美容専門学校とは? どんな就職先がある? 学費や取れる資格・就職率まとめ

(読了時間:24分53秒)

「美容の仕事に就きたい!」そう思ったら、美容専門学校への進学を検討することになるかもしれません。

このページでは、美容専門学校ではどのようなことが学べるのか、将来はどんな仕事を目指していけるのかなどについて、詳しく紹介していきます。

目次

美容専門学校とは

美容専門学校では、将来、美容業界で活躍するために必要な知識・技術を学ぶことができます。

多くの人は高校卒業以降に美容専門学校へ進学し、卒業後に各方面への就職を目指します。

なお、美容業界の職業にはさまざまなものがありますが、その代表的な存在である「美容師」になるには、美容専門学校で2年以上学んで国家試験に合格しなくてはなりません。

そのため、多くの美容専門学校が2年制となっており、美容師志望者は在学中に美容の知識を学び、カットやヘアカラーといった美容師に不可欠な技術力を高め、美容師免許の取得を目指すことになります。

そのほか、美容専門学校では「ネイリスト」「エステティシャン」「ヘアメイクアップアーティスト」「ビューティーアドバイザー」といった職業を目指すための知識・技術を学ぶこともできます。

美容専門学校で勉強すること、授業科目

美容専門学校で勉強すること

美容専門学校では、おもに美容師になるために必要な知識・技術の習得をし、美容師国家試験合格に向けて勉強していくことができます。

また、美容専門学校によっては、美容業界で活躍する美容師以外の職業(ネイリスト、エステティシャン、メイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、ビューティーアドバイザーなど)を目指していくために、トータル的な美容の知識・技術も学ぶことができます。

美容師を目指す学科・コースであれば、美容師になるために必要不可欠な国家資格取得を見すえたカリキュラムが用意されています。

その他の学科・コースでは、本人の希望に合わせて、メイクアップやネイル、エステ、リラクゼーションマッサージなど、各分野で即戦力として活躍できるためのカリキュラムとなっています。

美容専門学校の授業科目

美容専門学校の授業は、大きく分けると「学科」と「実技」の2種類があります。

学科では、座学として美容の仕事につくためのさまざまな知識を取り入れていきます。

具体的には、衛生管理、保険、美容技術理論、関係法規など、美容師国家試験でも出題される各領域について学んでいきます。

学校によっては英会話の授業が取り入れられているところもあるようです。

実技では、カット、ワインディング、ヘアカラー、メイクアップ、シャンプーなどの専門的な技術力を身につけ、現場で使えるレベルまで磨き上げていきます。

選択したコースによっては、ネイル、メイクアップ、エステティックなどの各技術を学び、実践していきます。

美容専門学校の特徴として、学科よりも実技の授業の割合がだいぶ大きくなっていることが挙げられます。

美容専門学校の時間割の例

ここでは、昼間の美容専門学校に通うある学生の1日の流れや、時間割を見てみましょう。

8:40 学校へ到着

クラスの仲間とのコミュニケーションを楽しみつつ、授業の準備をします。

9:00 朝礼

元気に挨拶をし、先生からさまざまな話があります。

9:10 授業

午前中には、接客についてや衛生に関する座学の授業があります。

どれも美容師になるために必要な知識なので、集中して話を聞きノートをとっていきます。

12:00 昼休み

クラスメイトとワイワイしながらお弁当などを食べています。

13:00 授業

午後は実技の授業中心です。

カット、ワインディング、ヘアカラー、シャンプーといった美容師に必要な各技術について、実践を繰り返していきます。

途中で先生からアドバイスをもらえるので、苦手なところは早く克服できるように頑張ります。

15:00 授業終了

放課後は学校に残ってもう少し練習をしたり、アルバイトに出かけたりと、人によってさまざまな過ごし方をしています。

試験前には早く家に帰ってさらに勉強をします。

美容専門学校では、将来美容業界へ進み、即戦力として活躍できるように実践的な授業が多く設けられています。

技術の習得は日々の繰り返しが重要とされているため、在学中に前向きに授業に臨むことが、夢への近道であるといえるでしょう。

美容専門学校から目指せる職業・仕事

美容専門学校から目指せる職業

美容専門学校から目指せるおもな職業や仕事としては、以下のようなものが挙げられます。

・美容師
・ヘアメイクアップアーティスト
・ネイリスト
・エステティシャン
・ブライダル関連
・化粧品関連

一般に、美容専門学校というと美容師になるイメージが強いかもしれませんが、多くの美容専門学校ではネイルやエステなども含め、「美容」という分野について幅広く学べる学科・コースが用意されています。

したがって、ネイリストやエステティシャンなどを志望する人が美容専門学校に進学することも多くあり、卒業後は、個々の希望に応じて上記で挙げたような多様な職業に就いています。

美容専門学校の就職サポートについて

卒業後に美容業界への就職を目指す学生たちが大勢学んでいる美容専門学校では、就職サポートに力を入れているケースがほとんどです。

サロンなどとの業界ネットワークもあり、一人ひとりの学生が希望する道へ進めるよう、しっかりとサポートしてくれるでしょう。

美容専門学校に入学すると、1年次からキャリアに関する授業が行われたり、サロン見学や美容業界に就職した卒業生の講演会、サロン説明会、就職活動に向けた面接指導といった、就職に関する多様なイベントに臨むことになります。

日々の勉強とあわせて、早くから卒業後のことを本気で考えていくことによって、理想とする仕事に就ける可能性が高まるでしょう。

美容専門学校は全国に数多くありますが、学校ごとに置かれているコースやカリキュラム、就職サポート体制などが異なります。

自分が美容業界でどのような働き方をしたいのかをイメージしながら、さまざまな専門学校の情報を入手し、希望の進学先を決定してください。

美容専門学校の学費、費用

美容専門学校の学費

美容専門学校の学費は、学校によってだいぶ幅がありますが、年間で100万円~150万円程度が相場となっているようです。

美容専門学校の多くは2年制となっており、卒業までの学費は200万円~300万円程度となるでしょう。

また、美容専門学校の学費には、一般的に入学金、授業料、施設設備費、実習費などが含まれています。

学費は安いほうがよいと思うかもしれませんが、学費がそれなりに高めの学校では、在学中の海外研修が組み込まれていたり、ネイルやエステといった美容に関することを幅広く学べたりするようなところもあります。

学費だけではなく、学べる内容や学校の特徴などを考慮しながら、学校選びをするとよいでしょう。

美容専門学校の費用

学校によっては、上記で述べた学費のほかにも、ユニフォームや各種道具(ハサミなど)の教材費や教科書代、研修参加費、OB・OG会費などが必要になることもあります。

また、美容師の国家試験受験時にも、受験費用として約25,000円が別途必要になることが多いです。

どの項目が学費に含まれているのか、あるいは含まれていないのかは美容専門学校ごとに異なるため、パンフレットやホームページなどの学費に関するページをよく確認してください。

学費サポートも活用できる

多くの美容専門学校では、学生が安心して学び続けられるよう、さまざまな学費サポート制度を設けています。

たとえば、優秀な学生に対して学費の一部あるいは全額免除となる特待生制度や、無利息あるいは低利息でお金が貸与される奨学金制度、その他の教育ローンなどがあります。

学校によっては、高校時代に欠席がなかった学生は入学金が免除される入試制度を設けているところもあるようです。

こうした多様なサポート制度を活用することで、より多くの学生にとって学業に専念できるチャンスが得られるでしょう。

美容専門学校で学ぶには、多くの場合、卒業までに百万円を超えるお金が必要になってきます。

決して安い金額ではありませんから、学費についてもよく調べて納得したうえで志望校を決定しましょう。

美容専門学校の就職先、就職率、卒業後

美容専門学校の就職先

美容専門学校では、美容師を中心に、学校によってはネイリスト、ヘアメイクアップアーティスト、エステティシャンといった、幅広く美容に関わる職業につくための知識・技術を身につけることができます。

そのため、美容専門学校を卒業した人のほとんどは上記のような仕事をしており、就職先としては以下のようなものが挙げられます。

・ヘアサロン、美容室
・ネイルサロン
・エステサロン
・リラクゼーションサロン
・ヘアメイク事務所

また、美容と関わりの深いブライダル関連企業や化粧品関連企業へ就職し、美容専門学校で学んだことを生かして活躍している人もいます。

美容専門学校の就職率

美容専門学校の就職率は学校によって異なりますが、おおむね高い数字を誇っているといえるでしょう。

学校によっては「就職率100%」と打ち出しているところもあり、その数字を見ると、夢が一気に近づくような気持ちになるかもしれません。

しかし、ここでいう就職率の考え方は、学校によって少々異なる場合があるため注意が必要です。

たとえば、途中で退学してしまった学生は含まず、あくまでも美容業界への就職を希望した学生だけで就職率が計算されていることもありますし、全員が志望度の高いサロンなどへの就職が決まるとは限りません。

もちろん、美容専門学校に通う学生は意欲的な人が多いため、しっかりと就職できている人が多いのも事実ですが、希望通りの就職をするには本人の努力も不可欠です。

就職サポートに力を入れている学校は多い

美容専門学校では、カリキュラムを修了して国家試験に合格し、無事に美容師免許を取得できるようにさまざまなサポート体制があります。

国家試験の対策授業が早くから行われていたリ、実技の苦手なところは何度でも講師にチェックしてもらい、できるようになるまで練習できたりします。

美容専門学校には、美容業界とのネットワークを駆使して、たくさんの求人や就職情報が集まります。

こうした学校のサポートを受けながら、国家試験合格に向けて、そして就職活動に取り組める環境が整っているといえるでしょう。

美容専門学校からは、毎年、多くの人が美容師としての第一歩を踏み出しています。

卒業生の進路や就職サポートに関する情報はたいてい公開されていますので、たくさんの美容専門学校の中から、本当に自分が安心して学べそうな学校を選びましょう。

美容専門学校の入試、志望動機、面接

美容専門学校の入試

美容専門学校では、学校によって昼間部や夜間部、さらに通信課程など、さまざまな課程が設けられています。

それぞれ入学方法などが異なる場合がありますが、一般的には「一般入学」「推薦入学」「AO入学」が行われています。

一般入学は、年齢などの条件を満たせば誰でも応募できますが、推薦入学は学校長の推薦で応募できるもののほか、専門学校側が指定する高校のみ応募できる指定校推薦入試が実施されることもあります。

AO入試では、学力や成績ではなく、美容業界で働きたいという熱意や意欲、チャレンジ精神などがある人を対象に、専門学校の求める人物像とマッチするかどうかといった観点で合否が決まります。

また、上記の枠とは別で、社会人や大学・短大既卒者を対象とした入試や、外国籍の人を対象とした入試を行っている学校もあるようです。

美容専門学校の志望動機の考え方

美容専門学校を目指す人は、「美容師になりたい」「美容業界で働きたい」という強い意思を持っていることがほとんどです。

志望動機を考えるときには、そうした素直な思いを文章にまとめていきましょう。

なぜ、美容の仕事がしたいと思っているのか、過去の出来事や体験などからエピソードを含めることができるとベターです。

そして将来的に、美容業界でどのように活躍したいかまでイメージできていると、より熱意が伝わりやすいでしょう。

また、たくさんの美容専門学校があるなかで、その学校で学びたい理由も明確にしておきましょう。

そのためには、学校研究をしっかりとしておくことが重要です。

美容専門学校の面接のポイント

美容専門学校の試験内容は、大きく分けると「書類審査」「面接」「適性検査」「作文」などで構成されています。

このうち、最も重要視されるのは面接であると考えておいたほうがよいでしょう。

面接は、ほとんどの入学方法で行われていますし、最終的には面接で人柄や意欲を判断され、その結果で合否が決まることもあるといわれます。

受験生としても、面接は自分の思いを直接志望校に伝える絶好のチャンスです。

だからこそ、志望動機は時間をかけて考え抜き、本当の気持ちを伝えられるように心がけたいものです。

ちなみに、美容専門学校の面接の服装はとくに指定がない場合がありますが、高校生は多くの人が制服を着用しているか、それに準じたスーツなどを着用しています。

美容専門学校というと、奇抜な格好が許されると思われがちですが、髪型や化粧も含め、「面接」という場を意識し、落ち着いたものにしておくほうが無難でしょう。

「入試」というとつい難しく構えてしまいがちですが、きちんと情報を得て、事前対策をしておけばそう心配することはありません。

志望動機は合否が決まる大きな要素となるため、時間をかけて納得できるものを作り上げましょう。

美容専門学校のオープンキャンパス

美容専門学校のオープンキャンパスとは

専門学校オープンキャンパスでは、その学校へ進学を検討する高校生などに向けて学校が公開され、参加者は学校見学をしながら、学校の雰囲気や様子を体感することができます。

また、オープンキャンパスでは学校説明会、個別相談会、卒業生の講演、体験授業などさまざまなイベントが実施されることが多く、その学校のことをより詳しく知ることができます。

多くの専門学校では、高校が夏休みになる時期にオープンキャンパスを実施しており、学校見学を兼ねて参加する人が多いようです。

やはりパンフレットやホームページだけで情報を得ているのと、実際に講師や在校生から直接話を聞いたり学校の施設や設備を見て回ったりするのでは、「リアル度」がまったく違うといえるでしょう。

また、専門学校によっては特定の入学方法(AO入学など)で、オープンキャンパスに参加していることが応募の条件となることがあります。

なお、学校によっては、オープンキャンパスのイベントに参加するには事前予約が必要な場合があるため、先に確認しておきましょう。

オープンキャンパスの情報は、各学校のホームページで公開されています。

美容専門学校のオープンキャンパスの内容

美容専門学校のオープンキャンパスで特に人気なのは、体験授業です。

美容専門学校ならではのさまざまなプログラムが用意されていたりします。

ヘアカット体験やメイクアップ体験、ネイル体験といった体験授業をはじめ、ブライダル専門のヘアメイクやオリジナルカラーを作る授業など、美容専門学校入学を考える学生にとって興味深いプログラムを用意している学校もあります。

志望動機を考える際にも、より具体的な思いを言葉にまとめやすくなるのではないでしょうか。

美容専門学校のオープンキャンパスに参加する際の注意点

オープンキャンパスへの参加時は服装の指定がないことがほとんどですが、高校生であれば学校の制服で参加する人が多いようです。

ファッションなど個性的な人が多いとされる美容専門学校ですが、まだ受験する前の段階であるため、髪型やメイクなども含めてあまり奇抜になり過ぎないほうがよいでしょう。

オープンキャンパスへの参加は基本的に自由ですが、参加することでさまざまなメリットがありますし、何よりも専門学校のことをよく知れるチャンスです。

気になる学校を見つけたら、時間が許す限り、オープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか。

夜間の美容専門学校

夜間の美容専門学校とは

全国に、美容専門学校はいくつもあります。

その多くが「昼間部」の学校で、朝から夕方頃にかけて授業が行われるものとなっています。

一方、夕方以降に授業がスタートするのが「夜間部」といわれる学校です。

美容専門学校でも、この夜間の課程を設けているところはいくつかあり、17時頃から21時頃にかけて授業が行われています。

また、夜間部のなかでも「夜間高等課程」といわれる種類の学校では、中学校を卒業していれば入学でき、美容師免許と高校卒業の資格の両方の取得が目指せるようになっています。

一般的な夜間部の美容専門学校は2年制ですが、夜間高等課程の場合は3年程度学ぶことになります。

夜間の美容専門学校にはどんな人が通っている?

夜間の美容専門学校に通うのは、昼間に仕事やアルバイトをしていて、夕方からでないと学校に通えないといった社会人、フリーターなどが多いとされています。

あるいは、大学・短大とのダブルスクールで通っている人もいるようです。

一度は別の道を目指したものの、美容師になりたいという思いを捨てきれず、夜間部で学ぶ人は少なくありません。

また、夜間部は昼間部よりも少々学費が安く抑えられる場合が多いため、経済的な理由から夜間に学んでいる人もいます。

夜間部の美容専門学校も、一般的には高卒以上の学歴があれば入学資格を満たしますが、実際に通っている学生の年齢は、昼間部よりも多少幅が広いものになる傾向にあります。

夜間の美容専門学校で学べること

夜間の美容専門学校で学ぶことは、昼間のそれと基本的には同じです。

どちらも同じように、美容師になるために必要な知識・技術を身につけていき、最終的には国家試験に合格して美容師免許を取得し、ヘアサロンなど美容業界への就職を目指します。

ただし、昼間部と夜間部の両方の課程を置く美容専門学校では、どちらもカリキュラムがまったく同じということもあれば、多少異なるところもあるようです。

昼間部と夜間部。一般的には、自分のライフスタイルに応じてどちらに進学するか決めていくことになるでしょう。

昼間に通学するのは無理という人であっても、夜間に学んで美容師になれるチャンスは十分にあるといえます。

通信の美容専門学校

通信の美容専門学校とは

通信の美容専門学校では、普段は自宅でテキストを中心に自分で学び、レポートを提出しながらカリキュラムに沿った勉強をしていきます。

また、その合間には学校へ登校して学科や実技の授業を受ける「スクーリング」を行います。

通信の美容専門学校も、通学制の学校と同じように美容師の国家試験に合格することを目指したカリキュラムとなっており、通学した場合と同じように美容師を目指していくことができます。

どんな人が通信課程で学んでいる?

通信の美容専門学校で学ぶのは、やはり通学することが難しい人が中心です。

たとえば仕事をしていて毎日通学するのは負担が大きいという人や、学費面で不安があるという人、その他にも何らかの家庭の事情などで通学することは厳しいという人が、通信課程で勉強することを選んでいます。

会社員、大学生、高校生、主婦など、さまざまな立場や年齢の人が通信課程で学んでいるようです。

通信で学ぶメリット・デメリット

通信課程で美容師を目指していくことの一番のメリットは、時間や場所の制限を受けずに学びやすいという点だといえるでしょう。

通学制の専門学校に進学すると、どうしても決まった時間に登校し、教室で勉強しなくてはなりません。

しかし通信の場合は、自宅にいながらにして勉強ができ、さらに自由な時間に学んでいけるため、多忙な人にはピッタリの学び方であるといえるでしょう。

なお、通信の美容専門学校はいくつかありますが、入学時期を4月と10月で選べたり、自分のライフスタイルに応じて夜間にスクーリングができたりする学校もあります。

さまざまな事情を抱えた学生が、無理なく国家試験合格を目指していけるようにカリキュラムが組まれているのが通信の美容専門学校の特徴です。

ただし、デメリットもあります。

通信で学ぶ最も大変な点は、何といっても自主性が求められるということです。

通信課程では通学制の学校とは異なり、目の前に先生やクラスメイトがいない中、自分で計画的に学んでいかなくてはなりません。

なかにはついサボってしまったり、途中で面倒くさくなって勉強をしなくなってしまう人もいるようです。

通信課程は基本的に3年制となっており、卒業を目指すには人一倍の強い意欲と目的意識が求められてくるといえるでしょう。

通学制の美容専門学校に通えない人でも、通信という方法を選択することで、憧れの美容師を目指すことも可能です。

ただし、それにはメリット・デメリットの両方がありますので、進学についてはよく考えてから決断することをおすすめします。

1年制の美容専門学校

美容師免許の取得には2年制

現在、日本にある美容専門学校のほとんどは「2年制」となっています。

その理由としては、美容師国家試験を受験するには、厚生労働省が指定する学校で2年以上学ばなくてはならないからです。

つまり、美容師になるためには少なくとも2年間以上は勉強する必要があるということです。

しかし、一部の美容専門学校では「3年制」と「1年制」の課程を置くところもあります。

3年制の学校としては、おもに自習学習する「通信課程」の学校と、「高等課程」といって中卒の人が入学でき、美容師免許と高校卒業資格を同時に得られるタイプの学校があります。

1年制の美容専門学校とは?

それでは、「1年制」の美容専門学校とは何なのでしょうか? そこでは、いったいどのようなことが学べるのでしょうか?

1年制の美容専門学校の多くは「トータルビューティー」、つまり、幅広く美容に関する知識と技術を身につけられる場所となっています。

目指せる職業としては、ネイリスト、メイクアップアーティスト、ヘアメイク、エステティシャン、ビューティーカウンセラー、ブライダルヘアメイクなどが挙げられます。

上記で挙げた職業は、美容師とは異なり、国家資格(免許)が求められる仕事ではありません。

そのため、1年制の学校であっても学校で学んだことを生かして美容業界へ就職し、仕事をすることは可能です。

なお、1年制でも在学中にエステ、ネイル、メイクアップなどの資格取得を目指せる学校もあります。

1年制の美容専門学校ではどんな人が学んでいる?

1年制の美容専門学校に通う人は、たとえば「美容の仕事に興味があるが、まだやりたいことが具体的でない」だったり、「短期間で美容の基礎を学び、実践力を磨いて、美容業界への就職や転職に生かしたい」など、さまざまな思いを持っています。

なお、1年制の美容専門学校も、高卒以上の学歴が求められることが多くなっています。

将来、美容業界への就職を目指している人は、1年でも早く美容専門学校を卒業したいと考えているかもしれません。

しかし、美容師になるためには2年制以上への学校への進学が必要になります。その点に注意しながら、自分の希望の進路に応じた学校選びをしてください。

中卒で美容専門学校に入るには

中卒でも美容師を目指せる

一般的な美容専門学校は「専門課程」として認可を受けており、そこには高校卒業の学歴を持つ人が入学することができます。

しかし、なかには「高等課程」といわれる美容専門学校があり、そこでは中学校卒業の資格を持っていれば入学することができます。

高等課程の認可を受けている美容専門学校では、美容師になるために必要な勉強をするのはもちろんのこと、一般の高校で行われる教科も学んでいくことになります。

そのため、最終的には「美容師免許」と「高校卒業」の両方の資格取得を目指すことができるのが、高等課程という美容専門学校の最大の特徴となります。

基本的に中卒の人が美容専門学校に入るには、この高等課程への進学が一般的なルートとなります。

なお、高等課程の美容専門学校は、さらに昼間に授業が行われる学校と、夜間に授業が行われる学校に分けられます。

通信課程で学ぶ方法もある

中卒の人が美容専門学校で学びたい場合、高等課程以外に「通信課程」というコースで学ぶ方法が挙げられます。

通信課程はその言葉の通り、通学ではなく、通信教育によって勉強をすることになります。

普段はテキストに沿って自習をし、定期的にレポートを提出、さらに年に何度か学校に通って授業を受けるスクーリングが実施されます。

通信課程の美容専門学校でも、もちろん美容師国家試験への合格を目指すことができます。

ただし、一部の通信課程の美容専門学校では、入学資格が高卒以上になっているところもあるため注意が必要です。

高卒認定試験に合格する道も

上記のほか、高卒認定試験に合格することで、一般的な昼間部の美容専門学校に進学できる道も開かれます。

高卒認定試験の合格者は高卒者と同等の扱いを受けるため、この試験に合格すれば、学校に通っていたという点では中卒であっても、多くの美容専門学校が定める「高卒以上」という入学資格を満たすことができます。

進学先候補となる美容専門学校の選択肢が増えるという点では、この道を選ぶ方法を考えてみてもよいかもしれません。

このように、中卒で美容専門学校に入る方法もいくつかあります。

「高校を出ていないから美容師にはなれない…」とあきらめる必要はありません。

ぜひ、自分自身に最も合う方法を選んで、美容師への道を進んでいってください。

美容専門学校の高等課程とは

美容専門学校の高等課程の内容

美容専門学校の高等課程とは、中学校卒業者(見込み者)が入学資格を持ち、美容師になるための勉強をすることができる専門学校のことをいいます。

その大きな特徴としては、「美容師免許」と「高校卒業資格」の両方の取得が目指せるカリキュラムになっているということです。

他の多くの美容専門学校の入学資格は高校卒業以上となっていますが、高等課程として認可を受けている学校であれば、中卒者でも入学することができます。

高等課程の修業年限は一般に3年となっており、そうでない美容専門学校の多くが2年制であるのに比べれば、卒業までの時間は少々長くなります。

しかし、中学校卒業後すぐ高等課程の美容専門学校へ進学した場合には、10代のうちに美容師として活躍し始めることも可能になります。

高等課程ではどんな人が学んでいる?

高等課程には中学校を出てすぐに入学することができるため、誰よりも早く美容師免許を取得し、美容師として働きたいという人にはうってつけの課程といえます。

最短で美容師になりたいと考えている人や、高卒の学歴も美容師免許もほしいといった人が高等課程へ進学することが多くなっています。

また、一般の高校に進学した人が、進路変更して美容専門学校の高等課程で学んでいるケースもあるようです。

高等課程の学校の種類

高等課程の美容専門学校は、さらに「昼間に学べる学校」と「夜間に学べる学校」の2種類に分けることがあります。

昼間の学校は、朝から夕方頃にかけて授業が行われ、おもに中学を卒業したばかりの学生が通っています。

一方、夜間の学校では夕方以降に授業が行われるものとなっているため、社会人として昼間働いている人や他で勉強をしている人などが通うことができます。

入学資格は昼間の美容専門学校高等課程と同じく、中学卒業(見込み)以上であることが求められます。

高等課程の美容専門学校は全国にいくつかあり、美容師としての知識・技術に加え、エステやネイル、メイクなど幅広く美容について学べるところもあるようです。

美容専門学校の高等課程では、美容師免許と高卒の資格の両方が得られるという魅力があります。

しかし、在学中の3年間は真剣に勉強をし、中身の濃い日々を過ごすことになるでしょう。

卒業まで学び続ける意思は不可欠であるといえます。

美容専門学校の入試方法、受験科目

美容専門学校の入試方法、受験科目

美容専門学校で行われている一般入試は、「高校卒業」などの受験資格を満たす人であれば自由に応募できるものとなっています。

推薦入試は「指定校推薦」と「学校推薦」があり、前者は専門学校が指定した高校の生徒の中から推薦された人が、後者は高校の学校長の推薦によって受験することができます。

AO入試では学力や成績ではなく美容業界で働きたいという強い意欲や、学校が求める人物像にマッチするかどうかといった観点で合否が判断されます。

受験科目は専門学校や入試方法によっても変わりますが、書類審査、面接、適性検査などが行われるのが一般的です。

また、とくにAO入試では、学校見学会や体験入学、オープンキャンパスといった、各専門学校が実施するイベントへの参加が、入試の応募資格のひとつに挙げられることがあります。

いざ応募する段階になって応募資格を満たしていないということにならないよう、早いうちから募集要項をチェックしておくことをおすすめします。

美容専門学校の面接のポイント

美容専門学校の入試では、ほとんどの場合において面接が実施されています。

難しい筆記テストが行われるわけではなく、面接で本人の意欲や熱意を確認し、きちんとした目的意識を持っている人が採用される傾向にあります。

なぜ、美容専門学校で学びたいのかという志望動機をしっかりと考えておき、自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

美容専門学校では複数の入試方法がありますが、きちんと募集要項を読んでいれば、そこまで難しい話ではありません。

応募資格や受験科目を確認し、最善の準備をして臨めるようにしたいものです。

美容専門学校の奨学金

美容専門学校の奨学金とは

奨学金とは、経済的な理由などから進学が難しい人に向けて、学費の付与や貸与を行う制度のことをいいます。

美容専門学校でも、学費サポート制度の一貫としてこの奨学金制度を設けているところが多く見られます。

奨学金制度は、大きく分けて「学費を借りるもの」と「学費をもらえるもの」があり、前者は返済が必要、後者は返済の必要がないものとなっています。

また返済が必要な奨学金は、さらに利息が付くものと、利息が付かないものになっています。

なお、奨学金は国や地方自治体によるもの、民間団体によるもの、さらに学校単位でも独自の制度が設けられることがあり、どのような種類の奨学金制度を利用できるかどうかは美容専門学校によって異なります。

ちなみに、奨学金と似たような制度として、教育資金を融資する国の教育ローンを利用することができる学校もあります。

学費などの費用面で進学することが難しいと考えている人は、各専門学校の奨学金制度について調べてみるとよいでしょう。

さまざまな学費サポート制度がある

奨学金のほかにも、美容専門学校ではさまざまな学費サポート制度が用意されていることが多いです。

たとえば、特待生制度です。

こちらは、その専門学校を第一志望としている人、高校での成績がとくに優秀な人や、高校時代の欠席日数が少ない人、美容を学ぶことに強い興味や熱意のある人などが対象となり、学費の一部あるいは全額が免除となるというものです。

選考にあたっては書類審査や面接などが実施されることになりますが、特待生制度を利用できれば、だいぶ学費面で楽になるでしょう。

そのほか、特定の入試方法で学費が一部免除となることもありますし、自然災害などで被災した学生に対しての学費支援制度や、留学生に対しての学費支援制度などを設けている美容専門学校もあります。

このような学費サポートは、美容専門学校へ進学を希望している人に、より安心して学んでもらいたいという専門学校側の思いの表れでもあります。

活用できる制度がないか、ぜひ確認してみてください。

このように、美容専門学校では学費などに関するさまざまな制度が用意されています。

諸制度の詳細については、各専門学校のパンフレットやホームページを見たり、学校に問い合わせるなどして確認しましょう。

美容専門学校の留学

美容専門学校の留学とは

美容専門学校の留学は、学校の研修制度の一環として用意されていることが多く、学生がより幅広い知識や技術を得て、さまざまな経験を積むことを目的として実施されています。

学校によって任意で参加ということもあれば、成績優秀な人が選ばれて参加できる場合もあるようです。

留学先のエリアはヨーロッパやアメリカなどさまざまですが、海外のサロンで研修が行われ、本場のサロンの雰囲気を感じながら、プロの講義を受けたり実習をすることができます。

もちろん空いた時間では街を観光したり、現地の人とコミュニケーションをとったりと、異文化を体験できる機会にもなります。

研修で学ぶことでよりモチベーションや意識が高まり、美容師になるためにさらに頑張ろうと思ったと話す人も多くいます。

美容専門学校の留学の内容

美容専門学校の留学では、現地で活躍するプロのサロンスタッフのアドバイスを受けながら、カット技術を学んだり、実際に施術体験を行ったりすることができるでしょう。

デモンストレーションを見て、その後は実習を行うというのが一般的なスタイルのようです。

英語など外国語でのコミュニケーションが中心になりますが、通訳がおり、きちんと解説を聞きながら学べるようです。

日本とはまったく異なる環境で、普段日本で勉強していることとはまた異なる海外のサロンの技術に触れることができるでしょう。

なお、留学期間は学校によって異なりますが、10日間から2週間程度の短期となる場合が多いようです。

留学するための費用は?

美容専門学校の留学制度は、学生が任意で参加する場合が多く、その場合の参加費用は学費とは別途必要になることがほとんどです。

ただし、学校で選ばれた学生だけが参加できる留学プログラムの場合、参加費の一部は学校側が負担してくれるようなところもあります。

留学期間にもよりますが、費用としては10万円以上が必要になってくることが多いです。

このように、美容専門学校の留学では、日本では得られない貴重な機会をたくさんすることができるでしょう。

ただし、留学の制度を設けている美容専門学校は限られていますので、在学中に留学してみたいという人は、そうした観点からも学校探しをしてみてください。

美容専門学校では、美容師はもちろん、それ以外にもさまざまな美容関連の職業を目指すための知識・技術を学ぶことができます。

実践的な授業が多く用意されており、プロの講師の指導やアドバイスを受けながらスキルアップしていける環境があります。

全国にたくさんの美容専門学校があるため、さまざまな情報を入手して自分に合う学校を選んでください。