【2021年版】自動車ディーラー社員の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

自動車ディーラー社員の平均年収・給料の統計データ

自動車ディーラーの平均年収は、約400万円~500万円が目安となり、一般的なサラリーマンの平均年収とさほど変わらない水準です。

ただし、ディーラーといってもさまざまな会社があり、地方ディーラーや零細ディーラーなどでは年収400万円を割れることもあります。

また同じ自動車業界内でいえば、自動車メーカーや自動車部品メーカーなどに比べると収入水準はやや低くなるようです。

自動車ディーラー社員の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

厚生労働省の令和2年度賃金構造基本統計調査によると、自動車ディーラー社員の平均年収は、39.4歳で519万円ほどとなっています。

・平均年齢:39.4歳
・勤続年数:14.1年
・労働時間/月:167時間/月
・超過労働:9時間/月
・月額給与:342,800円
・年間賞与:1,079,000円
・平均年収:5,192,600円

出典:厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
自動車販売
(Indeed)
3,240,070円 時給:1,104円
日給:13,761円
月給229,402円
ディーラー
(求人ボックス)
359万円 月給: 30万円
初任給: 19万円
全体の給与幅 :295〜776万円
派遣社員:平均時給1, 257円
アルバイト・パート:平均時給999円
カーライフアドバイザー(セールス)
(転職ステーション)
528円 -
技能工(整備・メカニック)
(転職会議)
377万円 20代前半:平均 333万円
20代後半:平均 369 万円
30代:415万円
40代以上:平均 425万円
整備士
(DODA)
382万円 生涯賃金: 1億8,409万円
20代:325 万円
30代:392 万円
40代:465 万円
50代~: 412万円

これら各社のデータをみると、営業職(セールス)は平均年収320万円~500万円、整備職(整備士)は平均年収350万円~450万円が目安であることが分かります。

基本給やボーナスは、営業職も整備職もさほど変わりません。

ただし営業職の場合、販売成績に応じた「インセンティブ報酬」が支給されることがあるため、その分整備職よりも平均年収の幅が大きくなります。

自動車ディーラーの手取りの平均月収・年収・ボーナス

20代後半、月収25万円の自動車ディーラー社員をモデルケースにすると、以下のようになります。

・月25万円(インセンティブ報酬含む)
・ボーナス100万円(夏冬1回ずつ、計4か月分)
・月収にボーナスを足すと年収400万円

各種社会保険料や所得税など差し引いた「手取り額」は、約20万円~21万円です。

自動車ディーラー社員の初任給はどれくらい?

自動車ディーラーの初任給は、大卒で約22万円、短大や専門学校卒では約20万円が目安です。

ただし、中小のディーラーや地方のディーラーでは水準がやや下がり、大卒でも初任給が20万円を切るディーラーも存在します。

営業職、整備職どちらにおいても、初任給額に大きな差はありません。

なお自動車ディーラーでは、大学院を卒業していても初任給は大卒と同じ扱いになるのが一般的です。

大学院卒だからといって大卒の給料以上の額をもらえるわけではありません。

自動車ディーラー社員の勤務先の規模別の年収(令和2年度)

自動車ディーラーの年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。

10人〜99人規模に勤める自動車ディーラーの平均年収は479万円、100〜999人規模は500万円、1,000人以上規模は604万円、10人以上規模平均は519万円となっています。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

自動車ディーラー社員の勤務先の年齢別の年収(令和2年度)

令和2年度賃金構造基本統計調査によると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、50~54歳の663万円です。

全年代の平均年収は519万円となっています。

自動車ディーラーの福利厚生の特徴は?

ディーラーの多くは、各種社会保険、財形貯蓄制度、持株会制度、社宅・寮、保養施設、自己啓発通信教育などの一般的な福利厚生制度を完備しています。

「系列」によっても福利厚生の事情は変わります。

たとえばトヨタ系列のディーラーであれば、トヨタに準じた福利厚生が用意されていたり、トヨタグループの保養施設を利用できることもあります。

ディーラーならではの特典として、「マイカー購入の社員割引制度」が挙げられます。

多くのディーラーでは社員は新車を割引価格で購入することができ、一般的には2~3割引き、高いところでは5割引き以上で購入できるディーラーもあります。

自動車ディーラー社員の給料・年収の特徴

営業職はインセンティブ報酬がつく

営業職の場合、基本給の他に「インセンティブ報酬(歩合給)」が貰えるディーラーが多いです。

その月に販売した自動車の台数に応じてインセンティブ報酬が与えられ、成績が良い営業マンであれば、インセンティブ報酬によって月収が倍増することもあります。

ディーラーによっては、保険商品やJAFの契約を取ることでもインセンティブ報酬がつくこともあります。

ただし営業職はその分残業代が支給されにくく、成績を出せない営業マンであれば、どんなに遅くまで残業をしても、サービス残業となることも少なくありません。

整備職は資格手当がつく

整備職は、資格が重要になる職種です。

そのため、難関資格を所持していると「資格手当」が支給され、給料の底上げをはかることができます。

代表的な手当として、国家1級整備士手当、国家2級整備士手当、自動車検査員手当、整備主任者手当などが挙げられます。

自動車ディーラー社員の勤務先別の給料・年収

大手ディーラー

トヨタ系や日産系などに属している大手ディーラーであれば、収入水準や福利厚生の待遇は全般的に良好です。

メーカーの正規取引店としてのブランド力や集客力もあるため、新車が売りやすく、インセンティブ報酬につなげやすいという利点もあります。

ただしその分大手ディーラーでは、体系化された高い接客マナー、整備職であれば高い整備スキルが求められます。

中小ディーラーや販売店

中小ディーラーや個人の販売店となると、さまざまな店舗があるため給料事情は一概にはいえません。

業績好調で、大手以上の給料を従業員に支払っている中小ディーラーもあれば、まだ立ち上げたばかの零細販売店で、最低限度の給料や福利厚生しか用意していない会社もあります。

よくも悪くも個性が出やすいため、給料額や待遇については入社前によく確認をとっておくことも大切です。

外車ディーラー

BMW、アウディ、ベンツなどの外車ディーラーでは、扱う車の車両価格が高いこともあり
、平均年収も国内ディーラーよりひと回り高くなります。

外車ディーラーで活躍している営業マンの中には、インセンティブ報酬で年収1000万円を越えている人も少なくありません。

外車ディーラーではお客さまに富裕層も多くなるため、高い接客スキルや営業力が求められます。

自動車ディーラーの正社員以外の給料・年収

派遣社員

派遣社員の場合、時給1500円前後の求人が目立ちます。

自動車ディーラーで派遣社員が担当する職種は、主に、一般事務、接客スタッフなどです。

中には、営業職や整備職においても派遣採用を行っているディーラーもあります。

アルバイト

アルバイトの場合、時給1000円~1200円程度の求人が目立ちます。

アルバイトも一般事務、接客スタッフなどの求人が多いですが、「展示車両の洗車スタッフ」など、ひとつの業務に特化した求人もあります。

独立・開業

自動車ディーラーで働いた経験を活かし、個人の販売店を設立したり、整備職であれば個人の整備工場を立ち上げる人もいます。

独立・開業した場合の収入額は未知数であり、事業が軌道にのればサラリーマン時代の何倍、何十倍に収入が増えることもありますが、同時に倒産のリスクも背負わなければなりません。

自動車ディーラー社員が収入を上げるためには?

ディーラーの場合、初任給は22万円程度ですが、年数を重ねるごとに基本給が少しずつ底上げされていくのが基本です。

加えて、営業職であれば成績を伸ばしインセンティブ報酬を得ること、整備職であれば難関資格を取得して資格手当を得ることが、収入の底上げにつながります。

さらに、営業マネージャー・工場長・店長・エリアマネージャーなどの管理職に昇進すると、別途「役職手当」が支給されるため、基本給を大きく伸ばすことができます。

どうしても収入が頭打ちになってしまう場合には、今より待遇の良い大手ディーラーや外車ディーラーなどに転職することも一つの解決策です。