【2021年版】自動車メーカー社員の給料・年収

自動車メーカー社員の平均年収・給料の統計データ

自動車メーカー社員の平均年収は、600万円~900万円程度がボリュームゾーンといわれています。

一般的なサラリーマンの平均年収よりひとまわり高く、トヨタや日産といった大手になると平均年収で800万円を越え、30代のうちに年収1000万円に到達する社員も少なくありません。

自動車メーカーの給料は景気変動の影響を受けやすく、近年は政府の経済政策などにより良好な状況が続いていますが、逆にいえば景気によって状況が一変する可能性もあります。

自動車メーカー社員の平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
研究開発(機械)
(転職会議)
534万円 20代前半:平均 363 万円
20代後半:平均 469 万円
30代:平均 586 万円
40代以上:平均 749 万円
生産技術・プロセス管理
(マイナビエージェント)
473万円 20代の給料:419万円
30代の給料:545万円
先行開発/製品企画
(DODA)
564万円 生涯賃金: 3億0690万円
20代:422 万円
30代: 587 万円
40代: 761 万円
50代~ 864 万円
カーデザイナー
(転職ステーション)
671万円 -
自動車製造
(Indeed)
430万円 時給:1,309円
日給:9,657円
月給25.5万円
自動車組立工
(給料バンク)
427.6万円~561.8万円 20代の給料:29.9万円
30代の給料:35.2万円
40代の給料:39.5万円
初任給:18万円~

自動車メーカーにはさまざまな職種が用意されています。

各社のデータをみると、研究開発、生産技術、商品企画などの職種は年収500万円~600万円が平均であることがうかがえます。

カーデザイナーのように特殊な技能やセンスが求められる職種は、もう一段平均年収が高い傾向です。

一方、自動車製造や自動車組立工といった生産工場での現場仕事の職種は、平均年収430万円前後とやや低めです。

自動車メーカー社員の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

20代後半、月収30万円の自動車メーカー社員をモデルケースにします。

・月30万円
・ボーナス120万円(夏冬1回ずつ、計4か月分)
・月収にボーナスを足すと年収480万円

各種社会保険料や所得税など差し引いた「手取り額」は、約25万円です。

自動車メーカー社員の初任給はどれくらい?

自動者メーカーの初任給は、どのメーカーも約21万円~22万円程度で設定しています(大卒の場合)。

また最終学歴に応じて初任給が上下することがあり、大学院の学士卒、修士卒であるとさらに数万円プラスされることがあります。

例として、以下は2020年度のトヨタの新卒採用の初任給となります。

<トヨタ自動車 総合職初任給(2020年度)>
学部卒業相当:月給20万8000円
修士修了相当:月給23万円
博士修了相当:月給26万4000円
高専卒業:月給18万1000円
専攻科卒業:月給20万8000円

自動車メーカーの福利厚生の特徴は?

自動車メーカーはどこも大企業であるため、福利厚生は充実しています。

各種社会保険・退職金・各種手当(住宅手当など)・従業員持株会制度・財形貯蓄、独身寮・社宅、スポーツ施設、保養所などが用意されている会社が多いです。

最大手のトヨタでは「ウェルチョイス」という選択型の福利厚生制度を用意しており、無数にある福利厚生メニューの中から自分のライフスタイルにあったものを選ぶことが可能となっています。

自動車メーカー社員の給料・年収の特徴

年功序列で役職手当が大きい

勤続年数に応じて基本給が増えていく「年功序列」を採用している自動車メーカーが多いです。

どのメーカーも20代のうちはさほど給料額は高くありませんが、30代に入ると給料の上昇が大きくなり、トヨタなどの大手では30代のうちに年収1000万円に届く社員もいます。

さらに、課長代理や課長とった管理職に就くと、高額な「役職手当」が支給されるため、給料額の上昇に拍車がかかかります。

メーカーによっては、40代50代となると、役職なしの平社員と管理職の社員で年収が倍以上変わることもあるようです。

景気変動の影響を受けやすい

自動車の購入意欲というのは景気によっても大きく変わるため、自動車メーカーの給料も景気の影響を受けやすくなります。

好景気が続き業績がよいとボーナス額も増えますが、不景気に入りクルマが売れないとボーナス減額となったり、工場作業員などの職種は「派遣切り」でリストラされる恐れもあります。

また、自動車メーカーは海外へも自動車を輸出しているため、為替レートや世界経済の変動も業績や給料に影響します。

自動車メーカーの勤務先別の給料・年収

最大手の3社

トヨタ、日産、ホンダの3社は、収入水準が特に高い自動車メーカーです。

この3社はいずれも平均年収で800万円を越えており、管理職クラスになるとほとんどの社員は年収1000万円を越えるようです。

ボーナス額は毎回100万円以上支給され、退職金に関しては部課長クラスになると数千万円もの大金を得る社員もいます。

中堅の自動車メーカー

マツダ、SUBARU、三菱自動車、ダイハツ、スズキといった中堅の自動車メーカーの場合、平均年収は600万円~700万円程度が目安となります。

前述したトヨタ、日産、ホンダの3社に比べると、年収水準はやや低くなります。

ただし、これらの中堅メーカーでも年配社員や管理職クラスとなると年収1000万円を越える人もおり、年収額については一概にはいえない部分もあります。

自動車メーカー社員が所属する代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
トヨタ自動車 865万円 39.6歳
日産自動車 810万円 41.4歳
本田技研工業 816万円 45.5歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

トヨタ自動車の平均年収

トヨタは国内最大手の自動車メーカーであり、世界的にみてもフォルクスワーゲンやゼネラルモーターズといった海外巨大メーカーに匹敵するシェアを持ちます。

平均年収も865万円と高く、国内自動車メーカーでは収入としてもトップとなります。

「ウェルチョイス」と呼ばれる選択型福利厚生制度を用意していることも特徴的です。

日産自動車の平均年収

日産は、フランス大手自動車メーカーであるルノー、および三菱自動車と資本提携関係にあり、2017年には「ルノー日産三菱アライアンス」グループとして世界シェア1位を達成しました。

給料制度の特徴として、日産は2004年より成果主義を導入しており、成果を上げた社員には基本給以外にもインセンティブを付与したり、ストックオプションの権利が与えられるなどの特典が用意されています。

本田技研工業

ホンダは自動車だけでなく2輪(バイク、オートバイ)でも大きなシェアを持つメーカーです。

ホンダは大手の中でも役職の違いによる給料格差が少ないメーカーであり、トヨタなどのように平社員と管理職で給料額が極端に変わることはないようです。

自動車メーカーの正社員以外の給料・年収

期間従業員

自動車メーカーでは、総合職の正社員とは別に「期間従業員(期間工)」とよばれる雇用形態があります。

期間従業員は、雇用期間に期限のある職種であり(主に半年~数年)、仕事内容はおもに生産工場で自動車の組立や加工を行います。

時給は1200円~1500円程度となりますが、満了手当などのさまざまな手当金がつくため、月収換算で30万円を越えることもあります。

アルバイト・パート

自動車メーカーのアルバイト・パート募集は、主に生産工場での加工補佐や社員食堂での調理など、雑務的な仕事が多いです。

アルバイト・パートの時給は1100円~1300円程度が目安となります。

なお、自動車の設計業務や法人営業業務といった総合職の正社員が行うような仕事は、アルバイト・パートで募集されることはほぼありません。

ただし大学生向けのインターンアルバイトであれば、総合職の仕事を一部経験させて貰えることがあります。

自動車メーカー社員が収入を上げるためには?

基本的には、長く勤め、勤続年数が増える毎に基本給が高まり収入額は増えていきます。

さらに課長代理や課長といった管理職に昇進すると、役職手当により給料が大幅に底上げされますが、管理職の席には限りがあるため、全員が昇進できるとは限りません。

「成果主義」を採用している自動車メーカーでは、能力や成果も収入に直結します。

プロジェクトを成功に導かせるなど企業の業績に貢献するような働きをした社員には、特別ボーナスが支払われることもあります。

勤めているメーカーで収入が頭打ちになる場合は、より給料水準の高い自動車メーカーに転職するのも解決策となります。