作業療法士の給料・年収

作業療法士の平均的な給料は?

作業療法士だけにいえることではありませんが、給料や待遇は職場や現場によって大きく変わってきます。

一般的に、病院など医療機関よりも、福祉施設のほうが低くなることが多いようです。

同じリハビリテーションに関わる専門職として、作業療法士と理学療法士の給与水準はほぼ同じくらいになっています。

作業療法士は医療職であるため、初任給は他の職業に比べてある程度高く設定されていることも多いものの、その後は長く働いてもあまり給料が上がっていかないことがあるようです。

そのような場合、最初にもらえる初任給が低いと、なかなか年収が上がらないことがあります。

月給のボリュームゾーンは23万円〜27万円くらいであり、年収は350万円〜50万円くらいが相場となるでしょう。

また、あまり多くはありませんがパート・アルバイトや派遣社員といった働き方もあり、その場合の時給は2,000円ほどとなっています。

児童デイサービスや母子通園施設、発達障害児(者)センターなど、発達分野に関わる職場で働くことになると、人手が足りないということや施設自体の規模が小さいなどの理由から、より給料が低くなってしまうこともあります。

しかし例外もあり、給料の高いところを見つけようと思えば、福祉施設でも発達分野でも探すことはできます。

その場合、働く地域を広げて探す必要があるかもしれません。

待遇はよい職場も多い

作業療法士を必要としている現場はたくさんあり、正社員で活躍する人も大勢いるため、待遇に関しては比較的満足している人が多いようです。

給料はあまり高いとはいえなくても、各種保険や手当などがしっかりとしていると、安定した生活は送りやすいでしょう。

上がり幅が小さかったとしても、経験を積めば昇給する職場が大半です。また、ボーナスの支給もある職場が多いようです。

とはいえ、待遇も事業所や施設によってまちまちであるため、就職前によく確認しておいたほうがよいでしょう。

休日

作業療法士の勤務先となる施設などは、週休2日のシフト制になっているケースがほとんどです。日曜日が定休で、その他1日休みというところもあります。

平日休みが基本であり、希望を出せたとしても100%思い通りに休むことは難しいですが、他の職員と相談したうえで、どうしてもという日は希望を聞いてもらえることもあります。

作業療法士の雇用形態

作業療法士は、ほとんどが正社員として働くことになりますが、パート・アルバイトや非常勤職員として働いている人もいます。

正社員以外の雇用形態であると、どうしても給与水準は低くなる傾向にあります。

しかし、自分の本当に就職したい場所に就職することができるまで、一時的に非常勤で別の勤務先に勤めて、様子を見ながら転職活動をしようとする人もいます。

非常勤の場合、基本的に正社員よりも転職はしやすいと考えられているため、自分の将来のためにあえて正社員以外の働き方を選んでいる人もいます。

理学療法士、作業療法士の平均年収統計

厚生労働省の平成26年度賃金構造基本統計調査によると、理学療法士および作業療法士の平均年収は31.3歳で約390万円となっています。

・平均年齢:31.3歳
・勤続年数:4.8年
・労働時間:162時間/月
・超過労働:4時間/月
・月額給与:274,000円
・年間賞与:609,400円
・平均年収:3,897,400円

出典:厚生労働省「平成26年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

平成26年度 理学療法士・作業療法士の年収(規模別)

理学療法士・作業療法士の年収は、勤務先の規模によってあまり変化がありません。10〜99人の規模の事業所に勤める理学療法士・作業療法士の平均年収は416万円、100〜999人規模は385万円、1,000人以上規模は390万円、10人以上規模平均は390万円となっています。

理学療法士・作業療法士の年収(規模別)_26

理学療法士・作業療法士の年収(年齢別・男女別)

理学療法士・作業療法士年齢別の年収は、年齢とともに徐々に上がっていきますが500万円ほどで上昇が止まっています。

ほかの職業と比較すると男女の給与格差は小さく、全年代の平均では男性の平均年収398万円に対して、女性は380万円となっています。

理学療法士・作業療法士の年収(年齢別)_26
※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

仕事体験談