登録販売者試験の難易度・合格率

登録販売者資格とは

登録販売者とは、薬局やドラッグストアなどにおいて、一般用医薬品(第2類・第3類)の販売をする際に必要となる資格です。

かつて、一般用医薬品の販売に従事できるのは国家資格である「薬剤師」のみでしたが、2009年6月に施行された薬事法改正によって登録販売者資格が誕生しました。

これにより、一般用医薬品(第2類・第3類)に関しては薬剤師だけでなく、登録販売者の有資格者も販売が可能になりました。

第2類・第3類医薬品は一般用医薬品の9割以上を占めているため、登録販売者が取り扱える一般医薬品の範囲はかなり幅広いものであるといえます。

登録販売者は、薬剤師と同じく医薬品のプロフェッショナルとして、お客様や患者さんに適切な医薬品の知識を提供することが求められます。

ただし、登録販売者は薬剤師とは異なり、第1類に分類される医薬品の販売および処方箋に基づく薬の調剤はできません。

登録販売者になるには

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登録販売者の受験資格

登録販売者の資格を得るためには、登録販売者の試験を受験して、都道府県知事の登録を受ける必要があります。

この試験は年に一回(都道府県によっては二回)、試験は都道府県ごとに実施され、同一年度での複数都道府県でかけもち受験も可能です。

受験資格の制限はなく、年齢・性別・学歴・経験などの制限はなく、誰でも受験することができます。

平成27年4月以降、登録販売者の受験資格が変更され、実務経験がなくても受験が可能になり、誰でも目指すことができるようになりました。

登録販売者の難易度・勉強時間

登録販売者の試験は、論述問題や実技試験の出題はなく、解答は全て選択制の択一式で行われます。

合格ラインは、各科目では都道府県が定める基準点以上となっており、総得点の70%以上が合格の目安と言われています。

全体で7割以上の正答が目安という比較的合格しやすい試験ですが、5項目のうち1項目でも都道府県が決める基準点を下回る場合は不合格となります。

上から何名という定員制ではありませんから、受験者数に関係なく得点率で合否が決まります。

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登録販売者の合格率

合格ラインは、各科目では都道府県が定める基準点以上となっていますが、合格率は各都道府県で40~50%程度、それよりも下回るところもあるようです。

合格率は決して低い試験ではありませんが、専門的な問題が出題されるため、きちんと試験の対策をしていなければ合格は難しいといえるでしょう。

登録販売者の試験日程・詳細データ

試験時期:年1回以上(8月~12月頃)
試験内容
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(20問、40分)
・人体の働きと医薬品(20問、40分)
・主な医薬品とその作用(40問、80分)
・薬事関係法規・制度(20問、40分)
・医薬品の適正使用・安全対策(20問、40分)

出題形式:択一式問題
受験資格:受験資格の制限はありません。
合格ライン:総得点の70%以上が合格の目安
合格者数/ 全国平均合格率

【平成29年度】
・受験者数:61,126名
・合格率:43.5%
※厚生労働省医薬・生活衛生局発表