【2022年版】柔道整復師の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

柔道整復師の平均年収・給料の統計データ

柔道整復師は国家資格を持って活躍する専門職であり、個々の経験やスキルによって、給料に差が出てきます。

現場に出たばかりの新人と、この道何十年というベテランでは、収入に大きな開きが出ることは珍しくありません。

また、整体院などに雇われて働く、独立開業して自ら経営に携わるなど、働き方によっても収入に違いが出てくることがあります。

柔道整復師の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

柔道整復師の平均年収_2021
厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、柔道整復師の平均年収は、37.7歳で423万円ほどとなっています。

・平均年齢:37.7歳
・勤続年数:8.6年
・労働時間/月:162時間/月
・超過労働:11時間/月
・月額給与:299,800円
・年間賞与:636,100円
・平均年収:4,233,700円

出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
柔道整復師の平均年収の推移_2021

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
柔道整復師
(Indeed)
3,459,050円 時給1,215円
日給 15,143円
月給244,906円
柔道整復師
(求人ボックス)
364万円 派遣社員
平均時給 1,500円

 

各社のデータを見ていくと、柔道整復師の平均年収は350万円前後がボリュームゾーンであると考えられます。

アルバイトや初任給の時給はあまり高くありませんが、スキルや経験が重視される職業であるだけに、何年も働き続けることで少しずつ給料はアップしていくものと考えられます。

競争が厳しい世界ではありますが、独立・開業や、個人としての実力が認められることで、上記の平均年収を超えた高収入を手にする人もいます。

柔道整復師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データを基に算出すると、柔道整復師の平均年収は350万円前後、正社員として働く場合、手取りは各種税金などを差し引いて23万円前後になるものと思われます。

街の個人経営の整骨院では、定期的なボーナスの支給はない場合が多いようです。

社会保険完備でない場合、手取り収入は増えますが、自分で国民年金や健康保険料を支払う必要があります。

歩合給の制度を取り入れている整骨院などでは、患者さんを多く受け持つほど、給料が増えるしくみとなっています。

一部の大手企業が経営する整骨院グループや整形外科などではボーナスの支給もあり、手取りで25万円以上が安定して得られるところもあるようです。

柔道整復師の初任給はどれくらい?

接骨院や病院の整形外科に正社員として就職した場合、新人時代の平均年収は350万円〜400万円程度が相場とされています。

しかし、整骨院などによっては未経験者は全員アルバイトからスタートすることもあり、その場合は地域によって時給1,000円~1,200円ほどになる場合があります。

実際、下積み期間中の柔道整復師は、手取りの月収10万円台前半で苦労しながら生活している人もいるようです。

柔道整復師の勤務先の規模別の年収(令和3年度)

柔道整復師の年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。

10人〜99人規模に勤める柔道整復師の平均年収は386万円、100〜999人規模は408万円、1,000人以上規模は509万円、10人以上規模平均は423万円となっています。

柔道整復師の年収(規模別)_r3

上記グラフの基タイトルは「その他の保健医療従事者」で臨床工学技士あん摩マッサージ指圧師鍼灸師など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

柔道整復師の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)

柔道整復師の年収を年齢別に見ると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、55~59歳の579万円です。

全年代の平均年収は423万円となっています。

柔道整復師の年収(年齢別)_r3

上記グラフの基タイトルは「その他の保健医療従事者」で臨床工学技士、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師など他職業を含むデータです。

柔道整復師の福利厚生の特徴は?

柔道整復師の福利厚生は、勤務先によって変わってきます。

大手企業が手掛ける整骨院グループや病院では、福利厚生が比較的充実している様子が見受けられます。

社会保険完備、交通費支給、制服貸与などのほか、社内・社外研修制度でスキルアップの機会が用意されている場合も多いです。

一方、個人経営の小さな院だと、福利厚生はさほど充実していないケースが目立ちます。

柔道整復師の給料・年収の特徴

個人の実力や働き方によって給料に違いが出る

柔道整復師は国家資格が必要な職業ですが、資格をとればゴールではありません。

むしろ、現場に出てから地道に経験を積むことによって、知識や技術を高めていくことが重視される職業です。

そのため、働き始めたばかりの新人柔道整復師と、この道で10年以上といったベテラン柔道整復師では、給料にも大きな差が出ることは珍しくありません。

また、柔道整復師の活躍の場は、接骨院や病院の整形外科をはじめ、健康施設やスポーツ施設、介護施設など多岐にわたります。

独立して自分の整骨院を開業したり、スポーツトレーナーの道で活躍していく人もいます。

経験やスキル、さらには雇用形態や活躍の場によって、給料は大幅に変わってくるといえます。

歩合制で働くケースも

整骨院など柔道整復師の勤務先によっては、毎月決まった給料が支払われる「固定給」ではなく、担当した患者さんの数に応じて給料が上乗せされる「歩合制」をとっているところも多くあります。

そのため、確かな実力を持ち、たくさんの患者さんからの信頼を集めることができれば、より多くの収入が得られるようになります。

一方、学校を卒業してまもない新人時代は下積みとみなされ、あまりよい収入が期待できない場合もあります。

柔道整復師の勤務先別の給料・年収

整骨院

接骨院は、柔道整復師の代表的な勤務先です。

正社員として雇用される場合、新人時代の平均年収は350万円〜400万円程度ですが、10年くらいの経験と実績があれば600万円〜700万円程度まで収入アップする人もいるようです。

歩合給の職場で働けば、多くの患者さんを担当できるようになることで、さらなる収入アップが望めます。

病院の整形外科

病院の整形外科に就職する場合も、整骨院と給料の相場はさほど変わらないようです。

幅広くリハビリ関連の専門知識を持っていることで就職・転職が有利になったり、給料アップにつながることがあります。

経験が重視されやすく、実際に患者さんと関わってきた実績があれば、年収500万円程度からスタートできることもあるようです。

スポーツ関連施設等

近年、柔道整復師の資格を生かした活躍の仕方として、「スポーツトレーナー」を目指す人が増えているようです。

スポーツトレーナーは、プロスポーツチームと契約を結ぶか、スポーツ関連施設などに勤務し、アスリートの身体づくりやトレーニングのサポート、コンディション管理などに携わります。

チームと契約を結ぶ場合は年俸制になる場合が多く、仕事の結果次第で収入が変動しやすいです。

柔道整復師の正社員以外の給料・年収

アルバイト

柔道整復師は、アルバイトとして働く人もいます。

この場合の給料は「時給制」となり、地域によっても異なりますが、時給1,000〜1,500円くらいからスタートするのが一般的であるようです。

ちなみに、柔道整復師として患者さんの施術をするのであれば、アルバイトであっても国家資格が必要になります。

柔道整復師の専門学校に通い、国家資格取得を視野に入れながら整骨院や病院でアルバイトをし、在学中に現場での研修を積むという人は少なくないようです。

独立・開業

整骨院などで経験を積んでいる柔道整復師は、将来的に独立・開業を目指すケースがよく見られます。

開業後はオーナーとしての役割も担い、経営に成功すれば高収入を狙うことが可能です。

実力をつけて多くの患者さんを集めることができれば、年収1000万円を手にする人もいるようです。

しかし、整骨院の競争は激化しているため、成功は容易ではありません。

柔道整復師の働き方の種類・雇用形態

柔道整復師が収入を上げるためには?

柔道整復師は、国家資格を持ち、自分の腕で勝負していく仕事です。

専門性を磨き、たくさんの患者さんの抱えるさまざまな身体の悩みを解決させられるようになれば、自然と収入は上がっていきます。

駆け出しの頃は長い労働時間の割に給料が低めの場合もありますが、地道にスキルアップしていく努力が求められます。

実力を身につけていくことで、より高収入が得られる整骨院などに転職がしやすくなりますし、独立の道も開けます。

人によっては「鍼灸師(はり師・きゅう師)」など、業務に関連するダブルライセンス、トリプルライセンスなどを取得し、さらに専門性を広げていくことで、さらなる成功を目指すことも可能です。