ネイリストになるには?

ネイリストになるには3つのルートがあります。

  • 専門学校に通う
  • 通信教育などで独学
  • 未経験でネイルサロンで働く

この記事ではネイリストになる3つのルートそれぞれの学費やメリット、仕事内容などネイリストを目指す前に知っておきたい情報を網羅しています。
仕事内容までしっかり理解して、素敵なネイリストを目指しましょう。

ネイリストになる方法

ネイリストになるまでのルート

ネイリストには国家資格が存在せず、特別な資格を取らなければなれない職業ではありません。

職業によっては、大学卒業が前提になったり、特定の専門学校を卒業することを求められたりする場合があります。

しかし、ネイリストは美容師のように特定の専門学校で学ぶ必要もなく、誰でも熱意次第で目指せます。

費用や時間的な余裕を考慮して、自分に合う方法を選んでください。

ネイリストになるための学校の種類(専門学校・スクール)

美容専門学校

専門学校は学校法人であり、学校教育法に則ったカリキュラムが準備されています。

美容専門学校の多くは、ネイルに特化するのではなく、エステやメイクなど幅広い美容に関する知識を学びます。

そのため、プロのネイリストになるという明確な目的を持った人には、ネイル以外のことに時間やお金を割かれるため、あまり向いていません。

逆にメイクも含めて総合的な美容サービスを提供できるようなネイリストになりたい場合は、専門学校で複合的な知識を得ることがプラスになるでしょう。

専門学校では、通常、週5日平日昼間に2年間通学することになるため、学生層は高校卒業後の若者が多いです。

2年間の授業料は合計で200万円以上と、民間のネイルスクールより高くなります。

就職サポートに力を入れる学校が多く、手厚い就職支援が受けられるのは専門学校の魅力です。

ネイルスクール

ネイルに特化した知識・技術を学べるのがネイルスクールです。

専門学校のように週5日平日昼に通うようなコースもあれば、週末や夜間だけ通うコース、あるいは検定試験前の短期技術講習のように、さまざまなコース設定があります。

カリキュラムもまちまちで、資格取得までしっかりサポートしてくれる学校もあれば、資格取得は任意とする学校もあります。

料金は平均で50万円~100万円程度ですが、授業数、1コマの授業時間は幅があるため、スクールを選ぶ際は内容をよく比較しましょう。

学生層は20代だけでなく、社会人や主婦など幅広いです。

ネイルスクールはその名の通りネイルに特化しているため、専門学校に比べて、より高いレベルのネイル技術・知識を集中的に身につけることができるのはメリットです。

職業訓練校

厚生労働省の求職者支援制度を利用すると、求職中の人がネイルスクールの職業訓練に参加できます。

ハローワークに申込をし、面接や筆記試験からなる選考を通過した合格者のみ、決められたネイルスクールで学ぶことが可能です。

職業訓練校で学ぶメリットは、格安の自己負担でネイルスクールに通学できるうえ、受講中は月10万円の給付金を受け取ることができる点です。

職業訓練で目的とするレベルは、JNECネイリスト技能検定3級や2級レベルです。

就職を目的としたカリキュラムで3ヵ月程度の受講期間のため、スカルプなどの講義が行われないことも多く、それ以上を目指す場合は別途自分で勉強する必要があります。

誰でも利用できる制度ではありませんが、対象者であれば費用負担は少なくて済むため、おすすめです。

通信講座

ネイリストの知識・技術を学ぶ手段のひとつとして、通信講座もあります。

通信講座の種類は多く、基本的には自宅で学びます。

ただし、ネイルスクールが母体となっている講座などでは、月に数回、技術講座を受けるために学校に通学するものもあります。

通信講座のメリットは、ネイルスクールに比べると費用が安く済み、好きな時間・場所で学ぶことができる点です。

一方、デメリットとしては、技術を直接講師から学ぶことができない点です。

通信教育を選ぶ際には、通学によるサポート、郵送添削サポートなど、技術指導に定評のあるものを選ぶとよいでしょう。

ネイルスクールや専門学校への入学の条件は?

ここまで紹介してきた学校の種類のうち、職業訓練校は条件を満たし、選考を通過する必要があるため、厳しい場合もあります。

専門学校も、各校が定めた入学試験を通過する必要があります。

専門学校ではコースによっては中学卒業者も受験資格がありますが、一般的には高校卒業見込み者を受験対象としています。

試験方式は、高校からの推薦入試、面接や筆記試験からなる一般試験などです。

一方、ネイルスクールの門戸は広いです。

特別な試験やテストもなく、義務教育を修了していれば入学できるところが大半です。

年齢制限もないため、10代の若者もいれば、30代以上の社会人もいます。

入試や面接などの不安を抱えずに気軽に学びたい人にはおすすめです。

ネイリストの専門学校に通うには学歴は必要?通うメリットは?

ネイリストになるための専門学校に通学すると、効率的に技術を習得できます。

ネイリストは学歴不問

ネイリストには大学卒業などの学歴条件はなく、文系・理系は関係なく、誰もが目指すことができる職業です。

義務教育を修了してれば入学条件を満たすため、中卒・高卒でも問題ありません。

ネイリストは技術、接客力が大切で、中卒、高校中退でも一流のネイリストとして活躍する人もいます。

ネイリストの専門学校に通うメリット

ネイリストになるために特別な資格は必要ありませんが、一部のサロンではネイル専門学校の卒業を求人の条件にしています。

専門学校に通う人が多いのはメリットが多いからです。

✅ ネイリストの専門学校に通うメリット

  • 専門知識や技術を効率よく習得できる
  • 資格取得をフォローしてもらえる
  • 就職対策がある

ネイリストの専門学校に通うと、同じ目標を持つ人と切磋琢磨できることも魅力の一つです。

ネイリスト養成スクールの選び方のポイント

ネイリストを養成するスクールは全国に数多くあります。

学校ごとにカリキュラムが異なるほか、校内イベントなどで違いがあります。

通常の学校同様に週5で通学するコースや、夜学、週末集中コースなど、さまざまなコースがあり、自分のライフスタイルに応じて選択できます。

資格取得のフォローや就職対策までしっかり行ってくれるスクールを選ぶと、卒業後も安心です。

ネイリストになるための学校の種類(専門学校・スクール)

ネイリストになるために費用はどのくらい必要か?

ネイリストになるためにかかる費用は、専門学校に行くか否かで大きく変わってきます。

✅ ネイリストになるための費用

  • 専門学校(週5日):200万円(年間100万円で2年間)
  • 専門学校(夜間や週1・2回):30万円~50万円/年
  • 通信講座:5万円~10万円
  • 独学:数万円~10万円

費用を削減したい場合は、独学を主として専門学校を単発で利用する、通信教育と併用し、実技対策のみ専門学校で学ぶなどの方法があります。

プロのネイリストを目指すには、独学のみでは厳しいです。

一般的にプロのネイリストとして認められる「JNECネイリスト検定」の2級は実技試験があり、独学で合格することが難しいからです。

専門学校には短期間のコースもあるので、実技のみ専門学校で補うなど工夫しましょう。

ネイリストになるためにかかる費用

ネイリストの代表的な検定・資格と難易度

ネイリストに取得必須の資格はなく、また、資格以上に経験や技術が求められる業界です。

しかし、客観的な技術・知識水準を示すことで就職の間口が広がったり、給与がアップしたりと有利になることもあるため、資格を取得する人も多いです。

この章では、おもなネイリストの資格を3つ紹介します。

内容 合格率
JNECネイリスト技能検定 2級取得でネイルサロンでプロとして働けるレベル 3級:約85%、2級:約50%、1級:約36〜40%
JNAジェルネイル技能検定 中級取得でネイルサロンでジェルネイルのプロとして働けるレベル 初級:約70%、中級:約60%、上級:約45%
ネイルサロン衛生管理士 講習会のあと筆記テスト 非公開だが高い

業界内で最もメジャーな資格が「JNECネイリスト技能検定」です。

ネイルサロン就職に必要な目安は、JNECネイリスト技能検定2級です。

合格率は50%以下で、とくに実技課題に苦しむ人が多いようです。

通信教育、独学の場合は、実技部分の対策をきちんと行わなければ、合格は厳しいでしょう。

また、最近主流となりつつあるジェルネイルに特化した「JNAジェルネイル技能検定」も人気です。

ネイルサロン衛生士は講習会を真面目に受ければ合格できるレベルのものです。

合格すると認定証と資格バッジを取得でき、お客さまからの信頼獲得につながります。

ネイリストを目指すために必要な資格は?

ネイリストになるには年齢制限はある?高卒からや社会人からも目指せる?


ネイリストになるには年齢制限はほぼありません

30代以降で目指すことも可能です。

最短は中卒や高卒でも可能

ネイリストには必須の学歴はないため、義務教育が終了していれば中卒、高卒の人でもネイリストを目指せます。

JNECネイリスト技能検定は、3級取得者に2級の受験資格が与えられますが、3級自体は義務教育を修了していれば、受験可能です。

また、専門学校もとくに学歴制限がないため、中卒、高卒でも問題なく入学できる場合が多いです。

技術、知識を磨けば、学歴に関係なく、活躍できるのがネイリストの魅力です。

一生の仕事として取り組む覚悟があれば、早いうちに経験を積んでいくのもよいでしょう。

なかには最短でネイリストとして働くために、高校在学中に専門学校に放課後や休日に通う人もいます。

30代以上で目指す人も多い

専門学校というと、10代~20代の若者が通うイメージかもしれません。

しかし、ネイリストは若い女性を中心に人気があり、一度就職したものの、ネイリストを志し、専門学校に入学したり、未経験でネイルサロンに転職したりする人もいます。

そのため30代以上でネイリストを目指す人も多いのです。

ネイリストの仕事内容・キャリアパス


ネイリストとは、指先・爪を美しくする専門的な知識を持った人のことです。

ネイリストが行う爪のお手入れには大きく分けて2種類あります。

✅ ネイリストが行う爪の手入れ

  • ネイルケア:爪のお手入れ
  • ネイルアート:爪や付け爪にアートを施す

ネイルケアでは、爪の形を整え、甘皮の処理、爪磨きなど本来の爪の美しさを引き出します。

最近では男性向けのネイルケアを行うネイリストもいます。

一方、ネイルアートは爪やスカルプチュアなどにアートを施します。

この章では、ネイリストの具体的な仕事内容や、ネイリストになった後のキャリアパスについて紹介します。

ネイリストの仕事内容

ネイリストのおもな仕事内容は以下の通りです。

ネイリストの仕事内容
  • お客さまにネイルケアやネイルアートの施術を行う
  • ネイルサロンの運営業務
  • ネイルチップの制作
  • 研修会の参加や指導

メインは、お客ささまの爪へのネイルケアやネイルアートの施術です。

高い技術力と、お客ささまに居心地よく過ごしてもらうためのホスピタリティが必要です。

多くのネイリストはネイルサロンに勤務しています。

ネイルサロンの掃除やレジ業務などもネイリストが行うことが多いです。

常に新しいトレンドを取り入れて技術を磨くために、研修会に参加したり後輩に指導したりすることも仕事の一部です。

ネイリストの仕事内容

ネイリストのキャリアプラン・キャリアパス【初心者が独立開業は難しい】

ネイリストの働き方には独立開業・フリーランスなどの多様性があります。

しかし、ネイリスト関連の資格を取得し、専門学校を卒業していたとしても、初心者は経験不足であり、すぐに独立・開業することは難しいと考えておいたほうがよいでしょう。

一般的にはネイルサロンに就職し、実践的な経験を積みながら技術を高めていきます。

ネイリストのキャリアパス

正社員を募集するネイルサロン求人は少なく、最初はパート・アルバイトとして勤務しながら正社員雇用を目指すことが多いです。

最初は見習いとしいて、雑用やカルテのファイリングなどの簡単な作業などを担当します。

業務後はプライベート時間を削りながら、技術の向上に努めます。

一人前のネイリストになると、固定給のほか、指名客などによる「歩合給」がつきはじめます。

その後、トップスタイリストになると、店長やトレーナーという指導役に昇格することもあります。

一人前になるには高い技術力に加え、どのようなお客さまにも臨機応変に対応できる接客力が求められます。

他のネイリストとの差別化を図るためにも、トレンド、美容情報に常に敏感で、感性を磨いていく姿勢が必要です。

ネイリストはネイルサロン以外の道もある

一人前になったネイリストは、その即戦力を武器に、さまざまなキャリアプランを選択できます。

✅ ネイリストの働き方の例

  • フリーランス・独立開業
  • ネイルスクールの講師
  • ネイル用品メーカー
  • 美容院やエステサロン

より給料、待遇がいいネイルサロンに転職するほか、自分で独立開業する人もいます。

他にも海外で働いたり、フリーランスとして自分の実力を試したりする人もいます。

ネイリストのキャリアプランで一番大切なことは、自分がどのようなネイリストになり活躍したいかを早くから意識して、努力することです。

女性のネイリストの働き方

ネイリストは女性に人気の職業であり、実際に働くネイリストも男性より女性が多いです。

その理由は、働き方の多様性にあります。

出産や育児というライフスタイルの変化にあわせ、正社員、パート、フリーランスなど主婦と両立できる働き方を選択できます。

独立に大きな資金や場所がいらないことから、マンションの一室をサロンとして開業する主婦も多いです。

経験が強みになるため、出産・育児、介護等で一時的にネイリストを辞めても、復職しやすい点も魅力です。

ネイリストを目指すなら知っておくべきこと

ネイリストは華やかなイメージとは裏腹に、離職率が高く「辞めたい」と考える人も少なくありません。

この章では、ネイリストを目指すなら事前に知っておくべき仕事の大変さをまとめます。

ネイリストの離職率は高く肉体的にハード

ネイリストの離職率は高い傾向にあります。

新人ネイリストがネイルサロンに就職しても、1年以内に半分~8割の人が離職すると言われています。

ネイリストを辞めたくなる理由は、大きく分けて3つ挙げられます。

✅ ネイリストのおもな離職理由

  • 給料水準が低い
  • 勤務後も自主練習が必要で肉体的にハード
  • 女性だけの職場ならではの人間関係

ネイリストは研修期間中の給料が少なく不満を感じる人もいます。

ネイリストの給料・年収・収入

また、ネイリストは常に技術を磨くために、仕事の後に自主練習に励みます。

長時間同じ姿勢で施術を行うので、肩こりなどに悩まされて肉体的につらい面もあります。

ネイルサロンは少人数で女性だけの職場なので、人間関係のトラブルが要因で辞めてしまう人もいます。

ネイリストの辞めたい理由で多いものは? 離職率はどれくらい?

ネイリストはやりがいも大きな仕事!

ネイリストにはつらい面もありますが、お客さまの喜ぶ顔が直接見えるやりがいのある仕事です。

ネイリストの大変な面も知った上で目指すことで、長くネイリストとして活躍できるでしょう。

ネイリストに向いている人の特徴

ネイリスト_画像

ネイリストに向いている人は以下のような特徴がある人です。

ネイルが好きで努力家

ネイルの技術は日々進歩するため、ネイリストには常に努力することが求められます。

また最新の美容トレンド、ファッションの感性を磨くため、アンテナを高く持ち続けることも必要です。

ネイルが大好きで、自主的に楽しんで努力出来る人は、ネイリストに向いています。

コミュニケーション能力がある

ネイリストは技術職であると同時に接客業であるため、コミュニケーション能力がある人もネイリストに向いています。

お客さまとの会話を通じ、ネイルの趣味や好きな接客スタイルを掴む必要があります。

またネイルサロンは小規模なことが多く、雇われるスタッフ・ネイリストも少ないです。

女性中心の小規模な職場で波風立てず円満に過ごすためにも、コミュニケーション能力は必須です。

集中力が高く、手先が器用

ネイリストは爪という狭い部分に、繊細なアートやデザインを施していく職業です。

そのため、細かい作業が得意で、集中力が高い人であれば、仕事が苦にならないでしょう。

体力と根性がある

ネイリストは華やかなイメージを持たれますが、じつは肉体的にハードな仕事です。

開店準備のため朝出勤し、予約次第では昼休憩もとれずに施術、業務後はネイル技術研修で、プライベートな時間はほとんど取れないこともめずらしくありません。

また、肩こりや腱鞘炎などは職業病のひとつです。

それでも、常に笑顔で明るくお客さまに接しなくてはいけません。

十分な体力と、少々のことでは挫折しない気持ちの強さが必要です。

ネイリストに向いている人・適性・必要なスキル