ネイリストになるには

ネイルに関する知識や技術を身につける

ネイリストは、美容師のように特別な免許が必要な職業ではありません。

そのため、なるための方法もさまざまありますし、なかにはまったくの未経験でもアルバイトやアシスタントとして採用してくれるサロンもあります。

しかし、一人のネイリストとしてお客さまへ施術するにあたっては、ネイルに関する知識や技術、衛生管理などについて知っておく必要があります。

実際、サロンの求人募集の応募条件として「ネイリストのスクールや専門学校の卒業生」と指定されているケースも多くあります。

確実に、そしてできるだけ早く一人前のネイリストを目指していきたいのであれば、まずネイルの基礎が学べる学校に進学し、知識と技術を身につけることをオススメします。

どんな学校に行けばよい?

日本全国にネイリストを養成するための学校やスクールは多数あります。

昼間に週5日通う専門学校もあれば、夜間の時間帯のみ週に数日程度の通学で学べるスクールもあるため、自分のライフスタイルや目標を踏まえたうえで、学校を選びましょう。

ちなみに、ネイリストを目指すのは10代の若者だけではありません。

社会人として働きながら転職を考える人もいますし、主婦が家庭と両立しながら勉強することもあります。

そういった人の場合、「学校に通う時間がない」「仕事や家事などと両立して効率的に学びたい」といった理由から、通信講座や独学で勉強する人もいます。

資格の取得について

ネイリストとしての就職の間口を広げたいのでれば、関連する資格の取得を検討するとよいでしょう。

ネイリストの民間資格は複数あります。

ネイリストの検定試験に合格していれば一定の技量があるとみなされ、就職に有利になることがあります。

また、持っている検定によって、採用時の給与面に差が出てくることもあります。

ネイリストの資格で代表的なものといえば「JNECネイリスト技能検定」です。

これはネイリストとしての総合的な知識と技術が求められるメジャーな検定です。

また、最近人気のジェルネイルに関する資格「JNAジェルネイル技能検定」なども、就職する際に評価されることがあります。

すでにJNECの資格を持っている人で、さらに流行の技術も身につけたいという人に人気の資格です。

こういった資格への合格を目指す場合、昼間の学校で学ぶほか、夜間のスクールや通信講座で勉強することも可能です。

検定試験では実技試験も行われるため、学校でプロにしっかりと教わりながら上達を目指したほうが、合格率はアップするようです。

ネイリストの資格
ネイリストの試験の難易度、合格率

就職先は?

ネイリストの求人募集として多い場所は、ネイルサロンや一部の美容室です。

ただし、新卒の正社員を募集しているところはそれほど多くはありません。

まずは、アルバイトやパートとして働き、経験を積んだ後に正社員に登用されるという流れが一般的です。

ネイルサロンの数は年々増え続けていますが、その分、店舗ごとの競争も激化しています。

なかには徹底的にサービスの価格を下げて大量のお客さまを呼び込み、人件費を削っていった結果、ネイリスト一人当たりの負担が大きくなっている店もあるようです。

就職してから厳しい労働環境に直面して後悔する前にしっかりとリサーチし、自分が働きやすいと思える店を選ぶことが大切です。

一人前になるまでに何が必要?

ネイルサロンに就職した後にも、スキルアップのための努力や訓練は必要です。

ネイルの技術や流行のデザインはどんどん変わり続けますし、いくらでも腕を磨くことができる仕事だからこそゴールはありません。

一人前のネイリストになるためには、まずはしっかり練習をすること、そして日々進化する技術や流行においていかれないように、情報やトレンドにもアンテナを張ることが不可欠です。

より魅力的なデザインが施せるよう、優れた美術作品に触れて感性を育てたり、雑誌などに目を通してファッションの感度を高めておくことなども大切です。

開業をする人も多い

ネイリストは、技術と経験を積んでから独立し、開業する人も多い職業です。

ネイルの道具を揃えれば、自宅で比較的簡単に開業をすることも可能です。

しかし、ネイル用具をひと通り揃えるののはお金がかかりますし、お客さまを集めることも簡単ではないため、しっかりとした計画と準備が必要です。

また、自宅開業の場合にはネイルの匂いについてどのように対処をしていくか、近隣から苦情が入らないよう事前に検討しておいたほうがよいでしょう。

ネイリストの今後の見通し

人々のネイルに関する関心は年々高まっているようです。

「可愛くなりたい」「オシャレにしたい」と考える女性はもちろんですが、男性も身だしなみとしてネイルと整える人が増えてきました。

一方で、ネイルサロンの数も増えており、各店舗はオリジナリティあるサービスを打ち出す傾向が強くなっているため、競争が激しくなってきています。

低価格化が進むなか、個々のネイリストの技術力やセンスが問われるようになってくるでしょう。

加えて、「このネイリストに施術してもらいたい!」と思われるような人間性、ある種のカリスマ性を備えることができれば、独立してもうまくやっていけるでしょうし、大きな強みとなるでしょう。