【2021年版】自動車部品メーカー社員の給料・年収

自動車部品メーカーの平均年収・給料の統計データ

自動車部品メーカーの平均年収は、会社にもよるものの、年収500万円後半が一つの目安となります。

自動車メーカー(完成品メーカー)と比べてしまうと平均年収はやや低めですが、それでも一般的なサラリーマンの平均よりも高く、収入水準は良好な業界です。

東証一部上場の大手自動車部品メーカーなどであれば、年収1000万円以上の収入を得ている社員もいるようです。

自動車部品メーカーの平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
自動車部品製造
(Indeed)
497万円 時給:1218円
月給24.2万円
生産管理
(求人ボックス)
452万円 月給: 38万円
初任給: 21万円
全体の給与幅 :310〜878万円万円
派遣社員:平均時給1, 599円
アルバイト・パート:平均時給951円
生産技術(機械)
(転職会議)
457万円 20代前半:平均 348 万円
20代後半:平均 425 万円
30代:平均 509 万円
40代以上:平均 621 万円
研究・開発
(マイナビエージェント)
512万円 20代の給料:438万円
30代の給料:576万円
機械設計(機構・筐体・プロダクトデザインなど)
(マイナビエージェント)
478万円 20代の給料:427万円
30代の給料:530万円
機械/金属加工
(DODA)
364 万円 20代:323 万円
30代:390 万円
40代: 422 万円
50代: 455 万円
生涯賃金: 1億7989万円

自動車部品メーカーといってもさまざまな職種が用意されており、職種によって平均年収は変わってきます。

研究・開発や設計(機械設計、回路設計)などの技術系職種は部品メーカーの花形職種でもあるため、平均年収は比較的高めです。

一方、生産管理や購買などの事務系職種は、技術系職種に比べると平均年収はやや低めの傾向が見られます。

また、生産工場で加工や組み当てなどを行うスタッフは、正社員であっても収入水準は低めです。

自動車部品メーカーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

30代前半、月収30万円の自動車部品メーカー社員をモデルケースにします。

・月30万円
・ボーナス120万円(夏冬1回ずつ、計4か月分)
・月収にボーナスを足すと年収480万円

各種社会保険料や所得税など差し引いた「手取り額」については、約25万円が目安です。

自動車部品メーカーの初任給はどれくらい?

自動車部品メーカーの初任給は、大手であっても約20~21万円が目安です(大卒の場合)。
また、入社時の学歴によって初任給額は上下し、大学院の修士了であれば約23万円~24万円、博士了であれば25万円以上としている会社も少なくありません。

その逆に、高卒や短大卒であれば、初任給が20万円を割り込むこともあります。
その他、働く地域の物価に応じて「地域手当」が初任給に上乗せされることがあります。

自動車部品メーカーの福利厚生の特徴は?

大半の自動車部品メーカーでは、年1回の昇給、年2回の賞与があります。

諸手当としては、時間外労働手当(残業手当・休日出勤手当等)、通勤手当・単身赴任手当・住宅手当・家族手当などが代表的であり、企業によって内容が異なります。

福利厚生としては、慶弔見舞金制度・財形貯蓄制度・持株会制度・社宅・寮・保養所・自己啓発通信教育などを用意する会社が多いです。

一般的に、中小の部品メーカーよりも大手の部品メーカーのほうが福利厚生は充実しています。

また、「トヨタ系」、「日産系」など、系列の違いも福利厚生に影響しています。

たとえばトヨタ系列の部品メーカーであれば、親となるトヨタ自動車と近い水準の福利厚生制度が用意されていたり、トヨタ系の保養施設が使えたりします。

自動車部品メーカーの給料・年収の特徴

年功序列の会社が多い

自動車部品メーカーには老舗企業が多く、古くからの「年功序列」の評価制度を採用している会社も目立ちます。

そのため真面目に長く勤続していれば、年齢や勤続年数に応じて着実に年収を増やしていくことが可能です。

ただし近年は自動車部品業界にも「成果主義」の波が少しずつ浸透してきており、純粋な年功序列の会社というのは減りつつあります。

景気の波を受けやすい

自動車業界・自動車部品業界は、景気に左右されやすいのが特徴です。

不景気になると自動車の需要のは真っ先に落ちやすく、会社の経営も悪化しやすいため、ボーナスカット、リストラ、派遣切りなどが行われてしまうこともあります。

一方で好景気になればその恩恵を受けやすく、近年は景気が上向いていたこともあり、社員の平均年収が上昇している部品メーカーも目立ちます。

自動車部品メーカーの勤務先別の給料・年収

大手部品メーカー

東証一部に上場しているような大手の自動車部品メーカーでは、年収1000万円を越える社員もおり、給料水準は良好です。

ボーナスや福利厚生の待遇もよく、月の給料の4~5ヶ月相当のボーナスを支給する大手メーカーもあります。

大手はビジネスの強靭な地盤を持つため、給料の波が少なく比較的安定しているのも特徴的です。

中小部品メーカー

中小やベンチャーの部品メーカーは大手と比べると収入水準は低めであり、平均年収500万円を切る会社もあります。

ただし中小であっても、「ニッチな分野を独占している」、「革新的な技術を持っている」など強みのある企業であれば、大手に匹敵する収入が得られることもあります。

また、トヨタ系、日産系など系列に属する部品メーカーであれば、中小であっても収入水準は良好です。

自動車部品メーカーの代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
デンソー 797万円 43.6歳
アイシン精機 709万円 39.3歳
日本精工 747万円 40.8歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

デンソーの平均年収

「デンソー」は電装部品・電子部品の最大手であり、トヨタ系列に属します。

平均年収は797万円であり、30代40代で役職がつくと年収1000万円を越える社員もいるようです。

半年毎に支給されるボーナスも平均で100万円を越えています。

アイシン精機の平均年収

「アイシン精機」は、パワートレイン部品・ブレーキ部品・車体部品などを手掛ける会社であり、トヨタ系列に属します。

平均年収は709万円と高く、自動車部品メーカーの年収ランキングで常々上位にランクインするようなメーカーです。

日本精工の平均年収

「日本精工」は、ベアリング部品やパワーステアリング部品などを得意とするメーカーであり、独立系では最大手となります。

こちらの会社も平均年収は高く、管理職では1000万円を越える社員もいます。

企業の体質として「年功序列」の色が強く、高収入が得られるのはある程度の年数勤続してからのようです。

自動車部品メーカーの正社員以外の給料・年収

派遣社員

派遣社員の場合、時給1500円~2000円の求人が目立ちます。

生産管理関連の事務系スタッフ、工場での製造・加工スタッフなどの求人が割合として多めです。

工場勤務の場合は、「危険物取扱者資格」、「フォークリフト免許」などを所持していると時給がアップすることも多いです。

アルバイト

アルバイト(パート)の場合、時給900円~1200円の求人が目立ちます。

業務内容は派遣社員とさほど変わりませんが、雇用の仕組み上、派遣社員よりも時給はやや低めです。

ただしアルバイトは「直接雇用」になるため、福利厚生の待遇などが派遣社員よりも手厚くなる場合があります。

自動車部品メーカー社員が収入を上げるためには?

前述もしたように「年功序列」を採用する部品メーカーが多いため、一つの会社に長く勤めることが収入アップの大前提です。

また、係長・課長・部長などの役職につくと「役職手当」が支給され大きな収入源となりますので、30代以降はそのような役職ポジションを狙うことも収入アップには欠かせません。

その他、海外の支店・工場に赴任となると、多額の「海外勤務手当」が支給される場合もあり、赴任中は収入を大きくアップさせられます。

今の会社でどうしても収入が頭打ちになる場合は、大手部品メーカーや外資系部品メーカーなど収入水準の高い会社に転職するというのも一つの解決策でしょう。