測量士のつらいこと、大変なこと、苦労

体力勝負の野外作業

測量は野外で行われることが大半で、人里離れた山間地が現場となることもざらにあります。

昼食をとるにも飲食店まで移動する時間がとれず、休憩場所をみつけるのにも一苦労することがあります。

測器が濡れると故障するため雨の中で測量は行えませんが、強風にさらされる真冬でも日差しのきつい真夏日でも作業は行われます。

とくに真夏は、アスファルト上での体感温度が天気予報で示される最高気温をはるかに超えます。

野外作業は想像以上に体力を消耗し、思わぬ怪我を招くことがあるので慎重に行わなければなりません。

野外作業で生じる経費は直接的に利益に影響を及ぼすので、計測ミスがあるからといって再度日を改めて野外調査を行うことは避けたいものです。

そのため、野外作業には安全にかつ効率よく済ませるための体力と計画性が求められます。

根気の要るデスクワーク

観測された測量データはパソコンをつかって処理されます。扱うデータ量が膨大かつ複雑になることもあり、デスクワークは長時間必要となります。

測量データを単なる位置情報として活用する例は稀で、付属する属性(たとえば、建物の所有者、建材の種類、地区年数)と紐付ける処理が発生します。

測量データの付加価値を高めるにはこうした属性との関連づけが欠かせないため、さまざまな解析ソフトの操作に慣れていることが求められます。

さらにアナログ的な紙資料を大量に管理し、測量データと照らし合わせるといった根気の要る作業も日常的に行われます。

手書きで記録された古い資料は表記が薄れ読めないものもあり、逐一リストアップしては問い合わせることも測量の仕事に含まれます。

進化し続ける計測技術に伴うデータの整合性

計測技術は年々進化し、数年前に計測されたものと現在のものとではデータ形式が異なる場合があります。

そのため解析ソフトで取り込む際にエラーが生じ、紙地図として印刷する際にも問題が生じるため、最新のソフトで扱えるように変換し直すことがあります。

長期間にわたり計測されてきた経年データの整合性をとるのは大変な苦労をともない、神経を消耗します。

たいていの処理はパソコンで行うため、パソコンに関する高い専門性も必要となりますが、整合性がとれた膨大なデータをきちんと管理できるようになる喜びは確実にあります。