【2023年版】保健師国家試験の難易度・合格率

保健師は、国家資格が定められている職業です。

保健師になるためには、保健師養成課程のある大学で専門的な教育を受け、国家試験に合格しなくてはなりません。

ここでは、保健師国家試験の受験資格や内容、難易度や合格率などについて、詳しく解説しています。

保健師資格とは

保健師として働くためには、保健師国家試験に合格し、保健師免許を取得しなければなりません。

国家試験は筆記試験と実技試験で成り立っており、それぞれに合格すると保健師免許が取得できます。

保健師国家試験は例年、丸一日かけて実施されます。

すべての都道府県で実施されるわけではないため、住んでいる都道府県に受験地がない場合は、近隣県に受験しに行くことになります。

合格率については、例年多少波があるものの平均して85%以上となっており、年度によっては90%を超えることもあります。

ただし、合格率だけで楽観視するのは誤りです。

そもそも、保健師国家試験は保健師養成課程で学んできた人だけが受験するものです。

つまり、受験生全員が専門的な教育を受け、国家試験に備えて勉強をしたうえで受験している結果であるということは頭に置いておきましょう。

つまり、保健師養成のための学校できちんと腰を据えて学んでいれば、問題なく合格できる難易度といえます。

保健師になるには? 必要な資格は?

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保健師国家試験の受験資格

保健師資格を取得するには、 保健師国家試験に合格しなければなりません。

ただし、この国家試験には受験資格があり、看護師免許を取得していること」と「保健師養成のためのカリキュラムを修了していること」を満たす必要があります。

保健師は、看護師が前提となっている資格ということです。

一部の保健師養成課程では、卒業時に看護師国家試験と保健師国家試験の両方を受験することができます。

なお、たとえ保健師国家試験に合格したとしても、もう一方の看護師国家試験が不合格の場合には、保健師の免許は取得できません。

保健師の合格発表後の手続き・費用

例年、保健師国家試験の約1ヵ月後に合格発表が行われます。

「合格通知証」が届いたら、免許申請を行いましょう。

申請は住所地の保健所で行うこととなっており、免許申請には住民票の写しや健康診断書のほか、申請料9,000円が必要になります。

その後、免許申請から1ヵ月前後で「登録済み証明書」が届きます。

これにより厚生労働省の保健師有資格者名簿に登録されたこととなり、保健師としての業務が可能になります。

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保健師国家試験の難易度・勉強時間

難易度はどれくらい?

保健師の国家試験合格率は例年85%前後となっており、学校でしっかり勉強を重ねていれば合格できる難易度であるといえます。

しかし、前述のとおり、保健師養成過程で学んだ人ばかりが受験した結果だということを忘れてはいけません。

試験科目は、公衆衛生看護学・疫学・保健統計学・保健医療福祉行政論などとなっており、合格基準は例年正答率60%以上といわれています。

午前中に行われる一般問題(例年74~75点満点)と、午後に行われる状況設定問題(例年134~144点満点)の総合得点(例年134~144点満点)で合否が決まり、例年の基準ではおおむね6割(例年81~87点以上)を超えれば合格となります。

新卒のほうが合格率は高い傾向に

合格者の内訳を見てみると、新卒と既卒では合格率に差が出ています。

たとえば、第109回保健師国家試験では、新卒の合格率が96.8%であるのに対し、既卒の合格率は56.6%。第108回保健師国家試験では、新卒の合格率が93.0%であるのに対し、既卒の合格率は26.8%という結果となっています。

この数字を見ても、学校で専門的な内容を学び、そのまますぐに国家試験を受験する新卒のほうが、やはり知識の定着率といった面で合格しやすい傾向にあるのかもしれません。

保健師国家試験の受験者数・合格率

保健師国家試験受験者数の推移

保健師国家試験の受験者数は、平成27年度試験に大学での保健師カリキュラムが選択制や選抜制になり、履修する学生が減少しております。令和4年度の受験者数は8,160人となりました。

保健師国家試験受験者数_令4

保健師国家試験合格者数の推移

保健師国家試験の合格率は、85%から100%近くとなっていますが、令和4年度試験では93.7%となりました。

保健師国家試験合格率_令4

令和4年度 保健師国家試験新卒・既卒の受験者数、合格率

令和4年度保健師国家試験の受験者数は、新卒が7,501人、既卒は659人で比率にすると、新卒92.5%、既卒7.5%です。

合格率は新卒の方が高く、新卒96.8%、既卒56.6%となっています。

保健師国家試験新卒・既卒合格率_令4

令和4年度 保健師国家試験の概要

試験日 令和5年2月10日(金曜日)
試験地 北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
受験資格 文部科学大臣の指定した学校において1年以上保健師になるのに必要な学科を修めた者(令和5年3月17日(金曜日)までに修業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、令和4年11月11日(金曜日)から同年12月2日(金曜日)までに保健師国家試験運営本部事務所及び各地の保健師国家試験運営臨時事務所に提出すること。
試験科目 公衆衛生看護学、疫学、保健統計学及び保健医療福祉行政論
合格率 93.7%(令和4年度)
合格発表 令和5年3月24日(金曜日)午後2時に厚生労働省ホームページの資格・試験情報のページにその受験地及び受験番号を掲載して発表
受験料 5,400円
詳細情報 厚生労働省 保健師国家試験