税理士への転職

税理士に転職するには

税理士というと、世間では「専門性が高い」「収入が安定している」「独立開業できる」というイメージが強く、人気が高い職業のひとつです。すでに社会人として働いている人のなかにも、税理士への転職を考えている人はたくさんいます。

実は、税理士の試験は、働いている人でも合格をめざしやすいシステムになっていると言われています。

税理士の試験に必要なのは全部で5科目です。その内容は、会計学に属する科目(簿記論および財務諸表論)の2科目と、税法に属する科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法または酒税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税)から選択した3科目になっています。

この5科目の全てでそれぞれ60%以上の得点をとったときに初めて試験合格とされますが、ひとつひとつの科目の合格率は10〜20%ほどで非常に難関です。

しかし、ここで大事なのは税理士試験においては「5科目を同時に合格する必要はない」ということです。合格した科目の有効期限がないので、3科目ずつと2科目ずつの2回に分けて合格をめざしても良いですし、1年ごとに1科目ずつ合格して5年かけて5科目合格しても良いのです。

これは、まとまった勉強時間がとりにくい社会人が、少しずつ合格をめざすためには便利なシステムです。税理士への転職を考えるのであれば、こうした試験制度をどう活かすのかをよく考えて、試験合格への道筋を立てることが大切です。

転職に有利な年齢は

税理士という職業には、定年退職がありません。一般企業のサラリーマンであれば60歳での定年退職が決定事項になっていることが多いのですが、税理士の場合は能力や体力さえ衰えなければいつまでも働き続けることが可能です。

実際、個人で事務所を開いている人は、70代になってもまだまだ現役で働いていることもあります。

そのため、税理士への転職をめざす場合も、「20代じゃないとダメ」「40代以降は雇い口がない」というような年齢制限は特にありません。税理士は、他の職業に比べると、年齢が高くても転職しやすい職業だと言うことができます。