測量士のつらいこと・大変なこと・苦労

測量士のつらいこと・大変なこと

過酷な現場での作業もある

測量作業は、建物を建てる際などは市街地で行われることもありますが、新しく道路をつくる、トンネルを掘るなど、人里離れた森の中や山の中で行われることもざらです。

そうした現場は、まずたどり着くまでが困難であり、移動に時間がかかりますし、自動車が入れないと重い機材を背負って足場の悪い道を歩かなければなりません。

ハチやアブなどの虫や、ヘビなどの野生動物にも注意が必要で、夏であれば炎天下で、冬であれば寒風吹きすさぶ中での作業となることもあります。

さらに、周囲にレストランもなければコンビニもトイレもなく、休憩することもままらないというケースもめずらしくないため、測量士の仕事は、肉体的な負担が重いといえます。

体力を消耗した状態で働くと、計測結果にミスが増えたり、滑落するなど思わぬ怪我や事故を招くリスクが高まるため、とくに体力に自信のない人は、つらいと感じることが多いかもしれません。

勉強し続けなければならない

測量作業には、専門性的な知識とスキルが求められますが、昨今は測量技術や測量機材がすさまじいスピードで進化しており、測量士の仕事はより複雑になっています。

新しい機材が導入されるたびに、その測定原理などを学習しなければならず、また機材を使いこなせるようになるための練習も不可欠です。

たとえばドローンでの測量を手掛けるなら、現場で通用するレベルの高い操縦技術を身につけるために、ドローンスクールに通うといった努力も必要になるかもしれません。

忙しい仕事の合間を縫って、マニュアルを読み込んだり、理論を研究したりと、勉強しなければならないことが多い点が測量士の大変なところです。

測量士の悩み

測量作業は、あらゆる工事の土台となるものです。

測量結果を基にして、設計図や工事計画はつくられ、実際の工事が実施されます。

このため、各種測量データは、すべて完璧に正確であって当たり前とみなされ、「間違っていました」で済まされるものではありません。

測量士は、そうした強いプレッシャーや、自分が手掛けた作業にのしかかる責任の重大さを感じて、思い悩むケースが目立ちます。

近年は、上述したように機材のハイテク化が進み作業効率はよくなっていますが、その一方で扱うデータ量も非常に大きくなっており、処理や解析にかかる作業量も年々増しています。

すべての作業をミスなく行うには、長時間にわたるデスクワークの間中、ずっと集中力を維持し続けることが必要であり、疲労度は並大抵のものではありません。

測量士を辞める理由で多いものは?

測量士は、野外での作業・屋内でのデスクワークともに作業量が多く、移動時間なども含めると、拘束時間は長くなりがちです。

その一方、給料面については一般的なサラリーマンとほぼ同じくらいの水準であり、時給に換算すると低単価となる可能性もあります。

さらに、失敗できないというストレスの大きさもあり、体力的負担・精神的負担に対して、得られる給料が割に合わないと感じたときに、測量士を辞めるケースが目立ちます。

測量士の仕事は専門性が高く、最新技術を業務に生かせるなど、技術者としてのおもしろみがある点が大きな魅力ですが、経済的には決してほかの職業より突出して恵まれているわけではありません。

お金以外の面でやりがいを見出せる人でないと、測量士を長く続けることは難しいのかもしれません。