メイクアップアーティストの働き方

メイクアップアーティストの活躍の場は多岐にわたります。ここでは、勤務先を大まかな種類別に分けて、それぞれの仕事内容を紹介していきます。

1.雑誌・出版関係
2.TV・CM
3.化粧品メーカー
4.ブライダルサロン
5.その他

1.雑誌・出版関係

「sweet」や「nonno」といったファッション誌を中心とする雑誌や書籍を作る場合に、そこに登場するモデルに対して、撮影時のヘアメイクを施していきます。

このような現場で活躍するメイクアップアーティストは、ヘアメイクプロダクションに所属している人であったり、フリーランスの人もいたりとさまざまです。

単発で声がかかる場合もありますが、出版社や編集部との信頼を築ければ、年間を通して契約できることもあります。メイクを大々的に扱う特集が組まれた時は、自分の実力やセンスなどを世間にアピールするチャンスです。

しかし、現場の雰囲気を壊してしまったり、編集者の意図にそぐわない仕事をしてしまうと仕事を継続してもらうのは難しいため、常に緊張感を持って仕事に臨まなければなりません。

2.TV・CM

TV番組やCMの出演者にメイクを施していきます。

ここでのメイクアップアーティストの仕事は、雑誌とは違い流行を全面に出すのではなく、TVであればタレントの色(個性)を引き出したり、CMであればクライアントの指示通りのイメージ仕上げたりと、臨機応変な対応が求められます。

作品によっては早朝ロケや泊まり込みでの撮影があったり、同じ番組でも企画によって撮影場所が毎回同じとは限りませんので、不規則な勤務になりがちです。

ですが、現場スタッフは入れ替わりが多いため、多くの出会いがあり、自分を売っていく機会が増えます。また、ロケなどでさまざまな場所に行けるといったメリットもあります。

3.化粧品メーカー

単一のメーカーの社員(メイクアップアーティスト)として働きます。

メーカー勤務となれば収入面では安定しますが、社員として「自社の商品をいかに売るか?」を目的として動くため、プロダクションに所属する場合のように、さまざまな現場に出られることはあまりないかもしれません。

ただし、企業によって配属される部署はまちまちです。デパートなどの化粧品売り場でお客さまにメイクアップを施したり、新製品の開発に携わるなど、幅広い仕事に携われる可能性もあります。

4.ブライダルサロン

花嫁に対して、結婚式当日にヘアメイクを施します。結婚式という人生に何度とない晴れ舞台で、最高の美しさを演出しなければなりません。

そのため、事前に何度も打ち合わせを重ね、花嫁の希望をヒアリングしながら、最も美しく見せるためのヘアメイクを提案します。

そして、リハーサルでのメイクや衣装、会場、写真写り、全ての要素に関わっていくことが求められます。

プレッシャーが大きく、想像以上にハードな仕事内容ですが、ブライダルフェアやパンフレット作成の場でも活躍でき、やりがいは大きいでしょう。

5.その他

これらのほかにも、メイクアップアーティストが活躍できる場はあります。

たとえば、映画やドラマなどで必要とされる特殊メイクが挙げられます。シワや傷をあたかも本物のように見せる技術は、作品のリアリティを出すためには欠かせません。

こういった技術を持つ人は、テレビ局に所属してたり、特殊メイク専門のプロダクションやフリーで働く人が多いようです。

その他、サロンに所属して、来店されたお客さまに対してメイクアップを施す人もいますし、自らヘアメイクサロンを開き、経営者として個人のお客さまを相手に商売を行う人もいます。

仕事体験談