税理士は副業・在宅でも働ける?

税理士の副業・在宅での働き方・仕事内容

税理士の業務には、大きく分けて税務書類の作成や税務申告、会計処理といった事務作業と、税務相談や資産運用アドバイスなどのコンサルティング業務の2種類があります。

このうち前者については、近年ではIT技術の進化や会計ソフトの普及などによって、自宅でもパソコンひとつで仕事できる環境が整いつつあります。

税理士の副業として代表的なのは、税理士事務所や会計事務所などから、クラウドソーシングによってこれら事務作業の一部を受託し、自宅で代行する仕事です。

また、税理士には資格保有者しか行えない「独占業務」があるため、独占業務に該当する税務申告作業などを手掛けるケースも一般的です。

さらに、一部の税理士事務所では、十分にキャリアを積んで単独で仕事ができるとみなしたスタッフに対しては、「テレワーク」という在宅勤務を容認しているところもあります。

ほかの職業と同等かあるいはそれ以上に、税理士の働き方は多様化しているといえるでしょう。

副業・在宅の税理士として働くには?

副業・在宅として働く場合、基本的に誰からのサポートを受けることもなく、単独で任せられた仕事を完遂できるだけの能力が必要になります。

このため、必須というわけではありませんが、まずは税理士事務所や会計事務所などに勤務し、ある程度の実務経験を積むことが望ましいでしょう。

それなりのキャリアを積んだ後は、インターネットのクラウドサービスに登録して仕事を受注することもできますし、元々勤めていた先、あるいは担当先などから仕事を回してもらえることもあるかもしれません。

さらに、自身の信頼度が高ければ、チャットなどを利用し、自宅にいながらにしてオフィス勤務時と同じだけの仕事を任せてもらえるかもしれません。

ただ、税制は毎年大きく改正されますので、独学で最新の知識を更新し続けるには、相応の努力が必要になるでしょう。

副業・在宅の税理士のメリット・デメリット

副業・在宅における最大のメリットは、働く時間や場所を選ばず、また仕事量も自分で調整できるということです。

税理士資格の取得を目指して勉強中の人や、育児や介護などで働き方に制約のある人などは、とくに副業・在宅という働き方を選ぶメリットが大きいでしょう。

デメリットとしては、どうしても事務作業がメインになりがちで、実際にクライアントを担当することが困難であるという点が挙げられます。

税務相談を時間制で受け付けることも不可能ではありませんが、どうしても中長期的にフォローしにくいといえます。

税理士の仕事の魅力は個人の捉え方によってさまざまであり、一概にはいえませんが、人間関係を構築して顧客の役に立ちたいと考えている人にとっては、仕事のやりがいを見出しにくいかもしれません。

副業・在宅の税理士の給料・年収

副業として働く場合、収入は手掛けた案件ごとに支払われるケースもあれば、時給制の場合もあります。

単価は案件によってかなり差があり、一例を挙げれば、給与計算は1件5,000円~10,000円、スカイプなどを使用した申告業務のサポートは時給1000円前後、記帳代行は時給1000円~2000円です。

確定申告など、資格保有者しか行えない案件については、簡単なものでも単価10,000円を超える高額なものが目立ちます。

副業・在宅として働く目的は人それぞれであり、フルタイムに近い働き方をする人もいれば、扶養の範囲内に収入を抑えたいという人もいますので、月収・年収に換算した収入はかなり幅があります。

いずれにしても、税理士資格さえあれば、同じ副業であってもはるかに効率よく短時間で収入を得ることが可能ですので、資格やスキルを生かす手段として、副業も非常に有効であるのは間違いありません。