ケアマネジャーの就職先と活躍の場

ケアマネージャーには、大きく分けて2つの働き方があります。ひとつは自宅で生活する方を担当する「居宅ケアマネ」。そして、もうひとつが特別養護老人ホームなどの施設に暮らす方を対象とした「施設ケアマネ」です。

居宅(在宅)のケアマネジャー

「居宅介護支援事業所」は、介護が必要になったとき、真っ先に相談をする場所といってもいいでしょう。

病気や怪我をして病院に入院すると、ある程度まで症状が良くなればすぐに退院をすすめられます。

最近ではどの病院でも、入院の日数が短くなっており、医療的なケアは必要なくとも家族や介護サービスの力を借りなくては生活できないお年寄りが大勢います。

そんな自宅で暮らすお年寄りに、介護サービスを紹介し、実際にいつ、どんなサービスを受けるかの計画をたてるのが、居宅介護支援事業所のケアマネージャー、通称「居宅ケアマネ」です。

居宅介護支援事業所のケアマネージャーの仕事とは?

公的な介護サービス(ホームヘルパー、デイサービスなど)を利用するためには、まず利用を希望するお年寄りが、どのくらい介護が必要な状態なのかを審査する、「要介護認定」を受けなくてはなりません。

居宅介護支援事業所(以下居宅)のケアマネジャーの仕事は、

・「要介護認定」審査の手続きをおこなう
・実際に介護認定を受けた後、どんなサービス使えばよいか利用計画をたてる
・実際にサービスを利用するための手続きやスケジュール調整、利用後の相談も一手に引き受ける

といった、いわば自宅での介護のフルサポート役です。

介護保険施設のケアマネジャー

居宅ケアマネが自宅で介護を受けている人を対象にしているのに対し、「介護保険施設」もまた、ケアマネージャーが活躍しています。

介護保険施設のケアマネージャーは通称「施設ケアマネ」と呼ばれます。

・施設で暮らすお年寄りの要介護度認定の更新など各種手続きの代行や生活相談をおこなう
・介護計画を作成し施設でよりよい支援を受けられるようサポートする

など、いわば施設生活のコンシェルジュ的存在です。

施設ケアマネが活躍する介護保険施設は3種類

では、介護保険施設にはどのような施設があるかをご紹介しましょう。

1.介護老人保健施設

病気療養後、病院を退院となったものの、すぐに自宅での生活を送るには不安が残るというお年寄りを対象に、在宅生活に戻るためのリハビリや介護を受けることのできる施設です。

そのため、入所期間は3か月から半年どんなに長くても1年未満と短期間です。

2.特別養護老人ホーム

24時間、常に介護が必要なかたや、家庭事情などを理由にひとりでの生活が困難なお年寄りが入所する施設です。

一旦入所すると、看取りまでその施設で過ごすかたが多く、終の棲家としての役割も重要視されています。

3.介護療養型医療施設

病状が比較的安定しているものの、医療的なケアやリハビリが必要なお年寄りを対象とした施設です。医師により在宅での生活が可能と診断されると退院となります。

ケアマネージャーの活躍の場が広がる

ケアマネジャーの比較的新しい職場として、グループホームや有料老人ホーム、ケアハウスなどがあります。

グループホームは、5から9人の少人数の利用者が家庭的な環境の中で日常の介護やリハビリなどを受けて共同生活を行う場です。

有料老人ホームは常時10人以上の利用者が入所して必要な介護サービスを受ける施設です。

また、ケアハウスは60歳以上で独立して生活することが不安な人で、家族の援助が受けるのが困難な利用者の生活居住施設です。

他にも、ケアマネアーの仕事場は広がりつつあります。最近では、民間の保険会社や福祉用具の会社などでも、ケアマネジャーの資格保持者を採用するケースがあるようです。

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