薬剤師国家試験の難易度、合格率

薬剤師国家試験の難易度

合格率は60%〜80%

薬剤師になるためには、薬学系の大学で6年間学んだ上で、薬剤師国家試験に合格しなければいけません。

薬剤師になるには

薬剤師国家試験は、年に一度、3月に2日間の日程で実施される試験です。

試験内容は「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「病態・薬物治療」「法規・制度・倫理」「実務」の7領域に分かれており、薬学に関する幅広い知識が問われます。

この国家試験の合格率は、どれくらいなのでしょうか。

厚生労働省が発表した平成27年度の試験合格率を見てみると、受験者が14,949人に対して、合格者は11,488人。合格率は76.9%%となっています。

受験する年によって難易度が若干変わるというのが実情ではありますが、平均的には60%から80%ぐらいになることが多いようです。

合格率は高く見えますが、これは大学側が受験者を絞っているということも理由の一つです。大学で実施される試験に合格しないと、国家試験を受験できないというものです。

勉強の範囲は膨大であり、6年間しっかり勉強をしておかないと合格することは難しいでしょう。

大学によって異なる合格率

薬剤師の国家試験の合格率は、大学によって違います。平成24年の試験での合格率の良い大学を見てみると、国立大学では岡山大学の95.35%が目立ちます。私立大学では、名城大学の97.10%です。

一方で、合格率の低い大学になると合格者は6割ほどにとどまっており、大学によって大きな差があることがわかります。

この理由のひとつとして、大学によって薬剤師国家試験の対策にどれぐらい力を入れているかが違うということが考えられます。

試験の高い合格率が入学志望者を増やすことにつながるため、国家試験対策に全力を注いでいる私立大学もあれば、製薬会社や研究機関で活躍できる学生を養成することを重視して研究に力を入れる国立大学もあるのです。

薬学系の大学をめざす場合は、その大学がどんな目標を掲げてどんなカリキュラムを組んでいるかをよく知ってから選ぶことが大切です。

薬剤師国家試験の受験者数、合格率

薬剤師国家試験受験者数の推移

薬剤師養成課程が4年制から6年制に移行するにあたり、平成21年、平成22年度の合格者数が減少していましたが、6年制最初の試験である平成23年度試験以降、受験者数は元にもどりつつあります。平成27年度試験の受験者数は14,949人となりました。
薬剤師国家試験受験者数_27

薬剤師国家試験合格率の推移

4年制時の合格率は75%前後で推移し、新卒の合格率は約85%、既卒の合格率は約50%となっていました。6年制への移行により、合格率にばらつきがでています。平成27年度の合格率は76.9%となりました。
薬剤師国家試験合格率_27

平成27年度 薬剤師国家試験の概要

試験日 平成28年2月27日(土曜日)及び同月28日(日曜日)
試験地 北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県及び福岡県
受験資格 大学において、6年制薬学課程を修めて卒業した者(平成28年3月23日(水曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、平成28年1月4日(月曜日)から同月15日(金曜日)までに試験地を管轄する地方厚生局又は地方厚生支局に提出すること。
試験科目

必須問題試験

<物理・化学・生物>
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理
実務

一般問題試験

<薬学理論問題試験>
物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理

薬学実践問題試験

物理・化学・生物
衛生
薬理
薬剤
病態・薬物治療
法規・制度・倫理
実務

合格率 76.85%(平成27年度)
合格発表 平成28年3月28日(月曜日)に厚生労働省本省並びに地方厚生局及び地方厚生支局にその受験地及び受験番号を掲示して発表
受験料
詳細情報 厚生労働省 薬剤師国家試験