【2021年版】臨床心理士の給料・年収

臨床心理士の平均年収・給料の統計データ

臨床心理士の平均年収・月収・ボーナス

臨床心理士は、病院や学校、児童相談所、企業など、さまざまな場所で活躍しています。

いわゆるフルタイムの「常勤」として働いている人もいれば、アルバイトのような「非常勤」で働く人もいるため、収入には大きな幅があります。

また、常勤の臨床心理士といっても、どのような職場で働くかによって給料は異なります。

年収は200万円〜1000万円以上の人までさまざまですが、一般的な臨床心理士の平均年収は、300万円〜400万円ほどといわれています。

公共施設などで公務員として働く人の場合は、公務員の俸給表に沿った給料が支払われます。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
臨床心理士
(indeed)
月収 242,789円
臨床心理士
(求人ボックス)
356万円 月給   30万円
初任給  22万円
パート時給1,081円
派遣社員 1,503円
臨床心理士
(転職ステーション)
3,682,450円 -

求人サービスの統計によると、臨床心理士の年収のボリュームゾーンは300~400万円ほどになっています。

ただし、これは正規雇用として働いている人の場合です。

臨床心理士の契約社員やパートの場合は、時給1000~2000円ほどが一般的です。

臨床心理士の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

臨床心理士の平均月収はどのくらいになるのでしょうか。

年収が356万円の場合、毎月の給料にするとおよそ30万円になります。

雇用先によっては、扶養手当や住宅手当、ボーナスなどが出ることもあるようです。

臨床心理士の手取りは、一般的なサラリーマンと比べると高くはありませんが、正規雇用であれば生活は安定しています。

病院の職員や地方公務員として働いている場合、景気に左右されにくく福利厚生も充実しているといわれています。

臨床心理士の初任給はどれくらい?

臨床心理士の初任給は、月収で20万円前後になります。

就職したばかりの頃はそれほど給料は高くありませんが、経験やスキルに応じて給料がアップする企業が多いようです。

公務員の心理職の場合は、学歴や年齢によって定められている金額の初任給が支払われます。

参考までに東京都の公務員として採用された場合について見てみましょう。

大学院修士過程を修了した人が、東京都で公務員として採用された場合、初任給は24万200円ほどになります。

臨床心理士の福利厚生の特徴は?

臨床心理士は、昔から女性が多く活躍している職業です。

クライエントは女性や子ども、高齢者であることも多く、物腰の柔らかい女性の臨床心理士が指名されることも珍しくないのです。

こうした事情から、女性の臨床心理士が長く働けるように福利厚生を整えている企業も多くあります。

特に総合病院や大手企業では、女性の臨床心理士の産休や育休、時短制度などの制度が活用されている傾向があります。

ただし、非常勤勤務の場合はこうした制度を利用できないことがあるので、注意が必要です。

臨床心理士の給料・年収の特徴

非正規の求人が多い業界

臨床心理士の資格を取得した人が社会に出るとき、最初から正規雇用として働けるケースはそれほど多くありません。

この業界はもともと正規雇用の求人が少ないことで知られています。

さらに仕事には高い専門性が求められ、現場での経験やスキルが何よりも重視されます。

こうした事情から、大学院を卒業して資格を取得したばかりの人は、非正規雇用で経験を積むことが多いのです。

学校のスクールカウンセラーや企業の心理カウンセラーなど、さまざまな職場のパートを掛け持ちしながら経験を積む人もいます。

こうした働き方は、給料や待遇は不安定になりがちです。

あくまでもスキルアップのための期間と割り切って働くほうがストレスは感じにくいでしょう。

スキルアップのための必要経費

臨床心理士を目指すためには、それなりの金額の学費がかかります。

大学4年間の学費、指定大学院の2年間の学費。

これに資格試験に向けた予備校の受講費などを含めると、数百万円は必要だと考えておくべきでしょう。

そしていざ臨床心理士になってからも、多くのお金が必要になるケースが大半です。

臨床心理士は、日々勉強を続けて専門知識を深めていかなくてはなりません。

そのため、大量の専門書を買って読み込む必要がありますし、研修会や学会へ参加するための費用もかかってきます。

自己投資をすることが大切な仕事とはいえ、新人時代、まだ収入の少ないうちは厳しい生活を強いられるかもしれません。

専門性の高さに応じて昇給

臨床心理士の仕事は、学歴や年齢よりも、専門的な知識やスキルが重視されます。

採用されたばかりの頃は先輩の補佐的な業務になることも多く、それほど高い給料は望めません。

しかし、経験を積んで専門性を深めていけば少しずつ昇給することがあります。

たくさんの臨床経験を積み重ねながら、焦らずしっかり一人前の臨床心理士を目指すことが大切です。

臨床心理士の勤務先別の給料・年収

病院・クリニックの場合

臨床心理士の代表的な勤務先として、医療領域の病院やクリニックがあります。

総合病院の精神科やメンタルクリニックでカウンセリングを担当するのです。

医療業界は世の中の流行や景気に左右されにくいのが特徴です。

フルタイムで働く正規雇用の職員になれば、年収300~500万円ほどの安定した収入を稼ぐこともできるでしょう。

学校の場合

臨床心理士のなかでも、給料が比較的高いといわれているのが、学校で勤務する臨床心理士です。

スクールカウンセラーと呼ばれる人たちのことで、学生や教員の相談に乗りながら学校生活をサポートします。

平均時給は5,000円程度と、一般的な仕事よりも高い金額です。

しかし、そのぶん勤務時間が短く、週に2日、3日程度の非常勤勤務になることが多いです。

公務員の場合

臨床心理士のなかには、地方公務員採用試験に合格し、各自治体から「心理職」の区分で雇用されている人もいます。

主な仕事は、児童相談所、発達障害者支援センター、児童自立支援施設、精神保健福祉センターなどで心理検査やカウンセリングを行うことです。

地方公務員の場合は、各自治体の俸給表に則った金額が給与として支払われます。

一般的なサラリーマンと比べて特別高いわけではありませんが、福利厚生が充実しており、安定しているのが強みです。

臨床心理士の正社員以外の給料・年収

派遣社員

いくら臨床心理士の資格を取得したとしても、すぐに常勤の職に就けるケースは多くありません。

臨床心理士は現場経験が求められる仕事でもあるため、最初は非常勤での勤務が中心となるでしょう。

非常勤の臨床心理士の給料は、時給制となっていることが多いです。

仕事の内容やスキルによって金額が異なりますが、時給1,000円〜4,000円程度となる場合が多いようです。

アルバイト

臨床心理士のアルバイトの場合、時給は1000円前後になりますが、仕事の内容次第ではもっと高くなることもあります。

アルバイト時代はボーナスや各種の手当てがなく、会社が用意している各種の保険に入ることもできません。

福利厚生の面で不安があるので、新人時代にスキルを磨くため、あるいは育児と両立できる働き方をするために選択する人が多いようです。

独立・開業

臨床心理士のなかには、自分のクリニックや相談室を独立開業する人もいます。

成功すれば、一般的な企業に勤めるよりも高い年収を手に入れることも可能です。

しかし、この業界で独立・開業して成功している人はそれほど多くありません。

新しいことにチャレンジしながら自ら進路を開拓していく気概がなければ難しいでしょう。

臨床心理士が収入を上げるためには?

常勤の臨床心理士になれたとしても、臨床心理士として年収1000万円以上を目指すのであれば、本業のカウンセリングだけでは厳しいのが現実です。

安定して稼いでいる臨床心理士は、元々高収入の職業である大学教授や医師としても兼務している人も多くいます。

また、経験と実績を積み社会的な評価を得て本の執筆や講演を行うまでになれば、大きな収入が望めます。

最近は、動画サイトやSNSを駆使して自ら情報発信している臨床心理士もいます。

高収入を稼ぐためには、ただ与えらえた仕事をこなすだけではなく、積極的に行動することが大切です。