測量士の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

測量士を目指すきっかけで多いものは?

測量士になる動機は人によってさまざまですが、ものづくりに対する憧れや興味がきっかけとなることが多いようです。

測量士が手掛けるのは、鉄道やトンネル、橋、ダムといった公共建築物がおもであり、いずれもその規模が非常に大きいことが特徴です。

そうした巨大な建造物をつくりたい、地図に残るような大きな仕事がしたいという人が、測量士を目指すケースがよく見られます。

また、そうしたインフラが、その地域で暮らす人々の生活に与える影響はきわめて甚大ですので、ものづくりを通して多くの人の役に立ちたいという、社会貢献のために測量士を志す人も大勢います。

そのほか、もの自体よりも、むしろものをつくる技術のほうに関心がある人が、最新技術の詰まった測定機器を扱う仕事に惹かれて、測量士になるケースもあるようです。

測量士の志望動機の考え方

測量士は、そこまでメジャーな部類に入る職業ではなく、なおかつかなり専門性の高い、業務内容や役割がはっきりとした仕事です。

なんとなく目指す、あるいは消極的に目指すというタイプの職業ではありませんので、測量士を志している時点で、「測量士でなければならない理由」は、はっきりと自分のなかにあるはずです。

そのため、測量士の志望動機については、上述したような測量士を目指したきっかけについて、過去のエピソードなどを踏まえて膨らませてみるとよいでしょう。

時系列を意識して自分なりの考えを述べれば、それだけで十分に自分らしさの感じられる志望動機となるはずです。

併せて、就職先の企業でどのような業務を手掛けたいかということも、できるだけ具体的に言及することが望ましいといえます。

あらかじめ就職希望先の事業の特徴や、得意としている技術などをよく調べておき、的外れな内容にならないよう注意しましょう。

逆にいうと、やりたいことが明確に定まらないのなら、もう1度しっかりと測量士という職業について考えてみるべきです。

測量士の仕事は質・量ともにハードですので、自分のなかにきちんとした動機がなければ、たとえ就職はできても、長くは続けられないでしょう。

測量士の志望動機の例文

設計に興味がある場合の例文

「私は、父親が大工をしていた影響もあって、将来は建築関係の仕事に就きたいと考えていました。

当初は建築士を志望しており、大学では建築学を学びましたが、設計の勉強をしていくうちに、設計の基礎となる測量のほうに惹かれていきました。

測量は、建造物をつくる第一段階の作業であり、設計はもちろん、工事すべてに影響を与える、非常に重要な仕事だと思います。

商業施設やスポーツ施設などの事前測量を得意としておられる御社で働き、大規模建築の一端を担いたいと考えています。」

社会貢献に興味がある場合の例文

「私は、生まれも育ちも熊本県で、父も母も近隣県の出身であり、生粋の九州人です。

それだけに、数年前の熊本地震では、慣れ親しんだ街が深刻な被害を受けたことに強いショックを覚えました。

しかし、余震が落ち着いてからほどなく、インフラ復旧工事が行われ、電気も水道も元通り使用できるようになり、ほどなく道路工事も始まって、その迅速さに感動しました。

御社は、熊本地震だけでなく、東日本大震災など、さまざまな地域の災害復旧工事を手掛けておられ、全国に豊富な実績がある点に魅力を感じました。

私は測量業務未経験ですが、被災したときに助けてもらった感動が忘れられず、どうしても同じ仕事に就きたいと思い、志望させていただきました。」

機械に興味がある場合の例文

「私は、幼少期からずっと機械いじりが好きで、ラジオを分解しては自分で組み立て直すような子どもでした。

成長してもそのような性格はずっと変わらず、高校時代はパソコンを一から自作するのに夢中でしたが、最近はドローンにはまり、大会に出場するまでの腕前になりました。

そうして培ってきた技術や知識を生かせないかと考えたとき、高校の担任の先生から測量士を進められました。

ドローンはもちろん、どんな機器でも、すぐに使いこなせる自信がありますので、航空測量に強みのある御社に貢献できると考えております。」

測量士の面接で聞かれること・注意点

測量士は、その専門性の高さから、研究職のように一人で黙々と作業する仕事のように思われがちですが、実際は、案件ごとに社内外問わず大人数の人間が絡む、かなり打ち合わせの多い職業です。

このため、測量士の面接においては、きちんと測量という仕事について理解しているかということと同じくらい、誰とでも問題なくコミュニケーションを取れる人物かどうかということが評価されます。

自己分析や志望動機、学生時代に経験したことなど、想定される質問に対して回答を用意しておくことはもちろん大切ですが、一方的に喋ったりせず、面接官との会話のキャッチボールを意識しましょう。

測量士に限った話ではありませんが、面接官もその企業に勤める社員の1人ですので、「一緒に働きやすそうな人だな」という印象を持ってもらうことが、内定を得る近道です。

面接に慣れてないと、緊張のあまり、自然な受け答えができなくなる可能性も十分にありますので、友人や家族、先生などに面接官役をお願いして、模擬面接を繰り返してから本番に臨むとよいでしょう。

測量士の自己PRのポイント

測量士にとって最も重要な資質のひとつは、地味な仕事でもきっちりとこなすことのできる真面目さです。

近年はIT技術の進化に伴って、各種測量機器の機能も飛躍的に向上しており、測定精度・作業効率ともに年々上昇していますが、その一方で測量士が取り扱うデータ量も膨大になっています。

測量士は、膨大なデータのなかのバグを見つけて、手作業でひとつひとつ修正していくという地道な作業を、長時間にわたって延々と繰り返さなければなりません。

そのため、測量士の自己PRにおいては、学生時代のエピソードなどを踏まえつつ、真面目さや忍耐力、粘り強さなどをアピールするとよいでしょう。

また、真面目さという性格の切り口を少し変えて、任せられた仕事をきちんと全うするという、責任感の強さをアピールするという方法も非常に有効です。

測量士の履歴書で気をつけるべきことは?

測量士の作業に求められる精度はきわめて高く、測量士は、常に小数点以下の世界で、目に見えない誤差と戦っていかなければなりません。

測量士の履歴書については、そうした業務にふさわしい几帳面さが表れるよう、細心の注意を払って、丁寧に仕上げることが大切です。

文字の大きさを揃えて読みやすくすることはもちろん、長文の場合は、鉛筆でガイドラインを引くなどして、文章が上下に揺れないようにしましょう。

なお、測量士資格または測量士補資格を有している場合は、試験に合格した段階なのか、登録まで済ませているのかなど、年月日も踏まえて、事実関係を正確に記載することがポイントです。