡眠時間は3時間あれば良い方でしょう。

精神力を鍛える必要があります。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

病院へ勤める人が大半です。

病院から奨学金を借りてる方もたくさんいるため、返済のためにその病院で働くというのが多いですかね。

もちろん、就活をする方もいます。

需要があるので就職に困ることはないかと私は思います。

稀に、助産師や保健師の学校へ進学する方もいます。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

人の命を預かる仕事ということに責任も多くありますが、勉強した人にしかできないこともたくさんあるのでやりがいはあります。

看護師だけではなくその上の認定看護師や専門看護師、助産師保健師などたくさんの資格を更に取得することができます。

その点に関してはいい仕事です。

しかし、身体的、精神的に疲れるという点では、少し嫌になります。

少しでも看護師がいいと思ったら、一度インターネットで調べてみたり、動画や医療ドラマを見てみたりしてください。

ドラマのような楽な世界ではないですが、楽しい部分もたくさんあります。

看護専門学校 看護学科卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

働きながら看護師になるための勉強ができることが大きなメリットでした。

単純に病気やけがで助けが必要な方々の力になりたいと思ったことがきっかけです。

臨床経験を積みながら学習することで、教科書と実際を結びつけることができるところが魅力でした。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

在学中は、近隣の病院に臨床実習に行きますが、患者さんとのコミュニケーションスキルを一から身につけることができ、役立っています。

校内で行われる、看護研究発表会では発表原稿のまとめ方、発表手順、進行など経験しないと学べないこともあり良かったと思います。

看護専門学校の雰囲気

社会人入学の人も多く、高卒の新卒以外に幅広い年代の生徒が通っています。

主婦の方々は、時間の使い方が上手な人が多く、成績も上位で見習いたいところがたくさんありました。

同年代以外の友達もたくさんでき、新鮮でした。

看護専門学校で楽しかったところ

5~6人で一つのグループに分かれて臨床実習に行きます。

同じ班の仲間と、患者さんの看護の方針について話し合ったり、文献や知識を共有したりしました。

10歳以上離れたグループメンバーと1つのことについて話すと、さまざまな意見が出て面白かったです。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

臨床実習の間はとにかく看護記録を手書きで全て期日までに提出しなければならず、睡眠時間も削られ、つらかったです。

所属の病院に勤務しながら国家試験の勉強をするため、試験前の有給は全て試験勉強にあてました。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

在学中から地域の中核病院に勤務していました。

なかにはキャリアアップのために、卒後数年してから大学病院や公立の大きな病院に転職する人もいます。

資格が取得できるので、結婚や出産で一度離職しても再就職しやすいと思います。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

働きながら学校に通うことで、教科書からだけでなく、臨床を早いうちから学ぶことができます。

勉強量する内容が多く、国家試験も年々難易度が上がっています。

しかし、看護師というやりがいのある仕事に就けること、また一生使える資格を取得することができるのでお勧めです。

看護専門学校 医療専門課程卒業生の体験談・口コミ

看護専門学校を目指した理由

私は小さな頃から看護師になりたいと思っていました。

私の住んでいる街には衛生科のある高校はなくて、衛生科のある学校は電車に乗って90分かかるため、看護師になるなら、地元の専門学校に行こうと思っていました。

看護専門学校で学んだこと・役に立っていること

今年の3月私は看護師の国家資格を手にしました。

今は地元で働いています。

私の行った看護専門学校は、医療高等課程で2年間かけて准看護師の資格取得を目指し、その後医療専門課程に進み、3年かけて看護師の国家資格を目指します。

日中は准看護師として仕事をしながら夜学校に通っていたことで、現場での経験、知識を培う事ができ、実習、臨床と役に立っています。

看護専門学校の雰囲気

新卒で入った人や、社会人からの入学の人などさまざまです。

一番長くて5年間一緒に勉強をするので、一体感はあります。

途中から編入してくる人もいるけれど、働きながら学ぶという過酷な環境の中、助け合って励まし合って成長していけます。

男女比は1対4くらいです。

看護専門学校で楽しかったところ

ふざける時は全力でふざけまくるクラスだったので、夏はキャンプ、飲み会、冬は初詣などに行きました。

飲み会は2ヶ月に1回くらいのペースでしてました。

実習の後、みんなで飲みに行くのは本当に楽しかったです。

福岡まで国家試験を受けに行く車内でも笑いが絶えませんでした。

看護専門学校でつらかったところ・大変だったところ

仕事と学校の両立、仕事と実習の両立が本当に大変でした。

記録の書き方に慣れていない頃は、本当に寝る間がないほどでした。

慣れてくると余裕ができて、そんなにつらいとは感じなくなりました。

あとは、国家試験の勉強も大変でした。

看護専門学校の卒業後の就職先・進路

病院が多いですが、専門学校に行っていた頃からお世話になっていた病院でそのまま勤め続ける人が多かったです。

学生で就職して、その時から正社員として扱ってもらっているので、すでに5年在籍した社員になるので、やめるメリットがないという感じです。

看護専門学校卒業後の所感・メッセージ

人間的にすごく成長できた5年間でした。

チーム医療の大切さ、患者さんに対する思いやり、そういうものも、学校での仲間たちと培ってきたように思います。

先生方も個性的で、私達を引っ張って行ってくれました。

3年生を送る会では先生方の破壊力抜群の出し物が毎年の風物詩でした。

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