外資系金融企業社員への転職、中途採用

転職が当たり前の業界

日本の企業では、今なお根強く「終身雇用制」が残っているところが少なくありません。

新入社員として入社し、上司や先輩の指導を受けながら仕事のスキルを身につけ、後輩ができれば指導役となり、いずれは昇進して管理職になり60歳前後で定年退職する、という働き方です。

こうした文化が根強い日本においては、ともすると「転職」というとネガティブなイメージをもたれることもありますが、外資系の金融企業においてはこの価値観はまったくあてはまりません。

まず前提として、この業界においては、個人がキャリアアップのために転職をするのは当たり前のことです。

新しい仕事に挑戦したり、今までよりも高い収入をめざしたり、海外に飛び出したりしながら自分の可能性を広げていくのは非常にポジティブな選択だと考えられています。

ですから、外資系の金融企業に勤める人の多くが転職を視野に入れながら働いており、同じ業界のなかで人材がどんどん入れ替わっています。

優秀な人材に対しては同業他社からのヘッドハンティングの誘いも多いので、ひとつの会社に縛られることなくどんどんキャリアアップしていきたいと考える人に向いている業界ともいえるでしょう。

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未経験からの挑戦

それでは、同じ業界のなかでの人材の入れ替わりではなく、別の業界から外資系の金融企業に転職をすることも可能なのでしょうか。

結論からいいますと、「留学や海外勤務の経験があって高い語学レベルを身につけている」とか「コンサル業界で働いていたため、MBAを取得している」といったように、他の人にはないような絶対的な強みがあれば不可能ではありません。

ただし、この業界は即戦力となる人材を採用するのが一般的で、内定後の手厚い研修や指導はあまり期待できないというのが実情です。

仕事で必要となる知識やスキルはできる限り入社前に自力で身につけられるよう努力を重ね、相応の覚悟をもってこの業界に飛び込むことが大切でしょう。