鳶職人になるには

鳶職人になるには

鳶職人には、鳶職人を養成する専門の学校はなく、基本的に学歴を問われることはありません。

鳶職人になるためには、中学校卒業後や高等学校卒業後に、鳶職人や土工など専門の建設会社(サブコン)で見習いとして働き始めます。

雇用形態は勤務先によって異なりますが、日給月給制をとるところが多くなっています。

最近は改善傾向にありますが、社会保険などの福利厚生が十分でないところが多く見受けられますので、気になる人は就職前に確認しておきましょう。

実力重視の仕事

法律により、18歳未満では高所作業が禁止されていますので、18歳になるまでは、高所作業を伴わない運搬などの業務を行うことになります。

見習いの間は、先輩から現場で教わりながら、仕事を覚えていきます。鳶職人は、年功にとらわれない、自分の腕前が全ての実力重視の世界です。

ステップアップするには

鳶職人として一通りの仕事を覚えて一人前になった後、何年か経過すると、職長として現場を任されるようになります。

実力重視の鳶職人の世界では、若い職長が、年上の鳶職人の上に立つこともよくあります。

職長になるには、「足場の組み立て等作業主任者」、「玉掛作業者」などの資格が必要になります。

また、新たに職長としての仕事を始めるときには、「職長・安全衛生責任者教育」という講習を受講することが義務付けられています。

「とび技能士」という鳶職人の技能を評価する国家検定もあります。鳶職人としての実力を証明することのできる資格です。

職長としての経験を経た後は、会社の管理部門の業務を担うか、独立して会社を起こす、あるいは、一人親方としてさまざまな建築現場に携わるといったことが考えられます。

鳶職人は、体力を必要とする厳しい仕事ですので、一般的には、40歳くらいを機に、内勤の業務へとシフトしていきます。