ネイリストの職業病(肩こり、腱鞘炎、腰痛)

ネイリストの職業病

お客様にネイル施術を通じ、美しくなる感動や喜びを提供することがネイリストの役割です。

華やかなイメージを持たれるネイリストですが、実は肉体的にハードな仕事です。

特に肩こりなどの職業に苦しみながら、施術にあたるネイリストは多いです。

肩こり

ネイリストは長時間、座ったまま施術を行います。

勤務時間フルにお客様の予約が入っている場合、8時間以上座ったままということもあります。

施術は前傾姿勢で行うため、首~肩の筋肉が硬直し、肩こりが酷くなります。

爪という細部に繊細なデザイン、アートを施すことから、眼を酷使します。

眼の疲れは、首や肩の神経、筋肉に影響を与え、慢性的な肩こりの原因ともなります。

腱鞘炎

ネイリストは手を酷使する仕事でもあります。

特にネイリストの仕事で必ず生じるファイリング作業では、サンドという紙やすりを用いて美しい爪の形に仕上げていきます。

1日に何人ものファイリング作業をするため、知らず知らずのうちに手首を中心に負荷がかかっています。

最初は手首の違和感、だるさ程度ですが、酷くなると炎症を起こし、腫れることもあります。

重症化した場合、慢性的な腱鞘炎に進行し、日常生活を送ることも困難になります

腰痛

ネイリストはトイレ休憩を除いて、座りっぱなしということが多いです。

施術は前傾姿勢で行い、集中することで知らず知らずのうちに猫背になってしまいます。

その姿勢のまま長時間動かないことで、腰回りの血流が悪くなるほか、骨盤が歪むこともあり、これが腰痛の原因となります。

慢性化したり、元々腰痛持ちだったりすると、座骨神経痛・ヘルニアになってしまうこともあります。

ネイリストの職業病への対策

肩こりへは運動・ストレッチが有効

施術中同じ姿勢でいるために、血流が悪くなり、肩こりの原因となります。

こまめに時間をみつけ、肩甲骨を動かすストレッチを意識的に取り入れてみましょう。

さらに、運動不足による血行不良も肩こりの原因となります。

サロンへの往復通勤時間以外は、座ったまま勤務し、帰宅するとあとは寝るだけという生活を送るネイリストも多いです。

運動不足のネイリストは休日を中心に運動するようにしましょう。

血行が促進され、代謝があがることで、自然と肩こりが解消されるケースがあります。

貴重な休日に運動することが難しい場合、通勤時に歩く距離を延ばしたり、就寝前にストレッチをしたりと、無理なく出来る範囲で日常に運動を取り入れてください。

腱鞘炎は早目の病院受診が肝心

腱鞘炎の兆候は、違和感やだるさから始まります。

この時点で軽く見過ごさず、整形外科にいきましょう。

軽度の場合は湿布、ステロイド注射で軽快しますが、重症の場合は手術をしなくてはならないこともあり、早期に病院への受診が肝となります。

またネイリストを続ける以上、腱鞘炎にならずに済むように予防にも気をつけましょう。

指を手首側にそらすストレッチが有効なほか、電動のサンド機器導入の使用により、手首の負荷を大幅に減らせます。

ネイリスト全員の悩みでもあるため、サロン側に電動サンド機器導入を交渉する方もいます。

腰痛対策にはクッションを導入

同じ姿勢で過ごすことで、腰回りの筋肉が凝り固まります。

血流を改善するために、折を見ながら、腰をまわす、背筋を伸ばすなどのストレッチを行いましょう。

とはいえ、お客様の施術中にストレッチはなかなか出来ないものです。

自分の椅子に腰痛対策用のクッションを置くことで、骨盤を常にサポートしてくれます。

正しい姿勢が維持できることで、猫背が解消され、肩こりも軽くなることもあるようです。