自分の技術に誇りを持ち、120%の仕事を!

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メイクアップアーティスト平山 竜巳さん

大阪府出身。大阪府立夕陽丘高等学校、関西美容専門学校卒業後、都内美容室に就職。その後、BE-STAFF MAKE UP UNIVERSALでメイク技術を学び、現在はフリーランスとして活躍中。

今の仕事内容を教えて下さい。

現在はフリーのヘアメイクアップアーティストをしています。主に、一般の方を相手にパーティやお仕事前のヘアメイクをしています。

僕は事務所に所属しているわけではないので、ヘアメイクの他にも個人依頼でライブやスチールの仕事であったり、メイクアドバイスを目的としたインストラクター業務などもさせていただいていています。

この仕事に興味を持ったきっかけはなんですか?

昔から特にヘアメイクに憧れていた訳ではないんです。ただ、両親が堅実な職業で、その会社一筋で勤続する姿を見てきた分、自分の力次第で自由に動ける職種に就きたいとは思っていました。なので特にきっかけがあった訳ではなく、ごく自然なカタチで今の業界を選んだ、という感じですね。

この仕事に就いた経緯を教えてください。

美容師時代に、もっと自分の生き方を自分で選べないものか。と考えた結果、メイク学校に通い、卒業後ヘアメイクアップアーティストの世界に飛び込びました。

通っていた学校ではどんな事を学びましたか?

技術はもちろんですが、職業訓練校のような環境だったのでカリキュラムの進め具合も申告制でしたし、現場経験も多く、アーティストとして大事な心構えを自然と学べた気がします。その時の経験や人脈が独立した今でもやはり基盤になっていると感じます。

今の状況になるまでに何か苦労はありましたか?

経済的な理由から「やりたいこと」と「やらなければばらないこと」の両立が辛かったですね。

生活のために、手に切り傷が絶えないバイトもしましたし、自分の手が人のお顔から遠ざかっていく感覚にジレンマを抱きながら、とにかく美容だけに集中したい!と思う一心で目の前の仕事をこなす時期もありました。

そういった状況をどう乗り越えましたか?

極力ポジティブに自分の気持ちを変えることから始めました。どんなに嫌で辛いことであっても「将来のための今なんだ」と自分に暗示をかけていました。

結局は、当時の状況を乗り越えたからこそ、多少のことでは揺るがない覚悟ができたのだと思います。

仕事の上でのこだわりはありますか?

こだわっていることは「誠実」であること。モデル、クライアント、スタッフ、そして自分にも正直に誠実であるように心掛けています。あとは体調管理ですね。常に最高のパフォーマンスができる状態を保つために、カラダには気を使っています。

影響を受けた物、受けていることはありますか?

ファッション誌や小説などには日常的に影響を受けています。その作品や言葉に込められた「人の思い」には影響を受けます。


今の仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

求められる以上の仕事ができた時は、自分が積み重ねてきたことが間違っていないと確認できるので嬉しいです。でも、まだまだ自分の仕事には納得できませんし、もう少し手助けできたのではないかと思うと、純粋には喜べません。

きっと10年、20年先も同じことを言ってるでしょうし、一生学べる仕事だからやりがいを感じるのかもしれませんね。

逆につらい時や心が折れそうになったことはありますか?

クライアントやモデルさんの要求に答えられなかった時や、イメージを形に表現できなかった時は本当に悔しいです。

職業病と思うのはどんな時ですか?

何かモノに触れる際、薬指を使ってしまう時です。一番力の入りづらい薬指をメイクでは使うので。あとは人を見ることや目を合わすことに慣れてしまっているので、たまに見過ぎて相手方に恥ずかしがられることがありますね。

一日の仕事の流れを教えてください。

基本的な仕事内容だと、朝は7時に家を出てメイクサロンで一般の方のパーティメイクを施します。その後は夕方まで、次の仕事の打ち合わせやメイクのリハーサルを行い、18時からは六本木でヘアセットを23時までするといった流れです。

休日の過ごし方やリラックス方法は何ですか?

リラックスというか、全く何も考えない”無”の状態をつくる様にしています。その状態で思いついたことを素直にやるようにしています。最近は作品撮りの案を練ったり、読書が多いです。

もし違う職業を選んでいたら何になっていましたか?

ものづくりが好きですし、何かつくることで自分を表現できる職業だとは思いますが、それは今も探している最中なので、これからヘアメイクを使って色んな職業を見てみたいと思っています。


ヘアメイクアップアーティストに向いている人とはどんな人でしょうか?

自己管理が必要だと思いますので、自分の行動に責任感がある人はおのずと技術も人格も備わってくるのではないでしょうか。現場ではヘアメイクは後回しになり、時間が押しているケースが多いので、どういう状況でも冷静に判断し、対応できる集中力は必要だと感じます。

ヘアメイクアップアーティストの未来や展望についてどう考えていますか?

ヘアやメイクに限らず、ライフスタイルをトータルで提案、提供していくようになるのではないでしょうか。その需要が増えていることも実感しています。

この仕事にはどんな人材が求められていますか?

この業界に限らずですが、自分の行動に責任を持って仕事をしていける人は求められるのではないでしょうか。

将来の夢はなんですか?

国内や海外、どこにいても自分を表現できる人になりたいですし、世界中の表現者と共演できればワクワクするでしょうね。

この職業を目指す方達へのメッセージ

厳しい世界ですが、常に刺激がありますし、これから益々面白くなる業界だと思います。そして一緒に盛り上げていければと心から思っています。思いきって一歩踏み込んでみてください。