女性の測量士

まだまだ少ない女性の測量士

国土地理院による平成26年度「測量士・測量士補に関する実態調査」によると、測量士・測量士補の全体に占める女性の割合はそれぞれ1.6%、6.1%となっています。

取引先に出向くと、女性であるというだけで珍しいので顔と名前をすぐに覚えてもらえるという利点があります。

ただし測量士の仕事には、野外調査や客先から借用した資料、納品物の運搬といった体力の求められる力仕事が多く含まれます。

職場環境に女性が少ないため、そういった力仕事をフォローする意識が他の職員にある場合はよいのですが、そうでない場合も少なからずあります。

性差によってできないことがあるのは仕方がないので、フォローが必要となる場面を自分で予想しておき予め申し入れをしておけば仕事がスムーズになるでしょう。

フォローしてもらった分、ほかの面でしっかり仕事をしていけば、この分野で活躍する女性の測量士全体に対する評価を上げることができるのです。

女性ならではのコミュニケーション能力

官公庁は測量事業に関わることが多く、測量士にとってはお得意様といえます。

打ち合わせの際には測量に関わる専門用語を、官公庁の方にもわかりやすく丁寧に説明する必要があります。

日常的に発生する折衝ごとも、ギスギスすることなくスムーズに行うためには高いコミュニケーション能力が要求されます。

また下請け業者との連携も測量士には欠かせない仕事です。ミスなく仕事を進めるにはそういった下請け業者の方と密にやり取りをし、的確な指示管理を行わなければなりません。

無駄なく業務が行えるよう工程を管理しマニュアルを作成、仕上がったデータにエラーがあれば修正作業を依頼します。

もちろん苦情が寄せられた際には迅速に対応します。

残業が多く家庭との両立がむずかしい

官公庁から依頼を受けた業務は、納期が年度末に集中しがちであるため、繁忙期には残業が多くなります。

家庭をもち子どもがいる女性の測量士にとって、年度末に家庭サービスができないことは悩みの種です。

しかしそれだけ社会から能力を求められているとも言えるので、妊娠等で一旦仕事を離れても復帰がしやすいというメリットがあります。