測量士と測量士補の違い

測量法が定める測量士と測量士補の違い

測量士と測量士補はどちらも測量法に基づく資格です。そしてその測量法によって、両者の役割は個別に定められています。

法律では、

・測量士は、測量に関する計画を作製、または実施をする
・測量士補は、測量士の作製した計画にしたがい測量をする

となっています。

簡単に言ってしまうと、指示を出せるのは測量士だけであり測量士補はそれにしたがって業務を行うというものです。

しかしこれはあくまでも法規上の建前であり、実際の業務においてこの構図が厳密に守られることはまずありません。

現場では、経験や実力によって仕事が効率よく進むよう誰もが行動するだけだからです。

資格試験の難易度

測量士と測量士補では、資格試験の難易度に大きな開きがあります。

合格率をみると、測量士補が受験者の20%前後が合格するのに対し、測量士の場合は10%前後にとどまります。

このように合格率に差があるだけなく、測量士補は一定の条件を満たせば資格試験を受けず、実務経験なしで資格を手にすることが可能です。

ここでいう一定の条件とは、「大学や専門学校において特定の単位や課程を修得済みであること」などが該当します。

これに対し測量士は、測量士補と同じように学歴によって取得できる要件はあるものの実務経験が課されます。

たとえば大卒の場合は、「特定の課程を修了したのち1年以上の実務経験」が必要となります。

測量士補から取得する人は稀

測量士と測量士補の資格認定の差は、実務経験があるかないかの違いでしかありません。

社会人として働き出してから資格取得を目指す人は、当然ながら測量会社での実務経験がある方が大半でしょう。

そうなってくると、あえて測量士補を受験する必要性が無いため、測量士から目指す人が大部分となっています。

現に、実際に業務に従事する測量士は、同じ条件の測量士補の2倍近い(平成26年国土地理院調べ)とされています。