臨床心理士の雇用形態

常勤か、非常勤か

臨床心理士の活躍フィールドは医療領域、福祉領域、教育領域、産業領域などさまざまですが、いずれの領域でも、働き方は大きく「常勤」と「非常勤」のどちらかに分かれます。

常勤の場合、週5日、1日8時間程度の勤務で、給料は月給としてもらうのが一般的です。

企業に勤める場合は、「正社員」もしくは「契約社員」といった名称で雇用形態を結ぶこともあります。

一方、非常勤の場合は週に2〜3日程度、または1日に数時間程度の勤務となり、時給もしくは日給として給料をもらいます。

非常勤は、いわゆるパートタイムとしての働き方となります。

常勤の臨床心理士は少ない?

臨床心理士の有資格者であっても、必ず常勤(正社員)として採用されるとは限りません。

この業界では心理臨床経験が求められる場も多く、駆け出しの頃は非常勤でも働ける場所を探すのがやっとのケースもあるようです。

個人開業をする臨床心理士もいますが、専門性が求められる仕事である以上、さまざまな経験を積み、十分な実力がついてからでなければ成功させるのはとても難しいといえます。

実際に開業しているのは、病院や学校などで少なくとも10年以上の経験を積んでからという人がほとんどだそうです。

非常勤にもメリットが

非常勤の場合、常勤よりも給料は安いことが多く、不安定な雇用形態であるといわれますが、逆に良いと考えられる面もあります。

それは、いくつかの職場を掛け持ちながら仕事ができることです。

同じ心理臨床といっても、働く領域や現場によって求められる知識やスキル、カウンセリングの対象者は異なります。

さまざまな現場経験を積むことで臨床心理士としての幅が広がり、将来的に大きく羽ばたくための準備がしっかりとできると考えることもできるでしょう。

まずはどのようなフィールドで経験を積んでいきたいのか、自分のキャリアプランをしっかりと考えておくことが大事になってきます。