ネイリストの独立・開業

大きな資金が用意できなくても開業は可能

ネイリストの目標はさまざまです。

「勤務しているネイルサロンで店長を目指したい」という人もいれば、「いずれフリーランスになってさまざまなお客さまと接したい」という人、あるいは「独立して自分の店を出したい」と考える人もいます。

他の職業に比べると、ネイリストは比較的独立開業しやすいといわれています。

飲食店を作るような大きな資金は必要ありませんし、最低限の施術スペースさえ確保できれば営業は可能です。

道具についても、ネイル用具を一式揃えておけば、大がかりな設備はなくても施術することができます。

こうしたことから、最初はマンションの一室を借りて、そこで開業する人も少なくないようです。

また、「自宅兼店舗」にすることも可能です。

この場合、お金についてはネイルの道具や材料費くらいで営業をスタートできるのが強みです。

ただし、部屋にマニキュアなどの匂いがついてしまうことがあるため、換気には特に気をつける必要があります。

フランチャイズで開業する方法も

さらに、最近はフランチャイズ契約のシステムもあります。

これは、美容室やエステサロン等の店舗の一部スペースを借りてネイルサロンを開き、自身が売り上げた一部をお店に渡して、残りは自分の利益にできるというスタイルです。

毎月売り上げの一部を納めることになるとはいえ、初期費用を最小限に抑えての開業が可能です。

また、スペースを借りる美容室やエステサロンにそれなりに知名度がある場合、自分だけで一から開業するよりはお客さまを集めやすいといったメリットもあります。

開業しただけではお客さまは来ない!

独立をすれば、店に雇われているときよりも自由なスタイルで働けて、しかもたくさん稼げるかもしれません。

しかし、独立するとなれば「いちネイリスト」としての仕事だけではなく、「経営者」としての役目も担わなければなりません。

たとえば、店の売上管理などの経理的なことや、新規のお客さまを開拓するための営業活動、また、店が軌道にのって人を雇うことになれば教育プログラムの作成や人材教育まで行わなければなりません。

サロンのスタッフとして働いていたときよりも、雑務的なことを含め、圧倒的に仕事量は増えるはずです。

また、近年ではネイリストという職業の人気が高まるにつれて、ライバルも多くなっています。

同時にネイルサロンの数自体も増えているため、「ただ店を出しただけでお客さまが集まる」というわけではありません。

ですから、雇われの時代に人脈を作っておいたり、自分にしかできないようなオリジナリティあるサービスを追求して提供できるようにしておく必要があります。

独立にはそれなりの責任が伴うとともに、相当な努力も求められます。

まずはスキルを身につけたうえで、先々の計画を立てて、タイミングや状況をよく見て実行したいものです。

独立するために免許や資格は必要?

ネイリストとして独立開業する場合、特別な免許が必須というわけではありません。

しかし、技術的な面でお客さまの信頼を獲得するために、ネイリストの資格は取得しておくことが望ましいです。

「JNEネイリスト技能検定」であれば1級もしくは2級を、ジェルネイルを扱う場合には「JNAジェルネイル技能検定試験」があると心強いです。

また、店のホームページ上にどのようなサービスを提供しているのか告知したり、ネイリストの経歴や店内のイメージ写真を掲載したりして、初めてのお客さまが安心して利用できるような工夫をしていくことも大切です。