「エステティシャン」とは

エステティシャン_画像

専用の器具を使った施術やマッサージによって肌の調子を整え、全身を美しくする。

エステティシャンの仕事は、エステティックサロンにおいてボディケア、脱毛、フェイシャル、リフレクソロジーなどの施術を行うことです。

手でマッサージを行ったり、脱毛や痩身の器具などさまざまな方法を使って、女性を美しくしていきます。

エステティシャンとして働くときに、必要な資格はなく、未経験者でも働くことができますが、身体に直接触れる仕事のため、就職後は研修や勉強を受けて多くの知識を身につける必要があります。

美しさや癒しを与える仕事である反面、立ちながら、手を使って長時間マッサージを行うため、体力が求められます。

ブライダルエステやアンチエイジング、メンズエステなど、エステティシャンの活躍する領域は広がっています。

「エステティシャン」の仕事紹介

エステティシャンの仕事内容

お客さまを美しくする仕事

エステティシャンは、フェイシャル、ボディケア、脱毛などの施術を行い、お客さまの肌や全身を美しくする仕事です。

エステティシャンの施術方法は、サロンによって異なりますが、基本的に「カウンセリング」「フェイシャルケア」「ボディケア」「脱毛」の4つがメインとなります。

この作業を一連で行うサロン、どれかひとつに特化して行うサロンなど、サロンによって提供サービスは異なるものの、お客さまのニーズを聞き出し、的確な施術方法を展開しています。

また、この仕事は「美」だけでなく「癒し」の提供も重要です。

セラピストとエステティシャンの違いに明確な差はありませんが、セラピストはリラクゼーション目的が多いのに対し、エステティシャンは外見を美しくすることを目的とすることが多いです

エステティシャンの就職先・活躍の場

さまざまなエステサロン

エステティシャンのおもな活躍の場はエステサロンですが、その他にホテルや美容室、リラクゼーションサロンなどでも勤務しています。

どのような場であっても、基本的に必要とされる知識や技術は同様ですが、勤務先によってお客さまの来店目的や提供するサービス内容は少しずつ異なってきます。

エステサロン等に長年勤めてスキルアップしていく人がいる一方、ある程度のレベルに達したら自分で独立しサロンを開業する人も少なくありません。

エステティシャンの1日

サロンによって違いが

エステティシャンの一日は、サロンの開店時間や仕事内容によってさまざまです。
ここではある例をご紹介します。

10:00 出社
店内の清掃を行い、施術で使用する機材や備品を用意します。

10:30 朝礼・ミーティンング
スタッフ全員で集合し、当日の予約状況など、1日の流れを確認していきます。

11:00 開店・カウンセリング業務
音楽を流したり、アロマを炊いたりして、お客さまがリラックスできる空間を作っていきます。

11:30 マッサージなどの施術を開始
提案プログラムをもとに、それぞれに適した施術を行います。
お客さまの様子を見ながら、コミュニケーションも心がけます。

13:30 休憩
予約が入っていないエステティシャンから休憩で昼食をとります。

14:00 カウンセリング・施術
午後には、午前中で仕事を終えた会社員や学生などが多く来院します。

20:00 受付終了
この時間は仕事帰りのOLなども多く、忙しい時間帯です。

22:00 業務終了・片付け・ミーティング
施術効果や業務報告、担当したお客さまのカルテの整理、明日のスケジュール確認等をします。

22:30 退勤

エステティシャンになるには

養成学校やスクールで学ぶ

エステティシャンは、人間の肌に直接触れるため、現場に出る前にはきちんとした知識と技術を身につける必要があります。

最も代表的といえるのは、高校卒業後にエステティシャン養成学校やスクール、美容系専門学校に通い、卒業後にエステティックサロン等へ就職する方法です。

未経験からスタートできるエステサロンもありますが、即戦力として働きたい場合は基礎的な知識を身につけてから就職することが望ましいとされています。

エステティックサロンと提携している学校に通えば、そのまま系列サロンに就職というルートも考えられます。

エステティシャンの学校・学費

美容を学ぶさまざまな学校がある

ひとくちに学校といっても、その種類や学び方はさまざまです。

学校やスクールのなかには、「日本エステティック協会」などエステ関連の協会から認定されているところもあります。

こうした「認定スクール」に通えば、資格を取得するための実務経験などが免除されるなどのメリットがあり、さらには業界内での信頼も厚いため、大手エステサロンなどからの求人が多数あるようです。

自分に合った小規模の学校やスクールを選択するのもよいですが、卒業後の進路を考えて学校を選ぶのもひとつの方法です。

エステティシャンの資格・試験の難易度

さまざまな民間資格が

エステティシャンには国家資格がないものの、さまざまな民間資格があります。

そのなかでも有名なのが、日本エステティック協会「認定エステティシャン」・CIDESCO-NIPPONの「CIDESCOディプロマ」・日本エステティック業協会「AEA認定インターナショナルエステティシャン」です。

こうした資格の取得方法は、通信教育での独学や、専門学校・スクールで学ぶなど、さまざまな方法が考えられます。

しかし、資格のなかには受験資格が必要となるものもあり、認定する団体の正会員にならなくてはならない場合もあります。

資格を取得したいときには、条件をしっかりとチェックしましょう。

エステティシャンの給料・年収

サロンによってさまざま

正社員として働くエステティシャンの月給は18万円から22万円くらいが相場で、平均年収は30歳代前後で300万円から400万円ほどと言われています。

長い勤務時間と労働量の多さを考えると、決して高いとは言えません。

勤め先によってはボーナスの支給もなく、新人時代は生活に苦労することもあるかもしれません。

ただしこの仕事は年齢とともに給料が上がるというよりは、経験やスキルがある人ほど多くの収入が得やすい職業です。

また「歩合制」を取り入れている企業やエステサロンでは、自分の売上や成績次第で年収が大幅に上がる可能性があります。

エステティシャンのやりがい、楽しさ

人を美しくできる

エステティシャンは人を美しくする仕事です。

人は美しくなれば、自然と気持ちも明るく笑顔になります。

施術を通してキラキラと輝くお客さまの姿を見ているうちに、自分自身も幸せな気分になれることでしょう。

また、自分がスキルアップすればするほど、もっとたくさんのお客さまのさまざまな悩みを解決できるようになります。

そして、担当したお客さまの笑顔によってさらにエステティシャンはもっと成長できる…そんな素晴らしい循環がある仕事です。

エステティシャンのつらいこと、大変なこと

体力勝負でハードな仕事

エステティシャンというと華やかで美しいイメージを抱く人も多いですが、エステティシャンの仕事は体力を要する面もあります。

施術内容にもよりますが、マッサージをするとなればまさに全身運動さながらです。

施術中は立ちっぱなしになることも多く、1日の仕事が終わると足腰がパンパンに張ってしまう日も少なくありません。

なかにはエステの仕事をしながら、自らを癒すために別なエステに通うという人もいます。

エステティシャンの仕事の裏には、こういった苦労があることも知っておく必要があります。

エステティシャンに向いている人・適性

美容に対する探究心

エステティシャンを目指す人はもともと美容に興味があるという人がほとんどですが、エステティックサロンに来るお客さまも、美容に対してこだわりを持っている方が多いです。

そのため、お客さまの期待に応えるためにも、エステティシャンはプロとして専門的な知識を身につけておく必要がありますし、技術力もどんどん向上させることが必要です。

また、美容が好きというだけでなく、普段から自分自身でもさまざまな美容法を試したり、最新の情報を集めたりするような人が、この職業に向いているといえます。

エステティシャン志望動機・目指すきっかけ

エステを体験して

エステティシャンを志望する人の大半は、自分でもエステを利用した経験を持っています。

実際にエステサロンで施術を受け、その接客や雰囲気、エステそのものへの関心を持ったことをきっかけに「自分もこういう場所で働きたい」という思いが出てくるようです。

しかし、漠然としたエステティシャンのイメージだけで働き始めると、就業後のミスマッチを生じてしまうこともあります。

エステティシャンの仕事についてよく知り、エステを受けた実体験の中から志望動機を考えていくとよいでしょう。

エステティシャンの雇用形態・働き方

アルバイトや派遣もある

エステティシャンは、正社員以外にもアルバイトや派遣など、さまざまな雇用形態があります。

長年アルバイトとして同じ職場で働き、エステティシャンとしての力を身につけていけば、正社員に登用されることもあります。

ただし、エステ業界は人の出入りも激しく、後から実力のある人がどんどん入ってくる可能性もあるため、努力しなければ簡単に追い抜かれてしまうでしょう。

もし勤め先で正社員登用制度がない場合も、実力があればより良い条件の会社へ転職するということもできます。

エステティシャンの勤務時間・休日・生活

拘束時間が長い

エステティシャンの勤務時間は、一般的な企業に勤める会社員と比べて長い傾向にあります。

多くのエステティックサロンでは10時~22時くらいを基本に営業しています。

スタッフはシフト制で働くところもありますが、なかには開店から閉店まで勤務をしなければならないサロンもあります。

たとえお客さまの予約が入っていない場合もサロン内で待機しなくてはならず、お客さまの都合や施術状況等によっては急な残業が発生することもあるため、拘束時間長くなりがちです。

エステティシャンの求人・就職状況・需要

求人数は常に多い

雇用条件はお店によって違いますが、こだわりを持ちすぎなければ自分で選ぶことができるほど求人数は多いです。

エステサロンの数が増えるとともにエステティシャンの需要は高まっており、大手エステサロンの中には常に求人募集を出しているところもあります。

業界大手の人気店になると、経験者・未経験者を問わず応募が殺到する場合もありますが、中・小規模店舗の求人数は決して少なくないため、たとえ未経験者であっても採用される見込みは十分にあります。

エステティシャンの転職状況・未経験採用

サロンによって異なる

エステティシャンは人材が不足していることから、未経験者でも積極的に採用していることが多いのが特徴です。

初めてエステサロンで働く人の半数以上がエステティシャンの知識や技術を持っていないため、働き始めてから店舗で研修や指導を受け、知識や施術方法を身につける流れも一般的になっています。

ただし、エステティシャンの専門学校やスクールで少なからず学んだ人でなければ採用しない、というエステサロンもあるため、注意が必要です。

エステティシャンの現状と将来性・今後の見通し

男性向けのエステも

美容機器や技術の進歩により、エステティシャンが提供できるサービスの質は年々向上しています。

女性にとって「美」は永遠のテーマであるため、この仕事は時代が変わっても需要があると言えます。

一方、近年は男性の美への関心も高まっており、メンズエステ専門店や、男性向けの新たな美容サービスが次々と登場しています

今後こういった流れは今後さらに加速するとされ、エステティシャンとしても男性への施術機会が増えると同時に、新たな知識が必要となってくるでしょう。