ネイリストの仕事内容

人の爪や手を美しく見せるためのスペシャリスト

ネイリストの仕事は、専門技術を駆使して、人の爪や手を美しく見せるためにさまざまな手入れをしていくことです。

ネイリストが扱う技術には、爪の形を整えたり表面を磨いて手入れを行う「ネイルケア」、爪にマニキュアを塗る「カラーリング」、ネイルに色々なデザインを施す「ネイルアート」、傷んだり欠けた爪の補修や修復をする「リペアー」などがあります。

ネイリストの仕事というと、爪をデザインしていくことばかりをイメージしがちですが、その最も基本となるのは「ネイルケア」だといわれます。

爪そのものが美しくなければ、いくらそこにデザインを施しても美しさが半減してしまいますし、爪がもっと痛んでしまう可能性もあるからです。

ネイルケアの技術をもっと細かく見ていくと、ファイリング(爪の形の整え)、バフィング(爪磨き)、キューティクルケア(甘皮処理)などがあります。

そのほか、サロンによっては巻き爪などの爪の矯正を行っているところもあります。

ネイルアートは、つけ爪や爪自体にカラーやストーンなどの装飾をすることであり、ジェルやスカルプチャなどさまざまな手法があります。

なお、ネイリストという名称は日本独自の呼び方であり、世界的には「マニュキュアリスト」や「ネイルテクニシャン」と呼ばれています。

次々と新しい技術が生まれている

最近特にメジャーになっているのは、爪の上に特殊なジェルを塗る「ジェルネイル」です。ジェルネイルに関する検定試験も誕生しており、ネイリストにとっては不可欠な技術の一つとなっています。

また、ネイルアートも立体的なデザインを施す「3Dアート」や、「ラインストーン」などで華やかなデコレーションを施すものなど、常に新しい技術が生まれています。

ファッションと同様、ネイルのトレンドも時代と共に移り変わるため、お客さまが求めるものを確実に提供するために、日々勉強を続けていかなければなりません。

お客さまの要望をヒアリングすることからスタート

ネイリストの仕事は、お客さまの要望をヒアリングすることから始まります。具体的に「こんな色にしたい」「こんなアートをしたい」という要望を持って来店するお客さまもいますが、イメージが固まっていないお客さまもいます。

そんな方に対しては、うまく会話の中からお客さまの好みの色やデザインのテイストなどを聞き出して、デザインを提案していきます。服装や持ち物を見て、「こんな雰囲気が好きかな?」と察知する力も求められます。

施術中は、お客さまとのコミュニケーションも図ります。施術が終わり、お客さまが仕上がりに満足してくれたら終了です。最後に簡単なハンドマッサージをサービスで行う場合もあります。

ネイルサロンに勤務したり、自分で開業する人も

ネイリストの勤務先として最もメジャーなのは、ネイルサロンです。最近のネイルアートブームによって、ネイルサロンの数は増えているものの、その規模は大手チェーンから1人で経営する個人店までさまざまです。

また、美容室やエステティックサロンの中に併設されているネイルサロンに勤務するケースもありますし、結婚式場などでブライダルネイルを施術することもあります。

中には独立して自分でネイルサロンを経営する人や、芸能人の専属ネイリストになるチャンスをつかむ人もいます。また、各地で開かれるネイルコンテストで入賞することで、フリーのネイリストとしてステップアップすることもできます。

また、ネイリストを目指す人が増えてきていることから、ネイリスト育成の講師の需要も高まっています。一流ネイリストにとっては、業界を活性化するために後身を育てていくことも大切な仕事の一部といえるでしょう。