臨床心理士の1日のスケジュール・生活スタイル
臨床心理士の業務スケジュール
臨床心理士は、病院や学校、企業、児童相談所などさまざまな場所で働いています。
そのため、勤務先によって働く時間帯や1日のスケジュールも大きく異なってきます。
たとえば、病院やクリニックなどの医療機関であれば開院時間に合わせて働きます。
学校や児童相談所であれば、子どもの生活に合わせた日中の仕事がメインです。
企業で社員のメンタルヘルスのサポートを担当している場合は、仕事の休憩時間や就業後の時間を使ってカウンセリングを行います。
さらに、臨床心理士の雇用形態によっても働き方は異なります。
正規雇用であれば週に5日、フルタイムで働きますが、非常勤の場合は週に3日程度の出勤になることも珍しくありません。
ここでは、臨床心理士の代表的な職場となる「病院」と「学校」で働く臨床心理士のある1日を紹介します。
総合病院(精神科)で働く臨床心理士の1日
病院に勤めている臨床心理士は、それぞれの病院の開院時間に合わせて勤務しています。
たとえば、総合病院であれば朝の8時半から夕方18時くらいまでのシフトになることが多いようです。
小児科や内科などの個人の病院でも、大体同じような勤務時間になります。
その一方で、仕事帰りの会社員やOLをターゲットにした都心のクリニックの場合は、夜遅くまで働くことがあります。
中学校のスクールカウンセラーとして働く臨床心理士のある1日
学校のスクールカウンセラーとして働く臨床心理士は、それぞれの学校のスケジュールに合わせて勤務します。
基本的には朝8時半頃に出勤して、日中の間に子どもや教職員とのカウンセリングを行うことになります。
特定の学校に常駐するスクールカウンセラーの場合は毎日出勤しますが、予算や人手の問題もあり、こうしたケースは多くはありません。
週に3日ほど決められた曜日や時間帯に出勤する学校も多いのが現状です。
それでは非常勤のスクールカウンセラーのスケジュールを見てみましょう。