音楽療法士の給料・年収

音楽療法士の平均年収・給料の統計データ

音楽療法士の平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
音楽療法士
(Indeed)
- 月給 19.8万円
音楽療法士
(転職ステーション)
304万円 -
音楽療法士
(給料バンク)
346万円~453万円 20代の給料:23万円
30代の給料:27万円
40代の給料:35万円
初任給:18万円~

音楽療法士の給料は、勤務先や働き方などによって、だいぶ違いが出ています。

現状、日本では音楽療法士として専業で雇われるのは難しく、医療や介護などの現場で別の仕事をしながら、音楽療法の知識・スキルを生かして働く人がほとんどのようです。

そのため、音楽療法士の給料は、どの職場で、どのように働くのかによって大きく変わってくるのが実情です。

音楽療法のニーズは徐々に高まってはきているものの、音楽療法士としての求人はそこまで多くありません。

現実的には、病院や養護施設、高齢者施設などに勤務し、看護や作業療法、理学療法、介護などの業務と、音楽療法を並行して実践していく道が一般的といえます。

医療や介護、リハビリ関連の国家資格を取得することで、給料アップにつながる可能性があります。

音楽療法士の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

音楽療法士の平均年収から、手取りの平均月収を出してみます。

年収300万円の場合、20万円ほどが月収となります。

年収350万円の場合、23万円ほどが月収となります。

※上記の金額は、「年収×0.8÷12(ヵ月)=手取り(ボーナスを考慮しない場合)」として計算しています。

つづいて、ボーナスが支給される場合について見ていきます。

年収300万円の場合、ボーナスが1カ月分×年2回支給だと想定すると、17.1万円ほどが月収となります。

年収350万円の場合、ボーナスが1ヵ月分×年2回支給だと想定すると、20万円ほどが月収となります。

音楽療法士の初任給はどれくらい?

音楽療法士の初任給は、勤務先や学歴、採用時の職種にもよりますが、18万円~20万円ほどがボリュームゾーンとされています。

介護職員として採用される場合は、やや低めの初任給になる傾向にあるようです。

しかし、規模の大きな病院や福祉施設に勤務する場合には、21万円~23万円ほどの初任給が見込める場合もあります。

音楽療法士の福利厚生の特徴は?

音楽療法士の福利厚生は、給料と同様、勤務先や働き方によって異なります。

一般的には、病院や大手の高齢者施設では待遇が比較的よい場合が多く、社会保険完備、また賞与(ボーナス)や交通費などの支給が行われています。

中小規模の事業者では、大手ほど福利厚生が充実していない場合もあるので、就職・転職前によく確認しておいたほうがよいでしょう。

また、非常勤やアルバイトで働く場合には、常勤の人よりも待遇面で劣る場合がほとんどです。

音楽療法士は専門知識やスキルを要する仕事ですが、現在のところ、音楽療法士の民間資格を持っていることで手当がつくようなケースはほとんどありません。

音楽療法士を職業にしたい人にとっては、しばらくは厳しい状況が続くかもしれません。

ただし、今後、音楽療法士が国家資格化されるようなことがあれば、給料や待遇面の向上が期待できます。

音楽療法士の給料・年収の特徴

専業として高い収入を得るのは難しい

現状、音楽療法士の資格は国家資格化されておらず、この職業を専業として働いている人はほとんどいません。

音楽療法士としての求人募集を出す福祉施設や病院などもあまり多くないため、大半の人は看護師や介護士、心理カウンセラー、教員など別の職業に就きながら、必要に応じて音楽療法を実践しているようです。

そのため、音楽療法士の給料は勤務先によってだいぶ異なるのが実情です。

無給のボランティアで音楽療法を実践する人も

音楽療法士は、お金をもらって職業として働くのではなく、地域のサークルやNPOなどでボランティアとして活動する人もいます。

この場合、生活するための収入を得ることは難しいですが、「音楽療法の知識やスキルを実践の場で生かしたい」という思いがある場合は、こういった活動の仕方を模索してみてもよいかもしれません。

ボランティアでの経験を積み、その経験をアピールして、有給で働ける場に就職する人もいるようです。

音楽療法士の勤務先別の給料・年収

施設に勤務する場合

音楽療法士は、高齢者施設などで介護職員として働く人も多くいます。

そうした場合の月給は20万円程度、300万円ほどの平均年収となりますが、音楽療法士としての専門性や経験が評価されると昇給につながることがあるようです。

一方、常勤としての仕事が見つからず、非常勤やアルバイトとして働く人もいます。

常勤以外の働き方だと、給料はやや低めとなります。

大きな病院(精神科・リハビリテーション科など)

大規模な病院で常勤で働く場合は、より高い給料が期待できます。

年収500万円以上を安定して得ている人もいますが、看護やリハビリ関連の資格をあわせて持っていることが条件になる場合もあります。

民間企業

高齢者施設などと取引をし、そこから依頼を受けて、音楽療法などのサービスを提供する会社もあります。

そのような会社に勤務する場合、正社員では21万円~22.5万円ほどの月給が見込めます。

施設に勤める場合と異なり、介護業務は含まれず、音楽療法の仕事に集中できるケースが多いです。

音楽療法士の正社員以外の給料・年収

アルバイト

現状ではフルタイムで働く音楽療法士としての求人はあまり多くありません。

一方、アルバイトとして音楽療法ができる人のニーズはそれなりにあるようです。

アルバイトの場合、給料は時給制が基本となり、金額は地域やスキルによって大きく差が出てきます。

音楽療法の経験が豊富で、さらに医療や介護などの国家資格を持っていれば、より高い時給で働くことも可能になってきます。

フリーランス

音楽療法士は、フリーランスとして活動することができます。

フリーランスになると、個人で福祉関連の施設や病院などと契約を結び、ニーズに応じて音楽療法を実践します。

給料は雇われている人のように毎月決まった額がもらえるわけではなく、基本的にはクライアントとの交渉によって単価を決めていくことになります。

そのため、収入はゼロに近い状態となることもあれば、会社勤めの場合よりも多くなることも考えられます。

経験や実績がない駆け出しの時代は苦労するかもしれませんので、地道に営業活動を行っていく必要があります。

独立・開業

現状、専業の音楽療法士として独立・開業を目指することは困難といえるでしょう。

職業としての認知度がさほど高くなく、また、音楽療法士でなくても勉強をすればある程度の音楽療法を行うことができるため、独立して仕事を見つけていくのは大変です。

ただし、医療関係、福祉関係の資格を取り、病院や福祉施設などで仕事をするなかで音楽療法士の資格を生かすことは可能です。

たとえば、看護師、社会福祉士介護福祉士、看護師、精神保健福祉士臨床心理士などの資格を取得している人が音楽療法の資格を併せて取れば、他の人にはない強みとなるでしょう。

音楽療法士の働き方の種類・雇用形態

音楽療法士が収入を上げるためには?

現状では、音楽療法士の就職先の候補に挙がる医療機関や高齢者施設などでも、なかなか待遇のよい正社員や常勤での勤務が難しいのが実情です。

そのため、音楽療法士としての仕事だけで収入を上げていくのは厳しい道のりだと考えておいたほうがよいでしょう。

ただし、高齢化社会が進むとともに音楽療法のニーズが増し、音楽療法士に対する注目度が高まってきているので、今後は病院や高齢者施設での求人が増えることも考えられます。

音楽療法士は専門的な仕事なので、「経験」と「スキル」のある人が重宝されるのは間違いありません。

たとえアルバイトやボランティアだとしても、音楽療法が実践できる機会を増やすことで、その後のステップアップにつながる可能性があります。

さらに、少しでも活躍のチャンスを広げ、より良い条件で働きたいのであれば、他の医療・福祉系資格もあわせて取得しておくことをおすすめします。